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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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うれしい悲鳴!!

 認知症セミナー大森開催後、様々な方からの連絡が続いている・・・。

 今日も、平和島にあるクアハウスの方より連絡が入り、「認知症サポーター養成講座を全社員で受講したい」という申し入れだった。

 来週に、責任者の方と会い、講座の開催数、日程などの具体化をすることとなった。
 
大田区でも区長が変わり、「緊急2カ年計画」を立てた。その中に、「認知症予防の推進」が計画にしっかり盛り込まれている。

 認知症サポーターの取り組みは、地域で暮らしている認知症(何も、認知症の方に限定することはない。広く、高齢者の方々)の方々を地域が支えあっていくという観点から、この取り組みは非常に意味があることだと感じている。
 
また、認知症サポーターを要請するための講習を行う講師を「キャラバンメイト」と呼ぶが、大田区でも、このキャラバンメイトを増やしていくための研修を11月末に行うこととなった。

 私の所属する「牧田総合病院」の看護部長に、この取り組みの趣旨を説明し、キャラバンメイト養成研修への参加を募ってもらったところ、今日看護部長から連絡が入り、5名の看護師が研修に参加し、キャラバンメイトとして活動していく希望が出た。

 当病院の病棟看護師が、地域に出て、様々な人たちと話すことは、看護師自身にも在宅、また地域を実際に知ることができるいい経験になると思います。
 
重なるときには、重なるもので、看護部長とそんな話をした後に、院長から直通電話が入り、医療向けに出版している雑誌編集者が院長を訪ね、院長が先日の認知症セミナーの話をしたところ、話を詳しく聞きたいと、支援センター事務所にやってきた。

 この方は、医師向けの雑誌編集を専門にやっていたが、今は、認知症専門の雑誌を新たに作り、の各地域での取り組みや、認知症の方の具体的事例に対しての関わり方などを季刊として発行しているそうである。

 初対面だったが話しが弾み、11月22日に開催する「大田区介護従事者交流会」に誘ったところ、その日は、午後まで三重県の伊賀にいるそうだが、終って駆けつけてきてくれることになった。
 
伊賀に行く理由は、伊賀の商店街の皆さんと弁護士が協力して、「悪徳業者バスターズ」という活動を行っていて、その取材だそうである。

 悪徳業者に被害にあっても、高齢者から、弁護士に直接相談がいくことは全くと言っていいほどない。

 また、相談に行くとしても、すぐに弁護士事務所に行くことはなく、被害にあってかなり日数がたってからである・・・。

 そこで考え付いたのが、弁護士が、商店街の人たちに、悪徳業者被害の実際を伝え、クーリングオフなど対処法も理解してもらったうえで、店の前に「 この店は悪徳バスターズ!! 」と大々的に掲示してもらう。

 普段買い物をしているなじみの八百屋・魚屋の人だけに、相談しやすい。相談しやすいから、何かあればすぐに話せ、早い対処ができる。

 翌日や2~3日後に商店街の人に相談すれば、商店街の人からホットラインで弁護士へ、そして、クーリングオフも活用できる。

 こういったことを伊賀という街が行っているそうです。

 「悪徳バスターズ!!」という名称も商店街の人たちがみんなで集まり、考える様子を思い浮かべると、何と微笑ましく、頼りがいのある名前だろうとうれしくなってくる。

 きっと、ユニホームなどもあるのではないだろうか?この編集者が、伊賀の山から「大田区介護従事者交流会」に駆けつけてきてくれたときに、みやげ話をたくさん聞きたいと今から楽しみにしたい。
 
「認知症セミナー」という大きな取り組みを、大変だったが行ったことで、また新たな人たちと知り合うことができ、包括支援ネットワークを、また新たに構築していく勇気をもらえたような一日でした!
 

地域包括支援センターも男性2名になり、地域夏祭り「男みこし」に初参戦 !!(恥ずかしいので小さめな写真で・・・)勇ましい姿を地域中に見せようと思ったが・・
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10分後には、腰くだけ・・・。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

好きな言葉

 
むずかしいことをやさしく・・・

 
 やさしいことをふかく・・・・・


  ふかいことをおもしろく・・・・



澄んだ青空に、しっかりと根を張りたいものです・・・。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

私の愛した街

 昨日、認知症セミナーが約180名の参加で終わった。台風の中、大勢のみなさんが参加してくれました。

 半年前からシンポジストを決めることに取り掛かり、医師、弁護士、行政、地域包括支援センター、独立型社会福祉士、認知症対応型デイサ-ビス各専門家の方々で、社会福祉や制度に対して自分の考えを持っている人を見つけだすのにはかなり時間がかかった。

 また、やっとみつけてもそういう方は中々引き受けない。やっとメンバーが決まって打ち合わせ、これもみなさん個性のある方々なので、方向性が確認できたときにはホッと胸を撫で下ろしたことを思い出す。 
 
「何でわさわざ準備が大変なシンポジウムをやることにしてしまったんだろう」と後悔してたのもこの時期でした。

  シンポジウムを行おうと考えたのは、自分たちが行うセミナーは、専門職が必要とする知識を学ぶものではなく、「認知症の人が、ご家族が安心して暮らしていける地域に!」

 そこをテ-マにしたときに、幅広い専門家・現場職員・地域住民・本人・家族が考え合える場としてのセミナーにしたかったのです。

 そして、今回関わっていただいたシンポジストの方々も、このセミナーが終わったあとも、この地域のことにずっと関わってもらえるつながりを創りたかったのです。
 
セミナーが終わったあと、弁護士の方が、来年度、大田区ケアマネ-ジャ-対象の行政研修に参加してくれることになりました。

 やはり、シンポジストで参加した、行政係長が私以上に、熱く依頼していて「あなたに来ていただければどんなにいいか?でもあなたを呼ぶだけの参加費が出せるかどうか?」との話しに弁護士が、「私はこのような活動で飯を食っていこうと思っていません。

 仕事は別にありますから。費用はいりません。今日をきっかけに知り合えたのですから、どんどん利用してください!」

 この二人を、二人とこの地域のことを、これからも考えられることを誇りに思います。

セミナーには、この地域の民生委員も20名を越える方々が参加してくれました!

 セミナーが終わったあと、ご挨拶をしたら、「あなたが見やすい位置に横一例に座っといたの、シンポジウムの司会よかったわよ、私たちが見守っていたから緊張しなかったでしょ。これだけの綺麗どころ揃えたからね。」と大笑い。

 以前、ブログ「夏の大切な思い出」で書いたSさんの奥さんも参加してくれた。ブログも読んでくれているそうである。
 
事前準備、当日の受け付けや様々な役割も、実行委員という形で地域のケアマネ-ジャ-・サ-ビス事業所の職員が、20名ほど関わってくれました。

 当日に向けて実行委員会を重ねる中で横のつながりも生まれてきています。

 「本人・介護者をあたたかく支え合う大きな大きな幅広いネットワークの構築」これなしには、すぐそこにやってきている世界中誰も経験していない超高齢社会を、支えることなどできません。

 「職場がある街」から、「私の愛する街」そう感じることができた、すてきな一日でした。


雨の中、大勢の方々が参加してくれました。
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セミナー当日がこんな秋晴れのいわし雲がでていたら・・・、と思うとちょっと残念!
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

認知症セミナー迫る!

 日付けが替わり、認知症セミナーがいよいよ明日になりました。締め切りは過ぎたが、今週になっても参加申し込みの連絡が入り、今日現在245名の参加予定者となった。


 3月末に行った第1回めも、200名と同じ規模だったが、今回は地域住民・介護者の割合が全体の約4割と増加しているのは、「専門職だけでなく、地域で支え合っていくために考え合う」ことを、このセミナーの開催当初からの目的としていただけに主催者の一人としてうれしい。


 シンポジストの顔ぶれも、各専門家としても素晴らしい方たちだが、何よりも地域に足を運び、実際を創り出している方ばかりなので、座長の進め方がよっぽど悪くないかぎり、教科書に出ているような最もな答えではなく、参加者と考えることができるシンポジウムが実現するでしょう。


地域で長年続いている家族会の会長と、このセミナーの取り組みを通して知り合うことができました。


 セミナーの主旨に賛同してくださり、家族会のみなさんに参加を呼びかけてくれました。 その会長から、「ひとつだけお願いがあります。ぜひ息長くこのセミナーを続けてください!」と話しがありました。


 うれしい反面、期待に添えるのか?という気持ちが自分自身では消えません。


 今の包括支援センターの体制を考えると、昨年ほどではないにしても、増え続ける介護予防プラン作成件数、地域のネットワーク構築を地道に積み上げようとすればするほど、職員に負担がかかってしまうのが現実です。


(確かに3職種一人ひとりの専門職としての成長、また業務内容の検討がまだまだ必要なのは前提としてありますが・・・)


 包括支援センターに求められているものが、この一年間で確信になってきているだけに、歯がゆく、悔しい思いでいっぱいです。


 地域包括支援センターの本来の設置目的、今後の介護予防プラン作成件数の増加割合を検討し、3職種が権利擁護・ネットワーク構築に専門性を発揮できるよう心から望みます。


疲れが出てきているのか、尻すぼみの書き込みになってしまいました 反省


 ゆっくり寝て、また前向きな、能天気な、がむしゃらな自分を取り戻せたらと思います。おやすみなさいzzz


山梨、伊豆地方で古くからあるつるし雛。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

認知症サポーターあつまれ~!!

 平成16年12月に「痴呆」の呼び名が「認知症」に改まり、翌年、平成17年が「認知症を知る1年」と位置づけられました。

 単なる呼称変更にとどまらず、今後多くの人に認知症が正しく理解され、また、認知症の人が安心して暮らせる街がつくられていくよう、その第1歩として厚生労働省より「認知症を知り地域をつくるキャンペーン」が全国で開始されています。

 認知症サポーターとは、キャラバンメイト(行政職員・看護師、保健師・包括支援センター職員で認知症に関する専門研修を受けた者)による認知症サポーター養成講座を受講した人が「認知症サポーター」です。

認知症サポーターになったからといって何か特別なことを行うのではなく、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る応援者であり、その上で、自分ができる範囲での手助けをします。

 例えば友人や家族に認知症についての知識を伝える。隣人・商店・交通機関など、街で働く人として、できる範囲のことをする等活動内容はさまざまです。認知症サポーターには認知症を支援する「目印」として、ブレスレット(オレンジリング)をつけてもらいます。このオレンジリングが、連携の印になるような街を目指す全国的な活動です。

(サポーターの証!オレンジリング)
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 何度かこのブログでも話題にしている、我が街の老舗百貨店、「ダイシン百貨店」は地域密着デパートなだけに、開店と同時に高齢者が買い物にやってきては、デパート内の脇のベンチで一日過ごす方も少なくありません(昼ご飯は6階にある大食堂。安くてボリュームがあると評判です。ぜひ一度行ってみてください)。

 「高齢者の社交場」の役割も地域で果たしています。
 
このダイシン百貨店が、今後介護予防に力を入れるとのことで、3階介護用品売り場に、さまざまな福祉・介護の催しができる50人ぐらい入るフロアーを作ってくれました。

 そこで、ダイシンの担当者へ、この「認知症サポーター」の話しを持ちかけたところ、職員全員で受講してくれることになりました。8月22/23/24日、午前・午後計6回170名を超えるダイシン百貨店の認知症サポーター誕生です!


みなさん、仕事を抜けて真剣に聞いてくださいました。
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養成講座が終わり、オレンジリングを誇らしげに見せてくれました。このポーズが今、私たちの間で挨拶代わりになっています。
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 営業の方・レジの方・鮮魚コーナーのまかないの方など制服のまま、仕事を抜けて一生懸命受講してくれました。最近では、私がたまにお弁当を買いに行くと、職員の皆さんが気軽に声をかけてくれ、腕を上げてリングを見せてくれるのが挨拶代わりになっています。
 
「ダイシン百貨店」にとっては、この取り組みに参加した目的が、イメージアップにつながるという事なのかもしれません。

 それでもいいと思います。認知症に対しての正しい認識を持つ人が地域に増え、「何かおかしいなあ???」と思ったら地域包括支援センターに連絡をくれる。

 そして、そこには顔なじみの職員がいるから、安心して気軽に「こんな人が来てるんだけどどうすればいい?」と言える・・・。

 こんなつながりが、じつは大切なのだと思います。

 来年4月開催予定の「第3回認知症セミナー」では、参加者全員に養成講座を受けてもらい、帰りにはみんなが認知症サポーター!という内容で開催予定です。地域の皆様と、この認知症サポーターの取り組みを通してつながり合っていきたいと思います。 


第3回認知症セミナーの案内です。まだ、詳細については、決まっていませんが、とりあえずお知らせまで。詳しく知りたい方は、プロフィール内連絡先に連絡か、コメントしてくれれば、お知らせします。

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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

高齢者を支える大きな人間関係づくり!

  一般高齢者施策「介護予防教室」は将来的に要介護・要支援となる可能性のある方を対象に、自分自身で介護予防を行っていくきっかけとなる催しである。

 1ヶ月に1回、計6回を運動機能低下予防、低栄養予防等、様々なテ-マで取り組んでいる。

予防教室も現在4ク-ルに入り、我が街の老舗百貨店「ダイシン」の3階介護洋品売場のスペースをお借りして開催しています。

 介護予防教室を終了した方たちを対象に、牧田総合病院検診センターで年2回(春・秋)開催している「さわやか歩こう会」に誘っている。

第1回予防教室参加者が未だに多数の出席をしてくれているのはうれしいかぎりです。 春はお台場、秋は支援センター公園前から平和島公園まで、3キロ、5キロ、10キロコ-ス本人希望で行う。

 季節を感じ、仲間としゃべりながらのウォーキングは、心地よい体験となり、みなさんいい笑顔で帰ります。

縁があって、先日京急ホテルの社長と食事をする機会がありました。話しを肴に酒を飲む典型的な酒飲みさん。職場同様、「地元の大田区も心から愛しているんだなぁ」と話しの隅々から感じます。

「さわやか歩こう会」についても、「お台場なんて行かないで、地元を歩きましょう!史跡を歩く、それなら私が案内します。

 どこがいいかなぁ・・・、そうそう、品川神社には板垣退介の墓があるんですよぉ~・・・。沢さん今度休みにまず二人で歩きましょう!」等々話しは続きました。

言いたかったのは、包括支援センターのネットワーク構築に向けての取り組みは、地域の方々に一緒に関わってもらった方が専門職が企画するよりもよっぽど地域性に沿った 、取り組みができるということ。

 言い換えれば、地域の方々に関わってもらわなければ意味がないのです。 「地域で高齢者を支える大きな人間関係をつくる」と考えると、この仕事にも疲労感だけでなく、力が湧いてきます。



三浦のみかんも、この間の秋晴れでおいしそうに色づきました。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

Long and winding road

 神奈川県三浦の大根畑の一本道。曲がりくねった道ですが、長くどこまでも、一本続いている長い道・・・。この道の先には、どこまでも澄んだ青空が広がっています。まるで、一人ひとりの大切な人生を見ているような気がします・・・。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

今、医療と介護を一体として考える必然性

 平成18年4月、5年を経過したその経緯を踏まえ、介護保険制度として初の改正が行われた。

 確かに介護保険制度として初めての大幅改正、そこから「介護予防」「地域包括支援センターの役割」等、様々な変更点を考えていくことも出来ると思うが、改正点の狙いは見えてこない。

この18年4月は、じつは、医療保険制度と介護保険制度の初の同時改正こそ、キーワードとなっている。
 
医療・介護療養病床の再編は、長期入院者の増加抑制を目的に、平成24年には病床自体をなくす方向に向けた。

 今まで長期入院をしていた医療依存度の高い患者たちは、介護保険施設、有料老人ホームなどの施設、または、在宅へ行かざるを得なくなる。

 そこで、在宅・介護施設へので24時間往診、ターミナルケア等を行う要となる在宅療養支援診療所をつくり、そこに別格となる医療報酬を与えている。

 今後、医療依存度が高く、重度な利用者が施設・在宅に増えていくが、平成18年4月以降、在宅支援診療所と施設・在宅の専門職種との連携の形は見えていないように感じる。
 
来年4月の医療法改正(介護保険制度は3年に1度だが、医療保険は2年に一回)に向けて、医療の現場では、疾患ごとの連携パスが「地域完結型医療」を目指して各地域で活発な取り組みが始まっている。
 
疾患ごとに、「連携パスの対象の患者に対し、連携パスに基づいた診療計画を説明し、その診療計画を文書にて患者・家族へ提供した場合、(退院時は退院後の療養計画を患者・家族そして、紹介元の連携医療機関に渡した場合に)入院時は地域連携診療計画管理料が、退院時は地域連携診療計画退院時指導料が算定できることになる。

 対象疾患としては、大腿骨頚部骨折・脳卒中などである。「連携パス」とは、簡単に言えば、各疾患に対して、共通の書式に基づき、診療、退院に向けた取り組み、退院後の連携を計画的に行うことである。
 
重要なのは、この連携パスは「地域連携パス」として、かかりつけ医→急性期病院→回復期病院・施設→そして、維持期として、かかりつけ医はもちろんのこと、介護保険施設・在宅(ケア・生活)も含まれた検討が行われていることである。
 
 今でも入院していた利用者の病名、入院中のリハビリ内容退院時の情報が少なく、退院後の調整やサービス事業所との内容の確認がとれず、苦労しているケアマネージャーの方も多いと思います。

 この疾患ごとの地域連携パス書式作成にあたっては、医師・看護師・PT・OT・ST・ケアマネージャー・MSW・栄養士・介護施設等多職種によるワーキンググループでの討議による作成が必須でしょう。

 残念ながら、我が大田区は、この地域連携パスに関しては、後進地域で地域の中での主体的な舵取りをする病院も決まっていません。

 私たちの所属する医療法人もやっと、院内での論議が始まった段階です汗;
 
この地域連携パスの取り組みを通して考えているのは、地域ケアの総合力・包括性が今、試されている時期だということ。

 難病でも、重度障害でも、末期がんでも、認知症でも、おそらく誰でも同じ共通の思い「生まれ、友と出会い、子を育て、たくさんの思い出がある、そして何より我が家があるこの地域でできる限り暮らしたい」という大部分の方の個人の尊厳を、地域医療・保健+地域福祉+介護サービス+地域住民のつながりで実現させていく・・・。

 そのための大動脈のような太く・流れのある地域連携パスをつくりたいと思っている。
 


さわやかな写真をどうぞ。東名高速富士川インターから望む秋空のもと、どっしりたたずむ富士山。絶景です。
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テーマ: 医療・介護・障害制度改正の余波
ジャンル: 福祉・ボランティア

長寿を支えてきた日本の食事

 父母の実家(山梨県勝沼、今は高齢世帯)での通常の食事です。大鍋で作った煮豆・煮物・きんぴらごぼう・お浸し・漬け物、全て自分の畑で育てたものです。

 大量に作るので、無くなるまで同じメニューが登場します。これに朝は生卵とみそ汁。夕食は魚と朝作ったみそ汁が付きます。ちなみに、右上の物体は、行く途中でおみやげに買った「メロンパン」。このテーブルには合わないですよね。
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 昨年までは、巨峰を作っていて今の時期は巨峰の段ボール詰めに借り出されましたが、叔父が「要介護状態」となり、今は叔母が自分たちで食べる分の野菜ぐらいしか行っていません。

 毎年この季節になると、手伝っている頃のことを思い出します。

テーマ: つぶやき
ジャンル: 福祉・ボランティア

第2回認知症セミナー大森

 「地域包括支援センター入新井」・「地域包括支援センター大森医師会」他、製薬会社共催にて「認知症セミナー」を半年に1回ペースで開催しています。第2回目のセミナーが、10月27日に迫っています。

 今日現在で、230名を超える方々の申し込みがあったことは、うれしいことです。
 
今回は、地域の認知症対応型デイサービス・デイサービスの事業所で案内を利用者のご家族へ配っていただき、実際介護をされているご家族が多数参加してくださいます。また、この地域の民生委員の方も、ほぼ全員で出席してくれます。
 
「認知症になっても安心して暮らせる地域づくりを考える」をテーマに第1部は医師会代表理事の医師が、『高齢者虐待と認知症』の講演。

 第2部は、医師・弁護士・行政職員・認知症対応型デイサービス相談員・独立型社会福祉士・地域包括支援センター職員と幅広い専門家に出席してもらい、シンポジウムを開催します。
 
今日は、シンポジウムの最終確認で、「包括支援センター大森医師会」のリーダーと医師、行政センター係長のところへ伺い、最終打ち合わせを行いました。

 「地域の方々と認知症について考え合うきっかけになれば・・・」と打ち合わせにも熱が入ります。

 専門職の認知症に関する研修は、今盛んに行われていますが、この地域で暮らしている地域住民の方々・介護者・各専門職・行政・医療が地域を真剣に考え合うセミナーにしたい、そして継続していきたいと考えています。
 
打ち合わせをしながら、顔にしわを寄せて、「自分が何を話せるのかなあ・・・?」と真剣に悩んでいる行政センター係長を見ていて、「一般論で終わらない、いいシンポジウムができそうだなあ・・・」と感じました。

 地域に住んでいる方、この地域で様々な分野で働いている人たちが思っていることを出し合う。

 行政にもできることとできないことがある、ケアマネにも包括支援センターにも、医師にも、家族にも、それは同じこと。

 だから考え合う、話し合う場が必要なのだと思います。力を合わせて、支え合うことができる地域に、地道な歩みを進めたいと思います。

「第2回認知症セミナー大森」の案内はこちら(今からでも申し込み可能です)
       ↓
http://www.makita-hosp.or.jp/nearh/02n-seminnar.html


 最近忙しくて飲みに行ってないなあ・・・。ちなみに左はエビス生ビール、右は店員さんがテーブルに持ってきてくれたところで炙った炙りさばです。おいしそうでしょう、ここに行ったのも、だいぶ昔の話しです 涙
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テーマ: 福祉のイベント
ジャンル: 福祉・ボランティア

我がよき友よ!

 ブログを開設し、仕事から帰って疲れた状態でも、何とか継続できそうなリズムができたので、この10年間福祉の仕事を始めてから出会ってきた仲間たちにブログを開設した報告メールを昨日一斉に送ってみた。

 うれしいことにこの日は1日で100件以上の訪問者がありました。
 
小学校3年生から中学まで同級生だったMさんは、特別養護老人ホームでアロマセラピストボランティアとして、ハンドトリートメントを行っているそうです。

 「お互い大人になったね」と(年齢的には大人になってから20年も経過しているのですが・・・)嬉しいメールをもらいました。
 
新米ケアマネージャーとして、初めて仕事をしたのは、横浜の施設で施設ケアマネージャーとしてでした。

 右も左もわからない私を、なぜか「沢にい、沢にい」と本当の兄のように慕ってくれた請求担当のNさんは、なんと1児の母として、愛娘の写真付きメールを送ってくれました がーン

 「まったく音沙汰がないからすっかり忘れられたのかと思った怒リ!!!」とちょいと怒りモードもNさんらしく懐かしい。今は職場復帰し、仕事に子育てにがんばっているのでしょう。
 
同じく請求担当だったHさんは、あわただしい毎日の中で、今も趣味も楽器演奏会を定期的に開催しているそうである。

 「ギターは今でも弾いていますか?」というHさんのメールで思い出しました。施設ケアマネとして働き出して1ヵ月後ぐらいから、各階をギター1本持って回り、「愛の賛歌」「上を向いて歩こう」など入居者の方々と声を大にして合唱したことを・・・。

 「今も回数は減りましたが、機会あるごとに弾いてますよ。マイギターは職場に常に置いてます。年月がたちましたが、あの頃と何も変わらない自分がここにいますよ!」とこの場を借りて、Hさんに伝えたい。
 
社会福祉士を目指して忙しい中メールをくれたYちゃん、星ちゃん、合格して共に歩んでいくことを心から応援しています。今まで出会ってきた我がよき友、私の宝です。



昨年の箱根登山鉄道の紅葉。今年の見頃はいつぐらいですかねえ・・・。
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テーマ: つぶやき
ジャンル: 福祉・ボランティア

しゃべれども しゃべれども

 久しぶりの休暇に「読書の秋」を実行しようと、佐藤多佳子著「しゃべれども しゃべれども」を読みました。人とのコミュニケーションをとることが苦手な人たちが、落語家修行中の主人公に落語を習うこととなる、そして・・・。
 
児童演劇の仕事をしているときに、「子ども寄席」という公演を開催した時のことを思い出す。落語には事前に何を話すか題材を表示することはない。事前に表示するのは「誰が来て話すのか」だけである。

 落語家は、ベテランになればなるほど舞台に座るまで噺を決めない。舞台に上がり、観客との他愛もない会話のやりとりから「今日はこの噺でいこう」と決めるそうである。「真打ち」とは落語を極めた落語家の頂点である。
 
 ここからは、「子ども寄席」を開催したときに来てくださった「真打ち」の落語家から聞いた話。「真打ちとは心打ちと本来は書く。来てくださったお客さんと心を通わせ、心を打つことができる噺ができる噺家、それが真打ちの位を頂ける噺家なのです」と。

 私たちの仕事も共通することがあるように思います。本人・家族と向き合い、心を通わせ一緒に考えあう、ここに「心」がなければ成り立たない。

 「真打ち」の噺は、そこに情景や匂いまで伝わり、テレビでは味わうことのできない笑いと、観客との心の通い合いが生まれる。

 心と心の通い合いの中から信頼が生まれ、相談が始まる。明日から、また新たな気持ちで相談者や地域の方々と向き合っていきたいと感じることのできた休日でした。



丹沢の宮ヶ瀬湖も秋化粧です。
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テーマ: つぶやき
ジャンル: 福祉・ボランティア

大田区で働くみんな集まれ!!

 私たちの包括支援センターで4年前から行っている「大田区介護従事者交流会」のお知らせです!

 大森地域のさまざまな事業所の仲間たちと、事業所・職種を越えた横の連携をつくりたいという思いで開催したこの会も、回を重ねるにつれ多くの方々が参加してくださるようになり、昨年は94事業所200名の方々の参加で開催することができました。
 
この仕事を続けてきた中で痛感しているのは、地域でこの仕事を続けていく人たちが少ないこと。

 介護保険制度が始まって、来年4月で8年。まだまだ産声を上げたばかりのこの福祉の専門職集団です。しかし、様々な理由で退職・転職していく人たちが多い現状です。

 「この仕事は続けていきたいけど、低賃金、重労働で生活が続かない」「職場の方針についていけない」など、思いを抱いてこの世界に飛び込んできた素敵な方々が続けていくことができない環境を何とかしたいという思いは、この仕事を続ければ続けるほど、新しい人と出会えば出会うほど痛切に感じます。
 
ひとつの職場内で少人数のスタッフ内で、乗り越えていくことも大切だと思いますが、職種、在宅・施設サービス、福祉・医療・行政、多くの枠を超えた顔の見える連携。

 多くのこの業界を支えている人たちとの大きな輪をつくることが日々の忙しさの中で、この仕事を続けている自分自身の確信につながると信じています。
 
今回は大田区高齢事業課の方にも参加してもらいます。

 行政の方々にも、高齢福祉を支えている地域の専門職の土壌が育たない限り、地域の高齢福祉計画など立てることができないことを伝え、行政として、「現場で真剣に働いている人たちに本当の意味でエールを送って欲しい」と思い声をかけたところ、参加してくれることとなりました。
 
 今の私たちが、大田区の土壌をつくることが未来の専門職を目指す人たちにバトンをつないでいける、目指す人たちが増えていくことにつながる、小さな歩みでしょうが、そうあってほしいと思います。

 個人での参加も大歓迎です。「第4回大田区介護従事者交流会」へ参加して、大田区で、同じ世界で働いているもの同士おおいに語り合いましょう!

11月22日(金)18:30~21:00 「大森東急イン」5階 
                      フォレストルーム

詳しい案内は、10月15日に更新します。

こちらです。プリントアウトしてFAXにて送付してください。
        ↓
http://noborisawa.web.fc2.com/kouryu4

テーマ: イベントのご案内
ジャンル: 福祉・ボランティア

この地域で一緒にやろうな!

 わが地域包括支援センターでは、毎月「E看護専門学校」から実習生を受け入れています。業務が多忙な中、快く実習生を受け入れてくれている職員の一人ひとりには感謝でいっぱいです。

 今日は男性・女性2名でした。何年か前までは考えられないことですが、今は、看護師の資格試験でも介護保険制度・在宅サービス・地域の連携についてなどの割合の比率が高くなっていてるとのこと。

 試験問題の比率が高くなっているだけでなく、新卒での在宅看護を希望する生徒が増加しているようです。
 
キラキラ輝いた目で「一言一言漏らすまい」と真剣に耳を傾ける実習生・・・。

 自分たちが日々行っている包括支援センターの業務を、それぞれの専門職種の視点から話す、わが素晴らしき職員。

 毎月の実習生受け入れは確かに大変なことですが、毎月行うことで、じつは私も含めて包括職員が、実習生からこの包括支援センターの各専門職としての確信を学んでいるように感じています。

 相手に自分が行っている有り様を理解してもらうためには、自分自身が役割を理解していなければなりません。そして、自分が行っている業務への確信を持つことも・・・。

 今日の昼休みも、事務所の奥から実習生とわが職員たちの食事中の笑い声が聞こえています。そんな時、パソコンを打ちながらにやけている、いやらしいセンター長が私です。にっこり
 
毎月、最後のまとめのときに、必ず実習生に伝えていることがあります。

 「何年後かには、きっとこの地域で一緒にやろうな!」実習生からは決まって、「はい!」と笑顔がかえってきます。この笑顔といつの日か手を取り合えることを力に、今日も頑張りたいと思います。

 実習生の未来と、わが素晴らしき職員に、私が好きな「土井大助さん」のこの詩を贈ります。

「春について」

だれもうたがうものはいない   今が冬だということ 
冬のあとには春が来ること

だが君は知っているか      春はどんな顔をしているか
どんな歌を歌うのか

過ぎ去れば青春はいっとき    人生だってたぶん・・・。
確かに黙っていたって春は来る
けれどもそんなのっぺらな春が来たとて 君は泣けるか 笑えるか

しゃんとした春を彫刻するなら  この冬の壁にノミを打たねば
晴々と春の歌が聴きたいなら   まずこの凍った土を掘り起こさねば


喜びの折りの友情はにぎにぎしく つらいときの友情は身にしみる
冬はむしろ本物を試すいい季節だ 

僕等のこの時代をのちの世の人々は語るだろう
だが、まず僕等自身たっぷり語ろう

どんな冬があり 春があったか
つらい冬の中で 春がどんなにけなげに燃えたか

そして冬から春にかけて     青春も人生も
決していっときなどでなかったということも・・・



秋ですね

テーマ: 福祉のお仕事
ジャンル: 福祉・ボランティア

要介護者がいない?

  「要支援の方は今いっぱいで・・・」

 「要介護の方なら空きがあるんですけどどなたかいませんか?」 

 最近、包括支援センター職員と居宅介護支援事業所との間でよくあるやりとりである。

 居宅介護支援事業所にとって、ケアマネジメントを行う労力と時間はほとんど変わらず、「要支援」と「要介護」では介護報酬の差が2.5~3倍も違うということになれば、先ほどの会話のやり取りもうなづける。

 ただ、要支援を受けないとなると、認定者の半分弱が要支援者なのだから、今度は居宅介護支援事業所にとって「利用者がいない」ということになってしまうのである。

 ケアマネージャーの件数の制限ができ、8件という要支援者の制限も、移行期間が過ぎ今年度から正式に実施されている。
 
この間の制度改正のいくつかを関連付けて、厚生労働省の狙いを考えている。介護報酬についてはなぜ、要介護者のプランと、要支援者のプラン料にこのような格差をつけたのか?

 同じケアマネジメントでありながら、一方は毎月の訪問が義務付けされ、一方は、基本的に3ヶ月に1回のモニタリングである。

 「重度者だから・・・、軽度者だから・・・」ということでの報酬や業務内容の線引きは本来のケアマネジメントの観点からも疑問を感じる。

 ケアマネージャーは、要支援者を受けても、事業が成り立たないような報酬設定にし、要介護認定者のうちの約半数を包括支援センターに責任を負わせ、そして、ケアマネージャーの事業所を淘汰していくようにしか思えない。



さんまのおいしい季節です。魚屋さんで撮影だけは無料にしてくれました。
            ↓
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テーマ: 医療・介護・障害制度改正の余波
ジャンル: 福祉・ボランティア

仕事に希望が持てない

 2005年度厚生労働省の調査によると、福祉施設の男性介護員(介護福祉士を含む)の平均年収は315万円、女性職員は281万円、この年の全労働者の平均年収453万円を大きく下回っています。

 また、介護福祉士の資格を持っていても、仕事を始めたばかりの人で月収の手取りが13万~14万円ぐらいという人もいます。
 
この仕事をしていて、日々出会う介護に携わる人たちの瞳の輝きをいつも感じています。

 一方で、退職することになったと話しに来てくれる人と話すときの悔しさと寂しさと、この業界に対する危機感を同じように感じます。

 自分自身の生活環境が基本的に成り立っている土台があるからこそ、専門職として、高齢者の『生活』に向き合うことができると思います。

 また、職場環境にしても、安い賃金での長時間労働、日々の介護や相談に追われ、将来に展望が持てない。
 
医療と福祉の連携が叫ばれて久しい。連携の大切さを否定するつもりはサラサラないが、同じ生命と向き合う国家資格を有する専門職種として、せめて医療職と対等の待遇を考えて欲しい。

医療に比べ、まだまだ歴史が浅い介護の専門職だと思う。ただ、若者たちが、この福祉の仕事に理想と理念を持って入ってくる最低限の生活の土壌を国に求めたい。

 そして、私たちにも、地域の中で福祉専門職が続けていかれる、事業所を超えた連携をつくる責任があると思います。

 人と向き合うことができるのはやっぱり人しかいない!そんな気持ちでいっぱいです。


秋の夕陽がとてもきれいです・・・
      ↓
雨上がりの夕陽がとてもきれいです
 

テーマ: 介護
ジャンル: 福祉・ボランティア

10年ひとむかし

「10年ひとむかし」と言います・・・。

 この世界に飛び込み、ちょうど10年めの秋が訪れています。住んでいる川崎から隣の街でしたが、大田区は自分にとって30歳になるまでなじみの薄い街でした。

デイサービスの面接のため、大森駅を降りたのがちょうど10年前。

 町並みは今と変わっていません・・・。ですが、自分にとっては、様々な人と出逢った大切な街に大変貌を遂げました。

 「10年ひとむかし」とは、建物や環境、の単位ではなく、やはり人間の歩みの中で生まれた、ひとつの大切な単位(節目)なのだと実感します。
 
大学卒業後、「本物の舞台芸術を地域の子どもたちに!」と、さまざまなジャンルの演劇を子どもたちに出会わせる、文化団体の事務局を8年間勤めました。

初めて出会う生の演劇に目を輝かせる子どもたち。

 殺伐とした社会の中で、「わが子をどう育てていけばいいのか」と真剣に考えあう母親たち。

 「未来を創る子どもたちにこそ最高の舞台芸術を届けたい」と真剣に向かい合う演劇人の方々。

 物事の見方・考え方も、まだまだ未熟な20代の自分にとって・・・、そしてあの頃から20年経った今の自分にとっても忘れることのできない、そして今の自分にとって、どんなに時代が変わっても譲れない大切なものを教えていただいた8年間でした。
 
この仕事を辞めた後、工学部出身だった自分が、なぜその方向で仕事を探さず、しかも、全く出会う機会のなかった高齢者福祉の世界に飛び込んだのか???

 やはり、人間と向き合う仕事をやり続けたいという30歳の自分がそこにいたのだと思います。

この世界に飛び込みちょうど10年が経ちました。

 デイサービスの介護職員として、初めてのミーティングで職員たちが普通に会話している言葉の一つひとつが全て英語のように聞こえ、全く理解できなかったこと・・・。

 排泄介助で、何人かの女性利用者のパットを裏返しにして、接着面を陰部へ何の疑いも持たず貼り、数日後、家族から苦情が噴出、女性職員から人間失格のように激怒されたことを昨日のように思い出します・・・ うっとり
 
秋深く、3連休の間に、今までの道のりをふっと考えてこのような書き込みになってしまいました。
  

テーマ: 福祉業界への就職・転職
ジャンル: 福祉・ボランティア

大切な夏の思い出

 ケアマネージャー時代から関わっていたSさん・・・。

 脳梗塞による麻痺が残り、回復期リハビリテーション病棟から退院。本人の強い機能回復への意志もあり、通院でのリハビリ、在宅でのリハビリと奥さんとの二人三脚で自宅内移動も可能になりました。

日々リハビリにがんばっている様子を、実演を交えて話してくれるSさんに、毎月の定期訪問で会えることが楽しみだったことを昨日のように思い出します・・・。
 
奥さんから前立腺ガンで、転移もあり、余命半年と、医師から話しがあったことを伝えられたのは昨年の初めでした。

 奥さんは性格や様々なことを考えて、Sさんに告知をしないことを決断しました。

 脳梗塞後、様々な病気についての本を読んで学習しているSさんが、先々気がつかないことはありえません。

 ただ、「今、機能回復が目に見えた形で見えている夫に告知はできない!」という奥さんの意向を踏まえ、「膀胱炎」と本人には説明することとし、主治医を含めた病院関係者、介護事業所含めてサポートしていくことになりました。

 その後も、入退院を繰り返し、今年の夏の初めには、在宅療養は不可能となり、入院を余儀なくされる。

 入院も長期間続き、入院中のリハビリも車いす座位保持が中心で、10分ほどの外出がやっとという状態になりました。

 それでも、10分の外出が可能なときには、必ず病院裏の私たちがいる包括支援センターの事務所へ来てくれました。

 がんばってリハビリを行っていた麻痺のある腕は拘縮が進み、来るたびにやせ衰えていくSさん・・・。

 それでも、顔を見に来てくれるSさんに、「何を話せばいいのだろう・・・」と、当初は複雑な思いでした。

 しかし、一緒に来る奥さん、理学療法士と、日々成長していく「包括菜園」のトマトやピーマンの様子をうれしそうに見てくれているSさんに、いつしか定期訪問でSさん宅へ会いに行くのが楽しみだった自分のまま、接していくことができたと思います。

トマトが赤く稔り、収穫したトマトを最初に食べてくれたのもSさんでした・・・トマト

 病院での食事量も減り始めている頃でしたが、病室で奥さんの分も食べていただけたそうです。

 トマトの時期も終わりかけた9月・・・。

 病棟から連絡が入り、亡くなる前日に病室でお会いすることができました・・・。

 包括菜園になっていたトマト4粒を握りしめ、病室に行きましたが私から声をかけるだけで、Sさんの話を聞くことはもうできませんでしたが、手をしっかり握りしめてくれました。

 当初の奥さんの意向通り、最期までSさんには告知しませんでしたが、Sさんも最期まで奥さんにも誰にも「病気について教えてほしい!」とは言いませんでした。

 Sさんは、病気に気づいていなかったことはなかったと思います。きっと、奥さんの気持ちをわかっていて、本当の病名について聞かないことを貫き通したんだろうと思います。

後日、奥さんが事務所に来てくださいました・・・。

 棺には、「包括菜園」のトマトを入れてくださったそうです・・・トマト

 本日、Sさんのことをこのブログに書いていいかどうかを尋ねるために、久しぶりに奥さんに電話をしました。

 喜んで了承してくれ、私たちが10月末に企画している「認知症セミナー」にも参加してくれることになりました。奥さんとはこれからも関わりが続いていくことでしょう。



認知症セミナーの詳細についてはこちら↓
http://www.makita-hosp.or.jp/nearh/02n-seminnar.html

テーマ: つぶやき
ジャンル: 福祉・ボランティア

包括支援センター初の野菜収穫!

 我が包括支援センター玄関前に春から名付けて「包括菜園」を男性職員2名が手作りで作りました。

 プチトマトにピーマン、相談に見える方々が初心者の農園づくりに気をもみ、指導してくれることも・・・。現在は冬に向けて大根、春菊が葉をつけています。




テーマ: 誰もが住みよい街つくりv( ^-^ )v
ジャンル: 福祉・ボランティア

今日からブログはじめました

今日からブログを始めました。

 包括支援センターセンター長として、社会福祉士として、日々の中での気づいたこと、私が日々関わっている地域の様子など綴っていきたいと思います。

 工学部写真工学科出身の包括支援センター職員としては、地域の季節ごとの心温まる写真も掲載していきますね。

テーマ: 社会福祉士
ジャンル: 福祉・ボランティア

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