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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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高校時代

 友人Kの告別式に行ってきた。Kの20年の歩みを私は知らない。高校時代、卒業して成人式であったアイツ。いつも明るく笑顔しか思い浮かばない・・・。

 告別式であった仲間たちから、「急性骨髄性白血病」で24日に入院、2日後に亡くなったことを聞いた。

 倦怠感があり、微熱が続いていたことから受診、病気の告知をされ放射線治療を始めるという矢先の急変、その日のうちに息を引き取ったそうである。

 奥さんは事実を受け止められず、6歳の一人娘を抱きしめ泣いていた・・・。

 K・・・、苦しかったでしょう、怖かったでしょう、小さいわが子を残して無念だったでしょう・・・。

 高校時代、しゃれっ気が出てきた俺たちは、ブランド物の高い洋服には興味が行かず、安くて派手なジーパンや、シャツをよく授業をサボり、バイト代を握り締め、買いに行った。

 そして、貸しレコード屋で、洋楽のレコードを借り、友だちの家でいつまでも聞いていた。

 出棺前に対面したKの遺体には、着古したシャツとジーパンがかけられていた・・・。、急な死を物語るように、やせ衰えた感じはなく、ふっくらしたKが安らかに目を閉じている、ただそれだけだった。

 Kと卒業後も親交のあった仲間たちは、「Kと仲の良かった私だけは、何としても連絡をとり、Kに会わせたかった・・・」と話してくれた。そんな仲間たちの言葉が嬉しかった。

 友だちといっても40歳代の男たちです。告別式が終わり、一人はそのまま羽田空港へ行き九州へ、昨日のブログに書いた友人Sは、今日の告別式には来れず、朝の出発便で転勤先の札幌へ帰ったそうである。
 
 みんなと別れた後、友人の一人からメールが入った。「あいつがいなくなったなんてやっぱり今でも信じられない・・・。今度こそ、またみんなで会おうや ! 」というメールだった。

 たった一回きりの人生で、出会った仲間たちがものすごく大切に思える。この友人もそう感じているのでしょう・・・。

 「ありがとう、ぜひ会おう・・・!飲み明かそうぜ・・!」高校時代のノリで返信を出した。電話ではなく、あの頃にはなかったメールで・・・。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

友よ

 高校時代の友人Kが亡くなった。白血病だったそうだ。

 中学時代を規則でがんじがらめだった学校で過ごし、入学した高校。制服もない、校則もない、あるのは自分たちで考える自由というものだけという学校。

 生徒が自分たちで決めていかなくては、運動会も文化祭もない。だからこそ、やると決めた行事は自分たちにとって素晴らしいものになる。

 2年生のとき、文化祭で校舎と校舎の間に様々な色のスズランテープをつなげて平和への祈りを込めた鳩の絵を描いた。中庭から見上げると、水色の空に大きな白い鳩が風にたなびく・・・。

 高校を卒業して、20年以上が過ぎた・・・。携帯電話が無い時代。友人と一度遠のくと、足取りがつかめなくなり、気がつくと疎遠になってしまっていた。

 大学を卒業して、親の反対を押し切り、児童演劇の世界に飛び込み、無我夢中で仕事に打ち込んだ。そして、30歳で福祉の世界に飛び込み今に至っている。

  もともと、後ろを振り返らない性格の自分は、高校時代の友人とも連絡先もわからないまま関係も途切れていた。

 Kの死を、私の所在を突き止めて連絡をくれたのは、友人S。明日の告別式は駅で待ち合わせ、みんなでKに会いに行くことになった。底抜けに明るく、いつも友人を誘って集めてくれたのは死んだKだった。

 私がみんなと会う機会がなくなって20年。Kがみんなに、そしてK本人の最期に誘ってくれたのかもしれません。

 高校時代、あの仲間たち、あの学校だったから、曲がりなりにも「本当の自由」、自分たちで築いていく「自由」を学べたような気がします。

 20年・・・、みんなどんな人生を歩んだんでしょう。

 Kが召集してくれた友人たちとは、この20年間を語り合えるのでしょう・・・、でも、明日の声かけ人だったKには聞くことはもうできません・・・。


桜2

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

速 報 !

 大田区エリア在住の方々にお知らせです。本日各種新聞折り込み広告に「大田北地域見守りネットワーク第1回イベントご案内」が入っています。

 この取り組みに協賛いただいている「ダイシン百貨店」さんが協力してくださいました。ぜひご覧ください。

        ↓
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 いよいよ、「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」が、地域の様々な方々の力強い歩みのもと、活動がスタートします。

 地域に根ざした事業所、専門職、NPO団体、民間企業、地域包括支援センターが、行政主体ではない、新たな形として見守りネットワークを発足。1月から準備を重ね、仲間を広げ、行政も動かしてきた。

 参加してくださっている皆さん、この活動の趣旨を理解して、自分の専門をフルに発揮するものすごいパワーの人たちばかりです。そして仲間が仲間を呼び、輪が広がっています。

 取り組み始めて3ヶ月。この様々な皆さんとの関わりが持てたことを、一緒に活動していることを誇りに思います。すてきなホームページができました。ぜひご覧ください。

 
見守りネットワークホームページはこちらをクリック
      ↓
 見守りネットワークホームページ

桜1

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

お花見

 昨日事務所前で当病院歯科が中心となったお花見が行われました。

 私たちも、豚の角煮を2kg分を作り参加。歯科からは、焼きそば・寄せ鍋・ベーコンとトマトを炒めたもの・ピザ・営繕係の人は、おでんと、つまみは盛りだくさん。

 そして、続々集まるお酒お酒お酒。普段なかなか接する機会の少ないオペ室の看護師さん、地域の歯科の先生などたくさん参加しました。

 看護師はみんな若いから元気元気!!今回はナースマンも参加。26歳身長180cm、袖のないダウンに裾がボロボロにちぎれたジーパン、ぶかぶかのスニーカー、ニット帽、まあいわゆるイケメン。

 イケメンには厳しい沢さんですが、これがまたかわいい。

 20代をかわいいと思う自分が親父くさくていやですが・・・、厳しい看護の職場状況の中で、みんなまっすぐ生きている。大変だけど自分たちの仕事に誇りを持って大きくなってほしい・・・などと考えてしまいました。

 終わった後もみんなで片付け。イケメンナースマンは、うちの事務所の天井が低い流しで、腰をかがめながら皿洗い。

 その後ろ姿を眺め、「こいつまた飲みに誘ってやろう・・・!」と親父心な沢の花見でした。


 昨日は絶好のお花見日和でした  夜桜
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夜桜

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

ついでに・・・

 先日、体調を崩し仕事を休んだことがありました。何日かして回復し仕事に行った日のこと、近隣に住んでいる方が事務所に来ました。

 「無理をするような仕事の仕方をしちゃだめ!適当にやることを覚えなさい!!」。

 また、別の方が近所の友人と通りかかりに寄ってくれ、

 「これから友達とランチしに行くから一緒に行くわよ!」と半ば強引なお誘いが・・・。

 訪問があるので・・・と丁重にお断りすると「身体が資本!おいしいものを食べて元気に仕事しなさい!」この方なりの励ましを頂いた。

二人とも、私たち地域包括支援センターが対象とする65歳以上の方々です。

 気にしている人がいてくれるというお仕着せではない、さりげない励ましは人を勇気づける。

 コミュニティーづくり、高齢者の見守りネットワークづくりは、例えば安否確認を「業」として行うものではないような気がします。

 日常的に地域で活動する様々な主体が、本来行おうとしていたものの 「ついで」 に安否確認するといったさりげない日常生活を活かした関わりがあっていいのではないでしょうか?

 「業」として行うことを前提とするものには、負担がつきものです。

 そうではなく、さりげない声かけや、つながりをつくろうとして行っていることが、じつは自分自身のつながりも同時につくっているという実感が、息長く続けていくためには必要なんだろうと思います。

 「業」ではない、「ついで」のあたたかいさりげなさだから、「人の世話になりたくない」と思っている方や、人との関わりを拒んでいる人たちも気を許す。

 心から「ありがとう、よろしくね」と言える気持ちになれるのだと思います。

 通りすがりにふっと気づいて声をかける・・・。そういえば最近顔を見ていないなあ・・・ちょっと寄ってみようかなあ・・・と立ち寄ってみる。見守っているようで、自分の元気な顔を見てもらってもいる。

 見守り、見守られ、声をかけ、声をかけられ、してあげるではない、お互い様。

 専門職が励まされたっていい。専門職にお世話になっているという気持ちからは、私たち専門職にその方の本当の生活は見えてこない・・・。

 さあ、明日も地域の方々に声をかけ、声をかけられよう・・・。

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

旅立ち

 新しい旅立ちを迎える春が目前に来ている。私の働いている地域でも、大手サービス事業所のTさんが異動の挨拶に来てくれました。

 また、ケアマネージャー時代に住宅改修でいつもお世話になっていたNさんが結婚退職の報告に来てくれた。

 2人とも、私がこの法人に来たばかりの頃からの付き合いです。いつまでもこの地域で、一緒にやりたいと思う素敵な方たちでした。

 Tさん、新天地でも貴女らしい活躍を心から期待しています 力

 Nさん、今までありがとうございました。今まで貴女がこの地域で創りあげた仲間たちの輪を、今後も広げていきたいと思います。ご結婚おめでとう flower ブーケ 


包括支援センター事務所前の桜も開花しました !新しい年度、新しい出逢いがまた始まります・・・。
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桜開花2


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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

何やってんだ!!

 一人暮らしの女性Aさん。私たち地域包括支援センターに連絡をくれたのは、地域活動をしているKさん。

 認知症の症状があり、心配をしているがKさんでも家には入れてくれない。当然介護保険サービス導入も拒否している。自宅に閉じこもり認知症が進行しないようにと、私たちに連絡をくれたKさんは、毎日自分の事務所に誘い、チラシの折りを手伝ってもらっている。

 だんだんチラシを折ることもできなくなり、お風呂に入っていないのか尿臭もひどい。家に誘い、お風呂を勧めたこともあるが、Aさんは決して入ろうとしない。「自宅の中もゴミ屋敷のようになっているはずだ」とKさんは言う。

 Kさんと相談し、事務所で初めてAさんと会った。Aさんはチラシを折りながら、生まれ故郷から東京に出てきたときのこと、Kさんとの出会い、様々なことを初対面の私に話してくれた。

 そして、明日自宅に訪問してもよいという返事をもらった。Kさんはびっくりしていた。「Aさんが家に来ていいなんて言うなんて・・・・」

 翌日Aさんにメモを渡した時間に自宅を訪ねた。留守だった・・・。その後、30分待ったが、帰って来なかった。その後私も様々な予定があり、忙しく訪問することができず3日後にAさんのお宅へ電話を入れてみた。

 Aさんは電話に出たが、電話の受け答えは警戒心でいっぱいだった。「どちらさまでしょうか・・・、何の用件があって電話をしてきているのですか・・・?間に合ってますから・・・。」何かの勧誘を断るように電話を切られた。

 俺は何やってんだ??忙しさにかまけて、何日も前に約束したことを電話で済ませるなんて!!Aさんを動揺させてしまっただけじゃないか!!

 「初めて会って話をしてくれただけでいい気になって・・・。忙しさを理由に大事なことを翌日回しにして・・・。

 周りがどんなに心配しようと知ったこっちゃない。だって、毎日誰にも頼らず生活している。

 ずっとそうやって生きてきた。友達の仕事の手伝いだってしている。突然現れてもっともらしいことを言われる筋合いじゃない!!」
 

 Aさんからそう言われたような気がした・・・。

 また、Kさんの事務所で挨拶から始めよう。来週は短時間でも、毎日事務所に出かけよう。また一緒にチラシを折りながらAさんと話してみよう。


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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

第3回認知症セミナー大森のご案内

 先日、原付バイクで移動中、大鳥居交差点で赤になりバイクを止めた。何気なしに隣りに止まった軽トラックに視線を向けると○○工務店と書いてある。さらに車内に目をやると、男性二人が乗車している。

 運転手の方は初老の男性、助手席は若い男性。「親子で経営しているのかなあ・・・」などと、ぼーっと考えていると、運転手が窓に手をかけている。その腕に視線をやると、腕にオレンジ色のものが・・・。

そう、オレンジリング ・・・! えぇ 

 認知症サポーターは確実に広がっているのですね。その後、トラックは左折をして行ってしまいました・・・。


「第3回認知症セミナー大森」を4月26日13:30~16:00大森東急インで開催します。

今回は、認知症サポーター養成講座を実施します。参加ご希望の方は、下記「第3回認知症セミナー大森ご案内・申込書」をクリック。申込書を印刷し、必要事項をご記入の上FAXにてお申し込みください。

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第3回認知症セミナー大森ご案内・申込書       

オレンジリング

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

地域社会の現実

 今、地域が疲弊している。言い換えれば元気がない。

 小泉首相時代の「聖域なき構造改革」以降、「官から民へ」という路線のもと、公共サービスの切捨て。「中央から地方へ」の実態は、地方交付税の削減と、市町村合併の加速化を招いた。

 地域格差が広がり、2007年に内閣府が行った世論調査では、住んでいる地域に「元気がない」と感じている人が半分以上に増えている。

 高齢化が進んだ地方の村や集落では、村自体の存続が危機的になっている、いわゆる限界集落が後を絶たない。

 最近、テレビのニュースなどで取り上げられている夕張等、旧産炭地の現状は皆さんが知るところでしょう。

 地域の疲弊は、地方だけでなく、都市部でも拡大している。自営業の衰退は、商店街がシャッター通りになっているなど、私たちの身近なところでも起こり出している。

 島嶼部、過疎地域に高齢化が進んでいるイメージがあるが、この5年間で、一人暮らし高齢者の出現率は、大阪、神戸、東京など大都市中心部が島嶼部、過疎地を上回っています。

 活気がある地域には、人と人との豊かな交流や連帯が息づいていくように思います。

 商店街が活気に満ち溢れていたら、地域が元気だったら、孤立していく高齢者に対して様々な関係性が生まれていくアプローチが可能になっていくでしょう。

 地域のネットワークづくりは、「高齢者を見守るため」という狭義に捉われない知恵と工夫があっていい。「地域が元気になる」=住民が元気になる→住民=高齢者なのだから・・・。


大田北地域見守りネットワークのチラシができました!!「住み続けたい、暮らしたい」と思える地域づくり、街づくりをめざします。
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大田北高齢者見守りネットワークのちらしはこちら


第1回イベントのお知らせです。
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大田北高齢者見守りネットワーク第1回イベントを4月19日ダイシン百貨店で開催します!!

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「高齢期」をどう見るか

 人間の一生の中で 「高齢期」 というものをどう考えるか・・・。この捉え方によって、高齢者を支える制度、仕組みが大きく変わってきます。

 「高齢期」 はある日突然やってくるものではありません。若い頃からの生活の基盤があり、高齢期を迎えていきます。つまり、若い頃から高齢期を迎えていくための生活基盤がしっかり形作られていくことが重要です。

 国の制度や仕組みも、「高齢化が進んでいるから高齢者を支える政策を・・・」という発想では、世界で初めて超高齢社会を迎えていくわが国の高齢者を本当の意味で支えていくことはできません。

 制度発足当初、介護保険は介護が必要になった人を対象に、自分で選択し、サービスを受けられる仕組みをスタートさせました。

 その後、給付抑制という狙いもありつつだが、介護状態にならないための「介護予防」の考え方が加わったが、高齢者を取り巻く「家族」という単位の危機的崩壊、高齢期を迎えるための生活基盤づくりまで視野に入れていない現状です。

 例えば、1ヶ月に親と子が食事を共にする回数は、世界的な標準と比べると、日本は壊滅的と言わざるを得ないほど低い。

 また、海外でも成人すると親と別居していくが、近隣に仕事、住まいという生活基盤を置く割合が多い。日本ではまず、職場を拠点とした生活基盤を決めるため、親とは離れることとなる。

 しかも自分自身も家庭を持つようになれば、子どもの養育費、教育費、自宅のローン返済等、自分自身の生活で精一杯となり、親の介護、経済的支援、また、「介護が必要だから同居する」など考えることができない。

 高齢期を歩んでいる親にとっては、「孤立」という現実が目の前にある。しかし、親に精一杯の支援ができないでいる子たちも、将来自分自身にやってくる「高齢期」に向けての生活基盤が見えず、不安を感じている人が多いのではないでしょうか。

 東京都のある自治体では、一人暮らし高齢者の年間収入が150万円未満が29.3%であるという。今後、高齢化は進み、特に75歳以上高齢者の一人暮らし、夫婦のみ世帯の割合はこれから30年伸び続ける。

 給与のアップも望めず、失業率も増えている高齢者の子たちの世代にとって、自分たちが高齢期に向かうための生活基盤のない不安は増える一方です。

 平成19年12月発表された、「東京都地域ケア体制整備構想」でも、10年後、30年後の東京都の高齢者の様々な見込み数を上げた。

 そして今後は、地域住民、元気高齢者、また、「人材の宝庫、東京」の特性を生かした支えあい、ネットワークづくりを掲げ、10年後の東京では、高齢者は住みなれた地域で、また、自分自身で住まう場所を選択し、暮らすことができている・・・と謳っている。

 果たしてそうでしょうか・・・?

 各自治体の本来の責任は、事実を客観的に把握し(事実に根ざす!)、実態から現制度の問題点、制度の対象をどこに置くか(高齢者を対象にするだけでいいのか)、本来の対象はどこか。

 これを考えたうえで、法制度でできない部分をどうするのか、地域の力なのか、民間の力なのかを決めていくことが求められているのではないでしょうか。

 実態把握、特に高齢者の場合には生活全てを把握すること、また、サービスを利用していない、自分からは希望できない人たちの生活を把握しなければ、地域ケア体制整備構想のような10年後はやってこないと感じています。

 

最近の春めいた陽気に、池上本門寺の猫もぽかぽか気分を満喫していました。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
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出会いなおしPART2

 大田区立のデイサービス介護職員として2年、相談員として5年、計7年間勤めた。

 このデイサービスでは送迎業務を民間業者「○○交通」に委託していた。この会社の人たちは、送迎だけではなく日中はレクリエーションに参加したり、食事の配膳を行ってくれたり、介護以外は職員と同じように利用者に接してくれていた。

 自然と話す機会も多くなり、デイサービスをともに支えているような連帯感がお互いに芽生えていきました。その中に、福○さんもいました。

 福○さんは、もともと、介護保険施設で働いていた経験もある運転手さんでした。

 福○さんの運転する送迎車では、利用者の方々も福○さんに打ち解けていて、乗っていて心地がよい。

 運転に専念しているはずなのに、利用者が話しかけると話しに加わっていたように的確に答える。どんなに忙しくても、麻雀好きな利用者の方が「福○さんやろうよ!」というと決してことわらない。

 そんな福○さんだから、利用者からも職員からもすぐに慕われていきました。私より7~8歳年下(まちがってたらゴメンネ・・・)の弟のような存在で、よく飲みにも行きました。

 自分もまだまだ若く、デイサービスの理想を語り合い、そして、自分の将来の夢も話を聞いてもらいました。

 私がデイサービスを退職する前、「私と同じようにケアマネージャーの資格をがんばって取得する!」という決意を打ち明けてくれました。

 人より早く仕事にやってきて、職員休憩室で大きな身体を丸くして勉強していた姿を、今も昨日のことのように鮮明に覚えています。

 あれから5年・・・。福○さんは公約どおりケアマネージャー資格を取得し、安曇野の地でケアマネージャーをしています。

 「東京で研修があり、上京するのでぜひ会おう!」ということになっていたのですが、私が体調を崩してしまい会うことができませんでした。

 安曇野でケアマネージャーとして、どんな日々を送っているんだろう・・・?今の福○さんと、この5年間のお互いの歩みを語り合いたいなあ・・・。と思っていたところ、ブログにコメントが寄せられました。安曇野の福○さん・・・、まちがいなく福○さんでしょう。

 私より、ずっと若いくせに、福○さんも最近涙もろいそうです  私のむすこ号泣  照れ笑い

 デイサービス相談員と、送迎運転手という関係から、いつしか兄弟のように感じていた福○さん。今度は地域包括職員、そしてケアマネージャーとして、ゆっくり語り合える日を心待ちにしています。



デイサービスで働いていたとき、外出行事で福○さんと行った池上本門寺の五重塔。「福○さんと一緒に行っていた頃は工事中だったよね!」 
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

再 会

 先週の土曜日に、満開の梅を観たくなり「池上梅園」に出かけた。紅梅、白梅見事に咲いていて、久しぶりに気分もリフレッシュ  チュッ  と、そのとき、前方から職員らしき人に車椅子を引かれた老夫婦が前方からやってきて自分の前を通り過ぎた・・・。

「 I さん・・・・」

 1月6日のブログにも書かせてもらった I さん夫婦だった・・・。デイサービスで働いていた頃に関わらせてもらい、ご主人には退職のとき 「君船出 祝うごとく 菊薫る」 という句を色紙に書いてもらった。この色紙は、5年経った今でも自宅の玄関に飾っている。

 あれから5年・・・、目の前を通り過ぎた2人には、以前にもまして深いしわが刻み込まれていたが、満開の梅を観た帰りだからか満足そうな笑顔だった。

 すぐに声をかけ近づきたかったが、足が動かず躊躇している自分がいた。

 「今でも自分の事を覚えているだろうか・・・、声をかけて怪訝そうな顔をされたら・・・」介助している職員の方々も、自分が働いていた頃にはいなかった人ばかりでした。

 通り過ぎていく I さん夫婦を目で追っていたが、やはり我慢できなくなり、近づき二人の前に行き、「 I さん !」と声をかけた。

 ご主人がすぐに「よお、久しぶりだなあ・・・元気そうじゃないかあ!」と嬉しそうに握手をしてくれた。

 奥さんは、しわだらけの顔を更にしわくちゃにしながら、「うれしい、うれしい」と言って、目に涙をいっぱい浮かべて再会を喜んでくれた。

 梅見物に来ていた人たちや、職員の人は、何が起こっているのかわからず不思議そうに私たちをながめていた。

 I さん夫婦は、今でも私が働いていた頃と同じ曜日にデイサービスを利用しているそうです。しかも、今でも二人そろって・・・。職員の人たちにご挨拶と自己紹介をし、自分が持っていたカメラで3人で記念撮影をしてもらった。

 二人を梅園の出口まで送り、改めて、梅園を端から端まで見物した。二人と再会できた後、観ている梅はさらに、さらに輝いて見えた・・・。

 I さんのまねをして、一句。 「 よき再会 祝うごとく 梅薫る 」     沢



I さんと会った先週土曜日の池上梅園です。気分がよいので、4枚つづりで写真を掲載しちゃいます。
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梅園1


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梅園7


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出逢いなおし

もう4年前になるだろうか・・・、ケアマネージャー時代に60歳男性Aさんを担当した。脳梗塞を発症、高次機能障害、失語症、右片麻痺が残存、退院調整からの関わりでした。

 初めてお会いしたときは、当病院の急性期病棟→回復期病棟へ移って間もない頃。本人も障害を受容できていなく、私が病室に行ったときも、目を合わせることも、話を聞いてくれることもしてくれない。

 奥さんと話しをしていても、Aさんが機嫌を悪くしてしまい、様々な調整は、病院の廊下で奥さんと話しをするような形でした。

 世界中を夫婦二人で船で廻り、大田区に居を構え、さあ、これからという時の発症。

 奥さんの気持ちを考えると私でさえ胸が詰まりましたが、おくさんは、弱音を一切吐くことなく、毎日病院に来ては、リハビリ、言語訓練と、いつもAさんに寄り添い励ましていました。

 入院中に本人のお宅を訪ね、住宅改修を実施しました。陸に上がり、二人が生活をスタートさせているはずだった家。中古家屋を購入し、Aさんが自分でリフォームを手作りで行っていた。それを奥さんが引き継いでいた・・・。

 壁には愛船に付いていた時計、世界中の国で出会った人たちや風景の絵が飾られていた。そして、私が病院では見たことがない、生き生きとした表情のAさんの自画像・・・。

 退院後、奥さんは働くことを想定し、Aさんが、一人でいられる時間を増やすことを目的としたケアプランを希望した。

 まだ若いAさんが、家に閉じこもっての生活にならないよう、ヘルパーとの近隣への外出。途中で自宅にいる奥さんに携帯電話から連絡をする。近隣だけは、Aさんが自分で出られることを願って・・・。

 ヘルパーの方にも慣れ、奥さんが外出しても混乱せず、一人でいられる時間が増えた頃、奥さんはパソコンインストラクター(1級福祉情報技術コーディネーター)の資格を取得して、少しづつ仕事に行くようになった。

 来年度の地域包括支援センターの取り組み「介護予防教室」で、高齢者の方のパソコン講座を奥さんに依頼したところ、すぐに引き受けてくださいました。

 先日、打ち合わせのために、事務所に訪ねてきてくれましたが、Aさんも一緒に来てくれ、打ち合わせの間ずっと同席してくれていた。

 打ち合わせが終わった後、奥さんが話してくれたが、Aさんは、私と最初に出会った頃のことは覚えていないようだ。

 この日のAさんには、私が出会った頃のような険しい表情はなく、自宅に飾ってあった自画像のような,そして穏やかな表情をされていた。

 この4年間、奥さんのAさんへの、あたたかく、強い関わりがAさんの表情からすべて伝わってくるような気がしました。

 奥さんから、「介護予防だけではなく、ぜひ、高次機能障害を取り上げた取り組みをして欲しい。そのときには、喜んで協力する !」という力強いお言葉を頂いた。

 ケアマネージャーと利用者、そして利用者のご家族だったAさんご夫婦との関係が、今、新たな出逢いなおしができた気がして感無量です。Aさん、奥さんこれからもよろしくお願いします。
 

高齢者見守りネットワークのキャラクター「みまーもくん」。見守りネットワークをつくる会の代表の友人が、快く書いてくださいました。見守りネットワークも、離陸準備完了です  アップロードファイル
                
 
みまーもくん街並みネーム入り
                     

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