プロフィール

さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

リンク
カテゴリー
ブログ翻訳
ブログランキング

FC2Blog Ranking

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ひと声安心 声かけ運動

 地域の新聞販売店の方と話す機会を持つことができました。

 この新聞販売店では、何年も前からお一人暮らし高齢者を対象に、「ひと声安心声かけ運動」を展開している。

 新聞購読している方々で申し込み希望があった方に対して実施しているもの。夕刊の配達時に、毎日声かけ。「夕刊です!」

 新聞が何日かたまっていたら、配達所所長からあらかじめ「ひと声安心カード」に記入していただいている登録先の家族や、警察に連絡をするというもの・・・。

 この「ひと声安心声かけ運動」を、私たち地域包括支援センターとの連携を組んで、活動を広げていくことを決め合いました・・・。

家族や警察に販売店から通報するというものから、私たち『地域包括支援センター』が販売店からの通報を受ける体制にすることで、通報だけではなく、各機関へのつなぎ、介護保険の申請などその後につないでいくことができます。

夏ぐらいを目安にスタートして行こうと、販売店の所長さんとは確認し合いました。

 「ひと声安心カード」に、私たち包括支援センターへの情報提供に対しての了承の有無も盛りこんでおくことで、販売店さんから連絡があった場合に、すぐに必要な関連機関へつなげていくことが可能となります。

 この取り組みには地域包括支援センターだけではなく、『大田北高齢者見守りネットワーク』に関わっている警察・消防・社会福祉協議会・その他各専門機関へ広く周知し、体制を整えていきたいと思っています。

 この新聞販売店の方は、「この取り組みは、自分たちの新聞での取り組みですが、新聞販売店には組合もあるので、他の新聞の販売店に広げていくことは可能です!!」と心強くおっしゃっいます・・。

 まずは、私たちの地域の一人暮らし高齢者の方々を対象に、きめ細かなシステムモデルをつくり、大田区全ての新聞社、販売店との協働で、ネットワークを広げていきたいと思ってます。



仕事帰りに必ず通る川崎チネチッタ。この通りに入ると、川崎から一転!イタリアの街を歩いている感覚になってしまいます。
            ↓
チネチッタ1

 
チネチッタ2.05
スポンサーサイト

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

Hくん

 今、一緒にわが包括支援センター社会福祉士として働いているHくん。じつは、以前デイサービスで働いていたときに同じ社会福祉法人にいた男性です。

 社会福祉士養成の通信大学に通っていたときに、たまたま同じ学校で同期、同じ法人で働いていたこともあり、急接近。ずっと親しく付き合っていました。

 社会福祉士、ケアマネージャーいつも同じ時期に受験し一緒に合格・・・。なぜか、行動をともにしてきました・・・。

 H君も兄のように慕ってくれ、私が、同じ社会福祉法人を退職するときも、職場はちがったのに、送別会にも参加してくれました・・・。

 「いつかは一緒に仕事をやりてーな!」いつもそんなことを話していた。真面目で、頑固で、融通がきかない・・・。でも、人一倍責任感があり、体力もある ファイト  ・・・(?)

 初めて知り合ってから7年・・・。今の職場に誘い、一緒に仕事をし始めて、1年が経過しました。福祉の世界から、医療法人へ・・・。この1年戸惑いもあったと思いますが、彼のバイタリティーで、医師や医療従事者との関係も創れてきています・・・。

 そして、何より地域の方々との関係も・・・。Hくん、これからも末永くよろしくな!!

地域の消防団にも入団!!Hくんです。「大きい写真を載せてほしい」と言うことなので
        ↓
平

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

細い糸のようなつながりでも・・・・

 社会福祉士として虐待の疑いがあるケースへの対応は、本人、また、介護者も含めて長期での関わりを要します。

 今、私が長期間関わっている中でも、介護放棄、定期的な虐待の疑い等、専門職としてどのように関わりを持っていくかを求められている家族を複数担当しています。

 当初は、社会福祉士として肩肘張って、虐待の疑いがある家族の現場、証拠をどう発見するか・・・。真面目にそんな考えを持って、お会いしていたこともありました・・・。

 しかし、そんな態度で、関わっていく行く末は、本人、家族とも私との間に、硬い殻をつくられてしまい、それ以上の関係がつくれない。

 本人たちにとっては、せっかく他者の援助、関わりを持てる機会であったにもかかわらず、機会を逸してしまい、虐待というものから抜け出せない状態が継続してしまう・・・。

 いつ頃でしょうか?このようなケースに関わるときに、とにかく話を聞くこと、「この人には話してもいいんだな・・・」と思ってもらえるような自分でいるように決めたきっかけがありました。

 このような思いで、本人、または家族に接すると、どなたも共通しているのが、今まで貯めていたものを噴き出すように、私に話してくれるようになった・・・。

 本人からは、「10年前には、まさかこんなことになるなんて思っても見なかった・・・」、「でも、考えてみれば、自分が悪かった、今になって罰が当たったんだな・・・」、「今の状況を受け入れるしかないんです・・・」

 家族は、「今まで何とかがんばってきたけどもう限界・・・」、「寝ている顔を見ていると、家族だからと思っていても、殺したいと思うときもあるよ・・・」、「あんたにこんなことを話しても、結局は何もしてやくれないのはわかってるけどね・・・」

 このように、会って話してくれる人もいるが、一切関わりを拒否している様な人もいる・・・。

 そのような本人、家族にも「何かどうしようもないことがあったら、この顔を思い出して電話をください!!」ということだけは、顔を見て、対面できなければ呼び鈴越しにでも伝えてくるように心がけている・・・。

 話しをした後に事務所に帰り、何日か後に、連絡をくれる場合もある。無言電話が入るときもある・・・。話してきたにもかかわらず、何の音沙汰もなく、またしばらく関係が途切れてしまうこともあります。

 つい先日も、一年以上前に対応した方で、本人への虐待がしばらくなかったが,最近になって,また虐待が頻発していると思われる家族の情報が入り連絡をしてみた・・・。

 一年以上ぶりにもかかわらず、家族は、すぐに思い出してくれ、この間の本人の状態を事細かに伝えてくれた・・・。訪問することを提案すると、「話しがしたいから来てほしい・・・」と、言ってもらえた。

 一本の細い糸のようなつながりでも、つながっていれば何とかなる。

 細い細いつながりでも、虐待・被虐対者以外の関係が両者のまわりにあれば、わが夫、わが妻、わが父、わが母を傷つける、放置する行為を一歩踏みとどまる気持ちを持てるはずだと信じています・・・。

 この、他者との関係は、専門職でも誰であっても構わない・・・。気にしてくれていると思う相手であればいいんです・・・。少なくともそういうような関係を持ってもらえる一社会福祉士、一人間である努力をしていきたいと感じます・・・。



アジサイ寺「明月院」の境内・・・。秋には、このもみじが真っ赤に染まります。
            ↓
あじさい寺4


明月院の近くにあるお店で売っていた土鈴
             ↓
あじさい寺土鈴

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

いのち輝く!!

 人って、生命って不思議ですね・・・。自分たちの身体の細胞は刻々と新しく生まれ変わって代謝を続けている・・・。

 なのに、という存在は、私のまま恒常性を保っている・・。恒常性を保っていながらも、成長を続けていく・・・。

 ただ、代謝をしなくなったとき、代謝が止まった時、私の生命が尽きる・・・。

 人として生まれ、自分の一回きりの人生を何のために燃やし、喜び、大切なものに一生懸命になるか・・・。自分自身の恒常性を創りあげていく・・・それが自分自身の誇りというものなのかもしれません・・・。。

 そして、様々な人たちの出会いの中から、新しい自分を常に入れ込んでいく(代謝をする)。入れ込むことがなくなってしまう、誇りがなくなってしまう・・・、それは、自分がなくなることに等しいのかもしれません・・・。

 だからこそ、人の人生、人の生命は荘厳なものなのでしょう・・・。いのち輝く、いのちこそ宝!

 私たちの仕事は、何かしてあげるものではなく、向き合うことを何より大切にしなくてはいけないのだと、肝に銘じています。
 

北鎌倉「明月院」 (あじさい寺)
        ↓
あじさい寺3


あじさい寺1


あじさい寺2

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

エニアグラムの性格類型論から見た、沢の分析

 心理学で用いられる「エニアグラムの性格類型論」で、私の性格を判定させられました。その結果私は、「タイプ2」の人間のようです。「タイプ2」とは、どんな人かというと・・・、
             
タイプ2 : 「人の助けになりたい人」

タイプ2の良いところ

・人を助けることに喜びを感じる
・人のニーズに敏感
・愛情豊かで心のつながりを大切にする
・人の気持ちがわかり、共感性が高い
・環境への適応力がある
・自分のことをさしおいても、人に尽くす
・コミュニケーション能力がある
・行動力があり、体を動かすことを苦にしない

一方、こういった面もあるようですよ・・・。
            
・人の頼みには中々「ノー!」と言えない
・自分のことより、他人のことを優先してしまう
・一人でいることが耐えられない

以上、エニアグラムによる私の人格診断結果でした。私を知っている皆さんは、この結果をどう思いますか?


「続 3丁目の夕日 豪華版」のDVDを購入!付録で付いていたペーパークラフトを作り、ニヤニヤしながら撮影しちゃいました・・・・はあと
                  ↓
鈴木

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

商店街ネットワーク

 早稲田にある商店街で様々な取り組みをしている方が、私たちの「見守りネットワーク」の取り組みを知りたいということで来所しました。

 この方は、早稲田にある商店街だけではなく、都内にある商店街でネットワークを構築して活気のある商店街づくりに取り組まれています。

 今地域の商店街は、大型店舗の進出、後継者の不足等で店を閉める所も多く、大型店舗ではできない地域に根ざした商店街だからこそできる取り組みを考えています。

 私たちが今取り組み始めている、見守りネットワークの活動には大変興味を持っていただくことができました。

 今後、特に大都市部で増加していく、一人暮らし、夫婦のみ高齢者が、いつまでも住みなれた地域で暮らしていくためには、孤立させない、閉じこもらせない地域づくりが重要です。

 そのためには、地域が、商店街が元気になること!この取り組みに私たちも積極的に関わっていきたいと思います。

 日本の平均寿命は、女性が85歳を越え、男性も80歳代に近づいています。

 つまり、65歳を過ぎてからのその後の20年、25年のライフステージを、住みなれた地域でどう豊かに生きていくかを自分自身で考えることが重要になってくる時代になったのです。

 では、この65歳以降の方が、自分の役割やライフスタイルを選択できる地域でのコミュニティーの場が都市部にどれだけあるのでしょう・・・。

 年齢に関係なく、人間は、自分自身の役割があり、そして、仲間がいることなくして、生き生きと暮らしていくことはできません。

 特に、身体の衰えや、家族や知人との別離を経験することが多くなる高齢者にとって、この2つの存在は特に重要になってきます。

 介護保険で利用することができる、デイサービスや、デイケア等、通所サービスも、介護保険に該当する方たちにとっては、大切なサービスです。

 ですが、その前から、地域でのコミュニティーの場が地域のあちらこちらに生まれ、そういった場に参加していく方が、より自分の人生を主体的に生きていくことができるのではないでしょうか・・・。

 何かあったときに手をさしのべていくネットワークも必要ですが、これから団塊世代の方々が、退職し、地域に出る機会が多くなる今、65歳以降のライフスタイルを地域の中で見つけていくことができる新たなネットワークの必要性を感じます。

 商店街ネットワークの方は、話しが終わり、私たちの活動の拠点となっている「ダイシン百貨店」に寄って帰られました。今後も、お互いの地域での取り組みに交流、協力していくことを確認し合いました。

 

私たちの取り組みの拠点「ダイシン百貨店」が、「散歩の達人 6月号」に掲載されました!文章にある若き店長の言葉、「ここに住んでよかったと思ってくださることが第一!」 「うん、うん」と共感です  にっこり
                   ↓
ダイシン紹介記事

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

見守りネットワークを支える素晴らしき仲間たち

 年明けから今まで、「見守りネットワークをつくる会」立ち上げに奔走してきました。

 行政の方々,そして各関係機関(社会福祉協議会・消費者センター・医師会・消防・警察)、この取り組みを側面から支えてくださる方々(弁護士、東京都老人総合研究所の方々、社会福祉士会の皆様、NPO団体)、地域で趣旨に賛同してくださる協賛企業・・・、あらゆる方々とこの地域に高齢者見守りネットワークを構築していくための話し合いを重ねてきました。。

 このつくる会のメンバーが思っている全てを地域に注ぎ込むためには、この時期の土台作りが欠かせませんでした。

 今までは、医療・福祉関係者、家族、本人、行政担当者の一部の人たちの輪の中で、成り立っていた自分の仕事でした。

 それが、地域に暮らす人、地域で働く人、そして幅広い専門家の方々との協同を創るという広がりの中で、自分自身の成長を強く求められました。

 この地域で創りたいネットワークとは・・・、目的・・・、そして趣旨・・・。様々な考えや、専門を持つ方々へ伝えていくためには、その一人ひとりと何で結び合うか・・・。

 ここまでの足跡を、厚生労働省や、東京都が求めているネットワークの中核機能である私たち「地域包括支援センター」としての取り組みとして行っていたならば、包括職員のモチベーションも含めて不可能だったでしょう・・・。

 この取り組みが可能になったのは、ここまでやってこれたのは、地域の様々な介護保険サービス事業所の皆さん、NPO団体の皆さん、そして、この「見守りネットワークをつくる会」代表の社会福祉士Nさんたちと歩んでこれたからです。

 今日も仕事帰りに代表のNさんがやってきて、ホームページの更新作業を一緒に行いました。作業を行いながら、今後のこと、次回の会議について、同時進行で打ち合わせ・・・。

 打ち合わせというか、思いついたことをお互いで話してるうちに、何となく共通になっていく・・・。この半年の中で、そんな関係になってきたような気がします・・・。(私だけの想いかもしれませんが・・・)

 昼には、やはりつくる会のメンバーの方が、次回のチラシを取りに来て、前回のセミナーで配った所、新たな配布場所を考え、大量のチラシを自転車に積み帰っていきました。

 また、私たちのすぐ近所のQ訪問介護事業所のKさんは、このネットワークをつくる会をさらに広げるために、新たなアピールの方法について提案してくれました。

 この介護業界のきびしい状況の中で、自分たちの本業をしっかり行いながら、なおかつ熱い思いでこの取り組みを進めてくださっているメンバーの皆さんの私が見えている範囲だけの今日一日の動きです。

 このメンバーの一日の動きを知るだけでも、触発されない訳にはいかないでしょう・・・。やっぱり仲間がいるからがんばれるんですよね、勇気が湧いてくるんですよね、今までの自分にはなかった力が出せるんですよね。

 素晴らしいメンバーの中にいるからこそ、自分自身が成長できるような気がします。

 代表のNさん、そしてQ訪問介護事業所のKさんが、更新してくださった「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」のホームページをぜひ見てみてください!わがネットワークの力強いメンバーが所属する協賛団体も紹介されてますよ!!
       ↓
 見守りネットワークホームページへはこちらをクリックしてください


浜松町「恩賜公園」のあじさい
     ↓
あじさい1


あじさい2


恩賜公園

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

小学校との協同

 わが包括支援センターの看護師は、この大田北地域に在住しています。

 私たちが取り組んでいる「見守りネットワーク」の取り組みについて、自分自身の思いを手紙にしたため、わが子が通っている小学校の校長先生に渡したところ、先生の方から話を聞きたいという返事があり、看護師Hさんと2人で校長先生にお会いしてきました。

 Hさんは、3人の子どものお母さん。下の子は6ヶ月の男の子、同医療法人の保育園(事務所のならびにある)に預けていて、上2人は女の子で5年生と3年生、小学校に通っています。

 今回の手紙は上のお姉ちゃんが、校長先生に渡してくれたそうです。

 私がHさんと校長先生にお会いしに行った日も、お姉ちゃんは気になるのか校長室の前で待ち伏せ、お母さんが校長先生と話しをすることが、ちょっと誇らしげに見えました。

 校長先生とは、3点について具体的な話ができました。

 ①子どもたちに認知症サポーター養成講座として生命の大切さを通した授業を行っていくこと。
 ②親に対してPTA総会等の場で「大田北高齢者見守りネットワーク」の趣旨を伝える場を設けてもらうこと。
 ③7月末に行われる小学校フェスティバルに「見守りネットワーク」として、ブースを出展すること。


 話しの最後に校長先生から「今回は、Hさんの手紙を読んで心を打たれました・・・。素晴らしい活動だと思います!」とおっしゃっていただきました。

 「自分が働いている地域包括支援センターで行っている取り組みだから・・・」という気持ちではなく、一住民として、「わが子が育つ地域に人と人とのつながりを創りたい!」というHさんの思いが校長先生を、そしてPTAの方たちを揺り動かしたのだと思います。

 そんなお母さんを誇らしく思うわが子が見ている・・・。この子がお母さんを見て育ち、近い将来私たちの地域包括支援センターを背負って立ってくれることを夢見て、明日も頑張りたいと思います。

 
 私たちの事務所前には、昨年作った『包括菜園』があります。事務所に来所する方々との交流の場になればと始めましたが、先日姫たまねぎが収穫の時期を迎えました!!
                ↓
たまねぎ1

収穫したたまねぎを材料に
        ↓
たまねぎ2

カレーライスの完成です。ざっと20人分ほどのカレーが完成!!
         ↓
たまねぎ3

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

見守りネットワーク第1回「地域づくりセミナー」開催

 5月17日(土)ダイシン百貨店6階催事場にて、大田北高齢者見守りネットワーク「第1回地域づくりセミナー」を開催しました。

 午前中は、専門職を対象とした「福祉人(フクシビト) 気軽におしゃべりングカフェ」略して「福カフェ」を開催。地域の事業所の方々と、コーヒーとお茶を用意し、気軽に制度のこと、日常業務のこと、それぞれの事業所のことなど、見守りネットワークのメンバーとのふれあいの時間となりました。

 午後はセミナーを開催、記念すべき第1回セミナーを私が任され、「孤立させない地域をめざして -見守りネットワークを築こう!-」をテーマに話させていただきました。

 102名の地域の方々が集まり、(民生委員・自治会・町内会・専門職・行政職員・介護者・実際に介護保険サービスを受けている方)地域の課題を皆で向き合い、話し合う場が今日スタートできたのです。

 見守りネットワークのメンバーが地道に声をかけ、参加した人がいます。また、当病院に貼ったチラシを見て参加した人もいます。知人からの紹介、新聞配達所で新聞の折込として入れてくださったチラシを見てきてくれた人もいます。この間の地道に取り組んだ皆さんのおかげで今日を迎えられました。

 特に、80歳代の参加者も多く、驚いたのは、私が担当している「要支援」の認定を受けている奥様と、「要介護」の認定を受けているご主人が二人で参加してくれたことです。「今日だけは来なきゃと思って来ちゃったわ」と奥さんが微笑んで話しかけてくれましたが、ご主人は認知症も発症しており、一人置いては来れず、一緒に参加したのでしょう・・・。

 アンケートを読ませてもらいましたが、みなさん「見守りネットワークをつくる会」の趣旨が良く理解できた」、「回を重ねるごとに期待してます」、また、「お世話になる年齢が近づいてますが地域にこのようなものが生まれ、安心しました」など次回に期待を持っていただくことができました。

 今後、高齢の方々が楽な姿勢で聞ける工夫もしなければいけないという新たな課題も見えましたが、それでも参加してくださる人たちがいることを思うと嬉しくなってきます。

 次回は、地域にある脳神経外科 医師による「認知症 -早期に気づく眼力(めぢから)-」を6月21日に開催します。着実に、そして確実に地域のネットワークを今後も広げていきたいと思います。

 

 午前中は専門職を対象とした「福祉人 気軽におしゃべりングカフェ」を開催。

 日頃感じていることを見守りネットワークの様々な職種のメンバーと、気軽に話ができる場所として好評でした。コーヒーとお茶菓子を提供しています。
               ↓
P1020097_convert_20080518174109.jpg


P1020096_convert_20080518174409.jpg


 午後の第1回セミナーは「孤立させない地域をめざして」をテーマに私が話しをさせていただきました。
                      ↓
P2005181020122.jpg

 セミナーの中で参加者の方に『高齢者疑似体験』を行ってもらいました。

 会場を歩いてもらい、「これからダイシンの売り場で買い物してきますか」の私の問いに、「疲れたのでこのまま帰ります」という返事(笑)高齢者が、閉じこもってしまう気持ちを実際に共有することができました。
                  ↓
P1020133_convert_20080518174820.jpg


地域ごとに分かれて顔合わせ。見守りネットワークのメンバーも地域の方々と顔をあわせて話す貴重な時間となりました。
                  ↓
P1020155_convert_20080518181031.jpg


P1020171_convert_20080518181632.jpg


P1020174_convert_20080518181809.jpg


P1020177_convert_20080518181946.jpg


P1020178_convert_20080518182159.jpg

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

そば屋で見た仙人!!

 先日、近くにあるそば屋で昼食を食べました。そば屋といっても、立ち食いそば屋さんに多少座るところがあるといった感じの店です。

 仕事が忙しく、15:00ぐらいの遅い昼食だったので、お客は自分だけ。

 すばやく食べて事務所に戻ろうと、そばとおにぎりを注文した。味わうことなく流し込むように食べていると、年のころ、80代前半のひげを生やした仙人のようなご老人が店に入ってきた。

 厚みのある本を3冊購入したらしく小脇に挟み、月見そばを注文。

 いくつか空いているテーブルがある中で、私が食べているテーブルに向かい合うようにそばのお膳を置いて席に着いた。

 小脇に挟んでいた本をテーブルの脇にそっと大事そうに置き、割り箸を取り、流れるような動きで箸を割り、またそろえ、そばに向かって一礼をする。

 そばを食べようとどんぶりに口をつけようとした瞬間、「あっそうだ」と立ち上がり、店の隅まで歩いていき、置いてあったポットを押し、湯飲みにお湯を入れた。

 後でわかったのだが、この店は、あらかじめそば湯をポットに入れてあるみたいで、この仙人が湯飲みに入れたのはそば湯だった。

 湯気のたったそば湯をテーブルに置き、手を伸ばしたのは何とソース

 しょうゆと間違えているのかと思い声をかけようかと思ったが、突然の出来事に圧倒されてしまい、声をかけそびれた。

 そば湯にソースを適量入れ、先ほど割った割り箸でかきまぜる。割り箸を割り箸が入っていた紙に置き、両手で湯飲みを持ち、口に入れる。「ほ~~~っ むふ 」

 口をつけ、一飲みするたびに、「ほ~~~っ むふ 」 全てを飲み干した後、置いてあった割り箸を再度手に持ち、どんぶりに口を近づける。まずは、汁をすするようだ。

 汁をすする場所は、卵が近くにある部分。まだ、生の状態の卵を汁と一緒にトウルンと一飲み。どんぶりはあっという間に月見そばから、かけそばに早変わり。生卵を汁と一緒に一飲みした後も、私の予想通り、  「ほ~~~っ むふ 」

 私と、仙人との距離は、向き合って、テーブルの中央に割り箸置きと、七味があるだけ。

 どう、そばを夢中に食べていてもご老人が視界に入ってしまう。

 このご老人の食べる仕草を見ているうちに、急いで味わうこともなく食事をしている自分が恥ずかしくなってきて、食べ終わった後、すぐに席を立った。

 下膳をして、店を出ようと仙人の前を通って、「チラッ」と視線を向けたとき、仙人から「今度やってごらん」とのありがたい一言 驚き1仕事の合間の、そば屋で体験した不思議な不思議なひとときでした。

ちなみにここまでの話しは、全てノンフィクションです。


恩賜公園のあじさい
      ↓
あじさい1


あじさい2


恩賜公園

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

私が予防プランを作成しているみなさんの話

 5月17日(土)14:00~16:00ダイシン6階催事場で行われる「地域づくりセミナー」への参加呼びかけが、つくる会のメンバーにより始まっています。

 地域の訪問介護事業所のMさんは、私が予防プランを作成している方々に参加を呼びかけ、な、なんと5名参加されるそうです。
 
 講演の内容というよりも、「担当者がちゃんと緊張しないで話しきることができるか」見守ろう、見届けてやろうという気持ちから見たいです・・・照れる

 まあ、きっかけは何でも、外に出る機会、そして見守りネットワークの取り組みを知ってもらう機会になってもらえればと思います。

 セミナーが始まるかなり前から一番前に陣取り、子どもの学芸会に参加する親のように、心配そうに私を見つめる5名の皆さんが今から目に浮かびます。そんな私が担当している「要支援」のすてきなみなさんです。

見守り、見守られ・・・大田北高齢者見守りネットワークのキャラクターみま~もくんです。
             ↓
みまーもくん街並みネーム入り
 

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

歯を食いしばってまで・・・・

 今日右奥歯が痛くなり、院内の歯医者へ急行!同医療法人の歯科のみなさんとは公私共に仲良くさせて頂いてもらっていて、私の癒しの場ともなっています。

 歯科の先生に診てもらったところ、歯の食いしばりすぎで奥歯が歯肉にめりこんでしまっているとか・・・ 絵文字名を入力してくださいビクッ 

 気がつかないうちに、歯を食いしばりながらの仕事になっていたのかもしれません???

 「仕事でストレスがたまっているのねかわいそうに・・・」と優しいお言葉をもらいました。

 また、5月17日に開催する「地域づくりセミナー」で講師をすることを知っていてくれて、「当病院の顔が笑ったときこの歯じゃダメ!」と歯科衛生士さんと2人がかりで、1時間以上かけて念入りにクリーニングしてくれました。

 すごいですよ、全て治療が終わった後、鏡で自分を見たときに「キラ~ンキラキラ  沢○は歯が生命!」ってなかんじでした。

 治療が終わった後なぜか裏の休憩室で、きな粉に黒蜜をかけた団子をごちそうしてもらい、(普通、団子は治療前のほうがいいような気もしますが・・・)歯科衛生士さんに優しく励まして頂きました。

 大田北高齢者見守りネットワーク第1回目の地域づくりセミナーは5月17日(土)14:00~16:00ダイシン百貨店6階催事場で開催します。

 今回は、、「孤立させない地域をめざして-高齢者見守りネットワークを築こう-」 をテーマに地域包括支援センターを代表して私が話させてもらいます。

 今、資料作りが大詰めです。歯を食いしばり過ぎないように、がんばりたいと思います。

 ちなみに次回の治療は、セミナー後となりました。歯科のみなさん笑顔で勝負できる歯にしてもらってありがとうございました。残り一週間ラストスパートの力がわいてきました!!


山梨、勝沼のブドウ畑
       ↓
ブドウ畑

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

やるじゃん!おおた ウェブ掲載

 大田区地域密着情報web「やるじゃん!おおた」に大田北高齢者見守りネットワークのイベントが紹介されました。ホームページにある「やるじゃんなイベント」をクリックしてみてください。

           ↓
「やるじゃん!おおた」ホームページはこちらをクリック!!

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

「イラストでわかる!寝たきりにしない自宅介護」

 出版の際、内容に関しての協力をさせていただいた本、『イラストでわかる!寝たきりにしない自宅介護』 著・イラスト/峯村良子  小学館より4/8発売 1.575円(税込み)が完成したと郵送されてきました。

 ご家族、そして専門職の方にもお薦めできる内容となっています。

介護本



本の詳細についてはこちらをクリックしてください

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

おおた社会福祉士会 会報

 大田社会福祉士会会報に、高齢者見守りネットワークについて載せていただけることになり原稿を提出しました。この間ブログに書きためていたものを総括した内容のものです。
                ↓
「大田北高齢者見守りネットワーク発足にあたって」


 高齢者にとって、「住み慣れた地域で暮らし続けたい」という気持ちは、みなさんが感じている共通の想いでしょう。

 今、私たちが働いている大都市東京は、地域の特性、特色がどんどん薄らいで、どこの街も、どの地域も高齢者の人たちが、安心して暮らし続けていくことができる街にはなっていません。
 
 ある年齢までは、個人主義で隣近所との関わりもなく暮らすことは可能です。

 それは、会社や学校、子供等を通じて、どこかで誰かとつながっていて、かつ自分自身の都合に合わせて必要な人間関係を構築しているからです。

 個人のプライバシーを尊重し、煩わしい付き合いをしなくても、快適に過ごすことができます。

 「マンションはオートロック・カメラ付きインターフォンが当たり前。

 特にこれから高齢者となる世代、中でも男性は仕事中心の生活で地域との関係が希薄です。

 その様な人たちがいざ仕事を退職し、子どもたちも独立した。

 機会がどんどん減っていく。今までは、仕事での役割を生き甲斐にしてきた自分が、人との関わりがなくなるという疎外感は孤立していく要素として十分です。

 高齢化が進み、高齢者のひとり暮らし、夫婦のみ世帯が増加する中、「暮らしやすさとは何か」を考えることが重要です。

 人間は一人では生きていけません。孤立していくことほどつらいことはありません。自分に役割がある、必要としている人がいる、気にかけてくれる人がそばにいる。それは家族とは限らない。

 友人であり、隣人であり、専門職であり、この地域にいる人、そばにいる人でいい。暮らしやすさとは、住んでよかったと思える地域とは、自分を知っている人たち、気にかけてくれる人たちがいる場なのでしょう。 

 東京の高齢者人口は、10年後には全国でも群を抜き300万人を大きく超える見込みです。昨年12月東京都は「東京都地域ケア体制整備構想」を発表し、10年後の東京の目指すべき姿と、それに向けた政策展開の方向性を示しました。
 
 これをもとに、各地で「高齢者見守りネットワーク」を構築していく取り組みが行政を主体とし始まっています。

 この間、東京都内および周辺の自治体の取り組みの状況について伺う中で、大きく2つの形があり、どちらもそれぞれ問題を抱え難航している現状が見えてきました。
 
 一つは、行政主体によるトップダウン方式で地域包括支援センターの周知を図り、地域からの通報を促している自治体です。

 しかしこの方法では、他職種と地域住民の横のつながりがないため、包括支援センターの負担が増大するのみで、結果十分なフォローができない。また、地域包括支援センターが連携やネットワークの構築までは手が回らない、という問題が発生しています。

 そしてもう一つは、「見守る人」を地域で募り、「見守られたい人」への定期訪問を行っている自治体です。

 こちらの方法では、見守ってくれるボランティアは集まっても、見守られたいという人がいない・・・。

 確かに自分が見守られたいと手を挙げる人は、すでに自分でサービスを探し、利用しています。

 今、見守りが本当に必要な人は、自分では手が挙げられずにいる人、この人たちに早期に気づいて、専門職種につなげていく活動が今求められているのです。

 それを可能にするのは、地域全体で高齢者を見守ることの重要性を、一人でも多くの地域の人たち(高齢者自身を含め)が理解してくれることではないでしょうか。
 

 活気がある地域には、人と人との豊かな交流や連帯が息づいていくように思います。商店街が活気に満ち溢れていたら、地域が元気だったら、孤立していく高齢者に対して様々な関係性が生まれていくアプローチが可能になっていくでしょう。
 
 地域の様々な特性を活かした、地域住民主動の取り組みが中軸になっていきますが、行政の役割が減ることにはなりません。

 それは、画一的な取り組みに地域を当てはめていくようなものでなく、住民から生まれる地域福祉活動を積極的、安定的に続けられるための基盤整備、経済支援等弾力的な後方支援により、住民の地域福祉活動と、公的な福祉サービスとのつながりをよくしていくことに重点を置くことを望みます。
 
 この1月、私たちの地域の社会福祉士・サービス事業者・ケアマネージャー・弁護士をはじめ、NPO 団体、地域老舗百貨店「ダイシン」・平和島クアハウス等、様々な企業が協賛、また大田区・大森医師会・社会福祉協議会の後援のもと、「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」を発足しました。

 毎月第3土曜日ダイシン百貨店催事場を提供してもらい、「地域づくりセミナー」を開催します。

 「地域づくりセミナー」が地域住民と、地域で働く様々な専門職種との一ヶ月に一度の定期的な交流の場となることで、地域に暮らす人たちが気づいて、気軽に連絡・相談できるきっかけとなっていきます。

 この地域に根ざした老舗百貨店「ダイシン」がこの地域の地域活動の発信拠点になっていくことでしょう。平和島クアハウスは、「地域活動に取り組んだ方々が、気軽にみなさんで汗を流せる場を!」とセミナー参加者と、個人会員を対象に割引チケットを提供してくれました。
 
 この取り組みを通し、地域が、商店街が、暮らす人が、元気になっていくことが重要なのです。

 地域包括支援センターに求められている、「地域ネットワーク構築の中核機関」という機能は、大変大変という中からは、新しいものは何も生まれません。

 地域ネットワークの構築は、「地域包括支援センターの新たな仕事がまた増えた」ではなく、本来自分たちがやらなければならない大切なことを、大手を振って、今まで積み重ねてきた人たちとの関係を駆使して行える取り組みです。

 そして、私たちが対象としている高齢者が住み慣れた地域でいつまでも暮らせるよう地域ぐるみで応援していける・・・。こんなに心強いことはありません。
 
 「魅力を感じるもの・価値あるもの」にこそ、人は自分の持っている力を発揮したいと感じます。このような活動の特徴的なことは、明るさと、関わっている人たちの笑顔が満ち溢れていること。どんなにすばらしい活動でも、楽しくなければ長続きはしません。
 
 コミュニティーづくりは、個々の生活に犠牲を強いる取り組みでは継続できず、定着もしません。

 地域社会から「孤立」し、「孤独」になりがちな人が気を許す「つながり」にはお仕着せでないさりげなさが重要です。

 安否確認を「業」として行うことを否定はしませんが、何かの「ついで」に変わりはないか確認するといったさりげない、日常性を活かした人との関わりが気楽にできる関係づくりも必要ではないかと感じています。

 地域のネットワークづくりは、「高齢者を見守るため」という狭義にとらわれない知恵と工夫があっていいのです。

 ただ、伝え合う、手をさしのべるためには、相手に手が届く距離にいなければなりません。手が届く距離にいる人しか、手をさしのべることはできません。そして、手をさしのべることは「地域」でしかできないのです。
 
 大田社会福祉士のみなさん、地域に根ざしたみなさんの専門性と、連携が、今地域に求められています。ぜひこの取り組みに力を出していただければと思います。よろしくお願いいたします。



たんぽぽ2

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

人とのつながり=自分自身

 高校・大学時代、勉強よりも夢中になったものが児童演劇でした。母親の影響で中学時代から定期的に様々なジャンルの演劇を観て育ちました。

舞台劇・人形劇・バレエ・歌舞伎・音楽、観劇自体が好きだった自分。

 成長するにつれ、「未来を創る子どもたちにこそ、人類が獲得してきた最高の舞台芸術を!」という劇団の方々の想いにふれ、いつしか、親子で一緒に舞台鑑賞できる機会を創ろうという会の仕事に興味を持ち、工学部の大学を卒業し親の反対を押し切って就職しました。

 この親子で舞台芸術を鑑賞する会は、母親が私自身の成長を考えて入会していた会です。ですが、まさか自分自身の子どもが、この会を仕事に選ぶとは思っても見なかったことでしょう・・・。

 父親も母親も、夜間高校を卒業し、山梨から上京してきました。子どもには大学を卒業させて、一流企業に入り、自分たちがしてきた苦労だけはさせたくない・・・、という親でした。

 親とのきちんとした話し合いもしないまま仕事を始め、親が眠ってから仕事が終り帰ってくるという生活が始まりました。

 しばらくたった頃、母親からの置手紙がテーブルに置いてあった。

 「父は毎晩のように寝言で○○を殺したいと言っています・・・、親が子どもを殺したいという気持ちがわかりますか!」と・・・。

 奥で寝ている両親を起こさないように、声を押し殺して泣いていたことを思い出します・・・。

 そんな頃の自分を会の責任者が「逢わせたい人がいるから・・・」と、鎌倉の山奥の古風なお屋敷に私を連れていきました。児童心理学者で、会の発起人でもあったA先生です。

 裸電球一本の薄暗い書斎に、A先生は座っていました。細い目に多少つり上がった眼鏡越しに私をじっと見つめていました・・・。

 20年も前の話です。何を話したのか忘れてしまいましたが、自分が選んでいく生き方について、そして親とのことについて、初対面の先生に向かって一気に話したのだと思います。

 話しができると、話してもいいんだと、そのときの自分が先生を見て感じたのだと思います。

 先生は、私が話している間、カメラを構え、私たち訪問者を撮影していました。きっと端で見ていたら変な光景だったと思います。

 先生から何かアドバイスをもらったのかも覚えていません・・・。

 ただ、先生の家を出て山を降りるとき何か吹っ切れたようなすがすがしさを感じていました。山の上にいる仙人と会い、下界に降りてきたような気持ちだったのでしょう。

 その後先生は、本を出版するたびに贈ってきてくれました、何年も、何年も・・・。

 そして、何冊めかの本が贈られてきて目にしたとき、その本の中に、私が先生と逢ったときのことが記されていました。

 「会の責任者がある日若者を連れてやってきた。この子は会で演劇を観て育ち、今年大学を出るという・・・。

 この子のお母さんは子どもたちのためにこの会の活動をしてきたのだが、大学を卒業してこの会で働くと言い出されて狼狽しているという。

 会と一緒に育てたわが子の成長にうろたえる。子どもにしてみれば、母親の理想を継いで生かすのに何故?という気持ちだろう。

 大学まで出したのに・・という愚痴の出る母親を笑うことはできない。

 でも、と私は考える・・・。何年か経ったら、お母さんも自分のしたことはよかったのだと心から満足してくれるだろう・・・。そこで、妥協はしなくても、お母さんの気持ちはわかってあげて、と若者に頼んだ・・・」
とその本に書かれていました。

 この本が先生の遺作となりました。

 その後、この仕事を8年間続け、様々な分野の劇団の方々、芸術家とお会いしました。20代の時期の皆さんとの出会いは、まぎれようもなく今の自分の生き方の指針になっています。

 どのような人たちと出会っていくか、そしてその人とのつながりの中から何を学ぶかは、自分が選びとっていくものだと思います。

 どんな人と出会ってきたか、向き合ってきたかは、そのまま自分自身なのだとも思います。

 今の高齢者福祉関係の仕事を始めてから10年、前の仕事以上になります。ですが、あの頃のことは今も大事な自分自身そのものです。
 

諏訪神社2

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

FC2カウンター
夢を叶えるための名言集


presented by 地球の名言
最近のコメント
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。