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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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第5回医療・介護従事者交流会 開催!

 この医療法人に来て1年が経過した頃、ケアマネージャーとして働いていて、様々なサービスを越える横の連携が必要だと感じ、この地域の事業所に声をかけて始めた交流会(飲み会)。

 5年前の第1回に集まった人数がなんと100人。

 それから毎年この時期になると、「またやりましょうよお~」という声に押されて続けてきました。

 第2回の時、東京大学の農学博士出身ですが、福祉・介護・予防について研究されているSさんと出逢いました。

 交流会にもお誘いし、ご挨拶をしていただいた内容が今も忘れられず、この会を開催するにあたっての自分自身の目的となっています。

 「介護保険制度が誕生して3年(当時)。私がこの介護という世界を知れば知るほど、突き詰めれば突き詰めるほど、この制度が長く続くために必要なこと。それは、ここにいるみなさんが辞めないこと・・・、だということに行き着きました。

 ここにいるみなさんが来年も、そして5年、10年後も、こうやって集まっていること、そこには、様々な経験をしたみなさんがいるでしょう・・・。そしてあなたたちを慕う若い専門職が集まっているでしょう・・・。ぜひ、みなさん辞めないで続けていって下さい。」


 この言葉を聞いたとき、この交流会を継続していくことを自分の中で決めたような気がします。

 あれから5年、今年、大田区で新たに介護支援専門員連絡会、主任介護支援専門員連絡会が発足しました。また、各サービスごとの連絡会発足の動きも生まれています。

 この介護の世界で働くみなさんが、横の連携を、手をつなぎ合う形が生まれてきていることは、本当にうれしいことです。

 第5回を迎える今年の交流会は、大田区保健福祉部長始め、行政機関のみなさんにも参加していただき、この大田区の福祉を支えるみなさんに本当の意味でのエールを送ってほしい・・・。

 そして、このみなさんを誇りに感じてほしいと思います。

 また、地域で関わる各関係機関(消防・警察等)、東京都老人総合研究所のみなさんも参加されます。

 私たちの交流会は、このように、地域の横の連携が生まれてきて、各連絡会も誕生した今、今回を最後にしようと思っています。
 
 これからは、大田区で生まれたこの様々な団体におおいに関わっていこうと思います。

 5年の節目を迎え、最後になる「大田区医療・介護従事者交流会」大田区で働くみなさん、ぜひ、ご出席下さい。ご案内については、近日中に発送いたします!!


第5回医療・介護従事者交流会申込書はこちらをクリックしてください。


この写真を私が撮影したものではありません。うちの看護師Tさんが撮影したものです。私の指導(?)により上達しました。いい写真ですよね~・・・。
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野菜
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

自分の心に 「豊かさ」 を持ち合わす

 文化・芸術に関わって仕事をしてきた 端くれ として、特に最近感じていることがあります。

 それは、科学がどんなに発達し、物があふれても、それで私たちが豊かになるかというと、決してそうではないということ。

 「豊かさとは何か?」それは、文化と深く関わっているのだと思います。

 文化といっても、単に舞台干渉や演劇鑑賞等の狭義のものを言っているのではありません。

 人と人との交流、日常の生活から生まれた 普遍的 なものとでも言いましょうか・・・。地域の中で育まれてきた、となり近所つき合いの関係も文化そのものでしょう。

 日本という国には、独特の素晴らしい文化があります。これは、長い歴史と風土の中で培われた、私たちが世界に誇れる文化です。

 この文化の中の芸術分野として、歌舞伎・能・狂言・落語等などが挙げられると思いますが、広義の「文化」とは、そこで生活している人たちの暮らし、その暮らしの中で大切に引き継がれてきた生活様式そのものなのです。 

 日常生活の中で、衣食住が満たされているというだけで、私たちはすべてが満ち足りているとは感じることができません。そこに豊かさが必要になってきます。ここで私がいう豊かさとは、「人間の心の豊かさ」です。

 経済や、政治や、物の価値が、目まぐるしく変化する今の社会です。この目まぐるしい社会の中で生活している私たちも、ともすればこの目まぐるしさの中で、本来大切なものを失ってしまっていることも多いように感じます。

 私たちの仕事もそう・・・、目先の制度や決まりにとらわれ、関わるべき対象者を自分の狭い領域の中で判断し、その方の人生の豊かさには目を閉ざしてしまう・・・。

 しかし、現行の制度を考えてごらんなさい。介護保険制度だって導入されてたった8年。その中で、解釈や制度の改正がよくも悪くも、これだけ変わっているんです。

 私たち専門職は、今ある解釈や制度を絶対的なものとしてとらえるべきではありません。

 このように目の前の制度や決まりを不動のものという薄っぺらい認識でいる専門職は、対象者の「人生の豊かさとは」という生きていく上での大切なその人の指針を見つめる、見つけることはできません。

 私たちは、今、専門職として働いている一人として、何年か先、何十年か先をみつめ、どんなに年齢を重ねても、人間としての心の豊かさを決して奪うことのない、社会制度の土台を築く責任があるんです。

 偽善者ぶっているつもりはさらさらありません。ただ、このように考えて、気概を持って専門職として働いている自分でいるほうが、対象者と真正面に向き合える専門職としての自分でいられるような気がするんです。

 心の豊かさの大切な中身は、社会・人間についての科学的な「知力」だと思います。私たち専門職の学びの第一は、そのような「心の豊かさを獲得する」ことではないでしょうか・・・。

 認識における自己の視野の狭さと、感情における他者との共感能力の欠如は一体のものです。だからこそ、私たち専門職は、「心の豊かさを獲得する」学びを怠ってはいけないんです。

 それが人の心に働きかける専門職の、最低限失ってはいけない役目ですし、だからこそ、やりがいのある仕事なのではないでしょうか・・・。

 時代がどんなに目まぐるしく変わろうとも、人間にとって大事なものは変わらないんです。そして、それが文化なんです。

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

私たちにできないこと

 大森駅から山王の山を登ったところに、Gさんはお一人で暮らしている。

 ご主人は3年前に亡くなられているが、私が馬込にあるデイサービスで働いていた頃の利用者でした。

 日本航空の役職を経て、退職された後、認知症が発症・・・。デイサービスに来ても、5分とテーブルに座っていられない。

 そんなご主人の状態だったので、そのころのGさんは目を離せず、付きっきりの介護を行っていた。介護のストレスと疲労により、うつ病で服薬での治療をしていたのもこの頃でした。

 私がデイサービスを退職し、ケアマネージャーとして今の医療法人に来てびっくり!前ケアマネージャーから引き継いだ利用者の中に、偶然Gさんがいました。

 変形性股関節症により、立ち座りが困難な状態で、「要支援」(介護保険改正前の介護度)の状態でしたが、それでも認知症のご主人の介護を継続・・・。

 しかし、自分の身体の状態もあり、ご主人はグループホーム入所、入所後1年ほどでお亡くなりになりました。

 Gさんの落胆は大きく、亡くなってしばらくは、その当時まだ自宅に置かれていたご主人の骨壺に話しかけている日々が続き、外に出ることもめっきりなくなります。

 私が訪問するたびに、「お父ちゃん(Gさんはご主人をこう呼んでいました)がいなくなってさみしい・・・」と、自分でまとめたご主人のアルバムを私に見せては思い出話しを聞かせてくれていました。

 その頃に私が、今の地域包括支援センターに移ったため、お会いする機会がなくなってしまい、気がつけば、あれから2年の歳月が経過しています・・・。

 今、私たちの地域包括支援センターを中心に、「大都市部東京の高齢化を考える」というNHKの番組作りが進んでいますが、この取材の協力をGさんが快く受けてくださいました。

 記者の方と一緒でしたが、2年ぶりの再会。玄関に着くと、玄関前をほうきで掃いているGさんがそこにいました。

 「あ~変わっていない・・・・」と、ほっとして自宅の中に入りましたが、家の中に入ると立って移動することができず、はいずって移動する状態になっていました・・・。

 話を聞くと、家の周辺は、手すりをつかまり何とか歩いていますが、立ち座りが困難になり、遠くへ行くことは一人でできないということでした。

 それでも、ご主人とGさんがここに住んで50年。

 いまでも近所づきあいは多く、ご主人が亡くなってからは、ずっと趣味で行っていた日本舞踊を続け、一人では歩けなくなった今でも、週1回、友だちが迎えに来てくれて、近くの社務所まで介助して連れて行ってくれるそうです。

 「立って踊れないけど、椅子に座って手だけ動かして、踊ってんの ニコニコ。 横向き 」

 話している間、電話が引っ切りなし。そのたびに、NHKの記者さんが、子機を取りに行き、Gさんに渡す。電話はすべて踊り関係のお友だち。

 「電話が鳴ってもすぐに出れないから、友だちみんなに10回以上鳴らさないと出られないって言ってあんの、今日は早く出るからみんなびっくりしてるわ!」

 介護の日々を越え、おとうちゃんの死を乗り越え、一人で歩くことはできなくなったが、大好きな舞踊を続け、明るく生きているGさん・・・。

 Gさんが、今こうしているのは、医者のおかげでも、私たち専門職のおかげでもない。50年お父ちゃんとこの地で暮らし続け、つながり合ってきたお友だちがいたからです。

 私たちは、Gさんができないことを援助する。しかし、Gさんの楽しさや生きがいは提供することはできません。

 これはいくつになっても、自分自身でみつけていくものです。そしてこの部分にもし力を貸すことができるとしたら・・・、やはり、近くにいる友人や隣人なのかもしれません・・・。

 最後にテレビ出演の話しを記者の方がしたら、Gさんは嬉しそうに照れながら、「まあ、どうしましょう・・・!近所の友だちみんな私のこと知ってるから、テレビなんか出たら次の日から電話が鳴り続けちゃうわ うふ・・・・・まんざらでもない様子のGさんでした・・・。

 

事務所前の空き地に、曼珠沙華(彼岸花)が咲き誇っています。
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彼岸花1


彼岸花3

彼岸花2

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

限界を受け止める

 福祉の世界で働き10年。様々な対象者・ご家族と接してきて、また多くの「専門職」と言われる方々と接してきて、つくづく感じる本当に大切なことは、専門職としての自分が、「専門職としての限界をきちんと受け止める」ことだと思います。

 特に相談業務や、ケアマネージャー業務を行っていると、よく自分の専門職としての範囲を超える相談や希望を、相談者から望まれることがあります。

 このようなことは、本人や家族にしてみれば当然のことだと思います。困っているときに、「頼りにしたい」と思うことは当然なことです。

 とすると、肝心なことは、専門職としての自分自身が、何の専門で、どんなときにどんなことを相談する相手かを本人や家族に、自分を通してきちんと認識してもらうことだと思います。

 とかく、この仕事をしている優しくて、真剣で、まじめな方が陥りやすいのが、「一人ひとりを大切に・・・」ということの取り違えた認識。

 こういう専門職は、相談者との最初の面談から、相談者のすべての相談に対して一様に興味を示す。興味を示されれば、相談者は「すべてに関わってくれる人」と受け止め、すべてを知ってもらおうと努力する。

 すべて一様に聞き取るので、面談の時間も長時間になり、相談者の期待も来所時より大きくなる・・・。そしてこの専門職は、相談者の期待以上にすべてを受け止めて(背負って)面談は終了する。

 私たちの仕事の大きな特徴は、「どこまで」という線引きがないことです。だから、中には、果てしなく相談者にのめり込んで、ときには消耗し尽くして、辞めていく専門職も少なくありません。

 または最初の面談で、自分が相談者に「すべてに関わってくれる人」という認識を持たせたにもかかわらず、だんだん相談者の期待が重くなり、こんどは態度を一変し突き放すような態度をとるようになる・・・。

 または、様々な相談者が来て対応できなくなり、自分のお気に入りの人や、話しやすい人にはのめり込んでどこまでも関わっていくが、そうでないと、適当なところで関わりを切っていくようにもなっていってしまう。

 このような専門職が共通していることは、このようなことを自分が行っていると「自覚していない」こと。自分では、「専門職として精一杯やっている」と錯覚している。

 だから、長期で関わっている相談者がだんだん自分に対して不満に思ったり、不振に感じるようになってもわからない・・・。

 最初にも書きましたが、このようなことをしてしまう専門職は、適当で、やる気のない、専門職ではないんです。まじめで真剣な専門職の方ほど、このように陥ってしまうんです。

 専門職として大切なことは最初にも書きましたが、自分が相談者にとって何をしてくれる人か、自分を通してきちんと認識してもらうことなんです。

 最終的には、本人、家族が選んでいくこと、決めていくこと。その選んでいくための材料を、選択肢を提供する自分たちなんです。

 だからといってこの選択肢の提供を、機械的に、自分の感情を別なところに置いて提供することがよいと言ってるのではありません。

 相談者は、このような専門職の感情のない、機械的な話しを信頼して、自己決定をすることはないでしょう・・・。ここに、相談者と専門職とのコミュニケーションが必要になります。

 専門職たる自分たちも、相談者との関わりから、専門職としての人間的な成長をもらっているんです。

 その姿勢がなければ、日々忙しく、疲れる毎日の中で、この仕事に確信を持ち、人間的な成長を重ね、コミュニケーション能力を高めていくことなどできません。

 相談者の人生を背負うことなんて私たちにはできません・・・。

 しかし、様々な相談者の人生との出逢いから、大切なバトンを受け継ぐことは可能なはずです。

 たくさんのバトンを受け取ることができて初めて、人間と接する専門職として一端になれるのではないでしょうか・・・。

 人と接する仕事、人から学ばずして何から学ぶ・・・。近頃、特にこのように感じることが多く、そして大きくなっています。


 
9月20日の地域づくりセミナーでダイシン百貨店に行ったら、こんな企画が行われている一画がありました。この商品の多くが、今もダイシン百貨店で売られていて、私たちの手に入るそうです。
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ダイシンなつかし商品

「ハクキンカイロ」コマーシャルでは小さい頃見たことがありますが、現物は初めて見ました。
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ハクキンカイロ

昔懐かしい、「くみ取り式(ボットン)便所」のふた。小学生の頃、我が家もくみ取り式で、このふたをし忘れ、家中においが充満 絵文字名を入力してください 。よく怒られたものです・・・。 この商品の難点は、安定感が悪くて、 ぶりぶりくっさ をしているときによく倒れるんですよね 汗; (下品な内容ですいません)
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トイレカバー

私の子ども時代は、「シッカロール」を使っていました。この商品は歴史を感じさせますね~。
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あせしらず

見守りネットワークのメンバーの中でも、これを知っている方は少なかったです。コマーシャル有名ですよね~。
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ロゼット洗顔パスタ

「ゴキブリホイホイ」は発売されてすぐ、流行(?)に敏感な母親がすぐに買ってきて我が家で使ってみました。結果は・・・・・、あまりのゴキブリくんたちの集合に、妹は泣くは、だれも「ゴキブリホイホイ」を捨てることができないは、大変な騒ぎだったことを思い出しました。
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ハエたたき

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

悪質商法の被害を防ぐために!!第4回地域づくりセミナー開催

 大田北見守りネットワーク第4回セミナーを9月20日開催しました。

 今回は消費者生活センター相談員による「悪質商法を防ぐために」というテーマでビデオ上映・クーリングオフ通知書の実際の書き方・参加者も含めての「悪徳業者が来た!」という設定での実演等、参加された方々に具体的に体感していただける内容でした。

 悪質商法に高齢者がなぜねらわれるか・・・?そこには不安の3K 「健康・孤独・金」があり、この不安につけ込む悪質商法が絶えないのだそうです。

 最後に悪徳業者は う・そ・つ・きでキーワードを教えてくれました。

  (うまい話は信用しない!)

  (そうだんする!)
 
  (つられて返事はしない!)
 
  (きっぱり、はっきり ことわる!!)

 だますプロはいても、だまされないプロ はいません。ぜひみなさん、「う・そ・つ・き」のキーワード覚えておいてください。

 来月は、警察署の方に様々な手口の詐欺や街中のひったくりに至るまで、対策も含めお話しいただく予定です。
 下記のご案内をダウンロードしてご確認下さい。
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大田北見守りネットワーク10月地域づくりセミナー案内はこちらからどうぞ!


みなさん、自分にも起こりうること・・・。真剣に聞き入っていました。
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セミナー

講師

講師2

参加者からも入っていただき、実演の開始です!
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ロールプレイ3

見守りネットワークのメンバーも悪徳業者として実演に参加!!見た目は本物ですね・・・。
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ロールプレイ12

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

何が幸せか・・・。

 先週木曜日、77才女性Bさんに会いに出かけた・・・。つい1ヶ月半前、Bさんが暮らしていた自宅の隣町にある高齢者アパート・・・。

 生まれ育った北海道から上京し、50年以上この町で暮らし続けた・・・。夜の銀座で働き続け、結婚せず今に至っている。

 何年か前から、認知症の症状により身の回りのことが少しづつできなくなっていった・・・。

 しかし気丈なBさんは誰にもSOSの手を挙げず、手をさしのべてもらうことを、「よし」としなかった。

 自宅に閉じこもることが多くなり、何年も風呂に入らず、着の身着のままの生活。食事も買ってくるもので済ませることが多くなったが、昔からの習慣で夜は必ずお酒を飲み、その量は増えていく・・・。

 このBさんと私をつなげてくれたのは、地域活動をしていたAさん夫婦でした・・・。

 閉じこもりがちにしていたBさんに声をかけ、事務所に誘い、地域活動普及のためのチラシ折りをBさんに「手伝ってほしい」と声をかけた・・・。

 それからBさんの日課の中に「11時からAさんの事務所でチラシ折り手伝い」というスケジュールが習慣化されていった。

 私がAさんに相談を受け、Bさんと初めてあったのもAさんの事務所でした・・・。

 人との交流を拒んでいたBさんでしたが、唯一、Aさんは「先生」。Aさんの奥さんは「先生の奥さん」。そして二人からのたっての願いで自分がチラし折りの手伝いをしていることを繰り返し私に誇らしげに話してくれました。

 何とか介護保険申請、ケアマネージャーと相談しながらサービス導入へ・・・。ただ、ヘルパーが行っても鍵を開けてくれないので、しばらくはヘルパーの訪問に合わせて、Aさんが同行してくれることになりました。

 2回目の訪問時、栄養不良と脱水症状があり救急対応。そのまま入院となりました。栄養不良と脱水での入院なので、点滴での栄養補給で体調は回復しましたが、在宅での一人暮らしは困難なため、ケアマネージャーが施設を検討。

 しかし認知症によるマンツーマンでの対応が必要と考えられるため、どこの施設も断られる・・・。

 認知症対応型施設(グループホーム)での1日体験入所も行いましたが、その結果グループホームからケアマネージャーが言われたことは、「Bさんは深い認知症なので、たぶんグループホームではどこも対象とはならないでしょう・・・」ということわりの返事。

 結局、Bさんを受け入れてくれたのは、介護保険の対象ではない、地域にある高齢者アパート。ここは社会福祉士のNさんが運営している。

 食事の提供はしているが、介護の必要な方はケアマネージャーの計画により介護保険サービスで対応する。

 Nさんはケアマネージャーに相談を受け、すぐに病院でBさんと会い、二日後にBさんと荷物を病院からすぐに運んでくれた。

 このNさんが運営している「○○荘」へBさんに会いに出かけたのです。退院してから二日後、玄関を入って「ごめんくださあ~い」とあいさつしたすぐあとに、「どうぞ~!!」の聞いたことのある声。

 Bさんが食堂(6畳ほど。ここで住んでいる方々が一緒に食事をする)で、職員の方とにこやかに向かい入れてくれました。

 「元気そうで安心しました」と私が言うと、「あなたも元気そうで、まあ座りなさい!」(たぶん自分のことが誰なのか、そして自分が入院していたことは覚えていない・・・)

 そこから色々とBさんの昔話が繰り返されるが、私がNさんと話しているときには、自分の話をやめ、黙って聞いてくれる。

 そして話しをBさんに向けると、またにこやかに話してくれる。Bさんがこんなに穏やかな表情で話しているのを今まで一度も見たことがない。

 「何でBさんをグループホームで受け入れてくれないの?うちよりまちがいなく職員の人数も職員の経験もあるはずなのに・・・。

 それに何の問題もないよ、昨日お風呂も入ってくれたけど、病院では湯船に入ってなかったのかしらね、生きた心地がするってほんとに喜んで言ってくれたのよねBさん」

 とNさんがBさんに話しを向けると、「え~、気持ちよかったわ」と嬉しそうに返事をするBさんが、Nさんの隣の席で答える。

 Aさん夫婦という、Bさんのたったひとつの点のようなつながりが、私たちに引き継がれ、Bさんの生命が誰にも気づかれずに尽きるギリギリのタイミングで、今、この「○○荘」でBさんの新しい生活がが始まっていく・・・。

 「80才で一人暮らしで認知症」私たちが働く大都市東京は、これからこのような方たちが増えていくことでしょう・・・。BさんにはAさんがいました。でもほかの手を挙げることができない高齢者の方々に、同じようにAさんのような方がみなさんいるのでしょうか?

 手を挙げられず、自分から手をさしのべてほしいと言えない方々を、点のような関係からでも私たち専門職につなげてくれる地域の関係を、今、創り出さなければ東京の高齢化の現状を考えても間に合いません。

 いいえ、実際に高齢者の孤立死は、私たちの地域でも月々起こっているのです。

 行政が始めても、地域に暮らす方から始めても、誰から始めてもいいんです。早く今の現状を真剣に考えましょう。動き出すことが大切なんです。声を上げることが大切なんです!

 小さなことの一つひとつがなし崩しになっていく、そこだけを見つめていると、別にたいしたことではないように思われるかもしれませんが、少し離れて全体を見渡したときに愕然とする。

 大都市部の地域のつながりの脆弱はとどまりようのないところまで来ています。「遅かった」では済まされません。

 今、気づいた人から動き出す取り組みを始めていきましょう!!


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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

断れない・・・、いいえ断らないんです!

 昔から、頼まれたことは断れない性格でした…。皆がやりたくない一心で「沢ちゃんお願い!」と言って頼まれたもの数知れず・・・。

 美化委員は、中学時代なんと2年間連続!!

 クラスメイトが掃除を怠けると、なぜか美化委員の私が職員室に呼び出し・・・、「俺はやってるよお~ 怒り 」と生意気に先生に言うと、「口答えするな 怒り 」と逆怒りの洗礼・・・。(連帯責任も何もあったもんじゃない・・・) 

 生徒会も、先生に勧められ立候補(これは正確には立候補じゃない)。

 みんなが登校してくる時間に、肩に襷をかけ、「私に投票おねがいしま~す。いい学校にみんなでしましょお~」なんて遊説活動までしましたが、結果落選・・・。

 先生には「おまえはもう少しやれるやつだと思っていた・・・」なんて言われる始末(ちょっと待て、俺まだ何もしていないから・・・)。

 断れない自分の優柔不断な性格を、呪ったこともありました・・・。

 断れないのは、今になっても基本的に変わりません・・・。でも、学生時代と違うのは、

 「断れない」んじゃないんです・・・。「断らない」んです!

 自分を必要として声をかけてくれるんですから断る理由がない・・・。しかも、断らないことを心がけていれば、自分の見える範囲で活動している以外の新たな出会いが待っているかもしれない・・・。

 今日も、新たな依頼で仕事が終わったあと出かけました。今回の依頼はなんと「カメラマン」としての依頼です jumee☆camera1b jumee☆camera2b

 昨日「東京の今の姿を伝える」のブログで書いた、すぐ近くにある訪問介護事業所 Kさんから、「ヘルパーさん一人ひとりの写真を撮影してほしい」との依頼・・・。

 ブログを見てくださっていて、私に白羽の矢が当たったみたいです。久々のカメラマンとしての依頼にちょっと興奮気味に出動!!

 ファインダー越しですが、みんないい顔をしていました ニコニコ。 横向きBrilliantやっぱり、やりがいを持って仕事をしている方というのは、表情でわかりますよね。

 結局、カメラマンとしての腕を使う必要なく、素材の良さでいい写真が撮れちゃいました jumee☆imbeaten1R  またまた、断らなかったおかげで、ヘルパーの皆さんの笑顔に出会うことができ、元気のエネルギーをもらうことができました。

 断れない・・・ではなく、断らない・・・。結局そうすることで、新たな、そして大切な経験に出会えるんですよね。

 

高校時代は写真部、そして工学部写真工学科卒の腕前を生かし(?)、爽秋の季節を かめら jumee☆camera2a
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

東京の今の姿を伝える

 見守りネットワークで関わっている訪問介護事業所の方からの紹介で、NHKから取材依頼がありました。(この訪問介護事業所代表 Kさんのブログをご覧になりたい方はリンク「大切な人にお勧めしたい介護」からどうぞ!)

 テーマは「東京の今の姿を伝える」

 このシリーズのひとつとして、大都市東京ならではの高齢者が抱える課題、対策、都市部だからこそできる対応策を伝えようというもの・・・。

 この間、記者の方と2度お会いして内容を詰め、以下のような柱立てができました。

①介護保険制度改正により誕生した、地域包括支援センターに多数の相談が寄せられる。急速に進む都市部の高齢化を感じる包括職員

②高齢者の実状  その1  危機感を感じ、助けを求める高齢者
  
③高齢者の実状  その2  助けてほしいと手を上げられない高齢者 

④都市部ならではの対策の動き
 介護事業者・医師会・商店街・新聞配達員・コンビニなどネットワークの動き。行政主導ではなく、声をあげる地域の力は・・・。これからの課題は・・・、壁は・・・。

 担当記者 Sさんは、大田区で暮らす言わば地域住民。

 今の大都市部で急速に進む高齢化、一人暮らし高齢者(また高齢の夫婦のみ世帯)の増加、地域との関係が希薄な中起きている様々な問題をSさんに話しました。

 Sさんは、真正面から受け止めてくださり、この今起きている実情を伝えようという意欲が感じられ、私も一緒に取り組むことを決めました。

 担当行政機関も、この取材内容を伝えたところ快く受け入れてくれました。10月上旬放送に向けて、今週末から具体化が始まります!!


繰り返しますが、白川郷ではありません・・・。川崎の「民家園」です。
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見事な梁です。この木材が古民家を数百年支えている力になっています。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

親と子で築く文化

 女性が多い職場の責任者として、育児をしている職員が、仕事を継続していけるような環境づくりについては常に意識している・・・。

 それにしても、私のまわりで働いている母たちはたくましい・・・ たはー 子どもが成長するのと同じ速度で、母として成長をしている方ばかりです。

 職場の母たちを見ていると、5月2日ブログ「人とのつながり=自分自身」で書いた児童心理学者A先生がおっしゃっていた言葉を思い出します。

 「人間には元来「母性本能」なんかないのではないでしょうか・・・。

 豚だって、10匹以上の子豚の中から自分の生んだ子豚を見つけ出す「本能」を持っているのに、人間のお母さんは、例えば看護師がまちがえてよその赤ちゃんを抱かせると、それが「よその子」だと見抜く本能を持っていません。

 けれど、その「よその子」を3ヶ月、6ヶ月抱いてしまったら、「よその子」とわかっても、すぐに別れることはできない・・・。それは、人間の親子愛は本能ではなく、親と子で築く「文化」だからです。

 本能は、生まれついての宿命ですから変えることはできない・・・。「文化」は、親と子で創り出すものだから、時には間違うことはあっても発展できるのです。

 「文化」だから、新生児の母は幼児の母に、幼児の母は小学生の母、中学生の母、高校生の母と、親子の間柄も発展させられるのです。

 子どもの成長の節目、節目で「もっと人間らしく出逢い直す」ことができるのです!」


 最近、児童虐待のニュースが後を耐えない・・・、逆に子どもが親を殺してしまう凄惨な事件も相次いでいます・・・。

 ケモノのような「本能」ではない、親と子で築き上げる「文化」が広がっていくことを願ってやみません・・・。



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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

もっともっとちがう景色を見るために・・・

 昨日、横浜にある三渓園の観月会に行ってきました。光を浴びて佇む三重塔・・・。

 不思議ですね、三重塔に行くために階段を登って行くんですが、一段上がるごとにその姿が全く違うものに見えるんです。

 人間の成長もそう・・・、らせん階段を登るように成長していく・・・。

 同じような壁にぶつかることもあるんですが、以前は大きな大きな壁に感じたものも、自分自身が一段一段登っていれば、その壁が新しい景色を見るための踏み台に感じてくる…。

 そうなんです。「もっともっとこの世界に生まれた自分としてちがう景色を見てみたい!」「新しい自分を発見したい」と歩みを前に進めていれば、同じ場所であっても新しい景色を見ることができるんです。

 自分が変わればそこにある景色も変わる。違うものに、もっと素敵なものに、自分にとってかけがえのない大切なものに・・・そう、見えてくるんです!!

 自分が暮らし・働いているこの地域で、もっとちがう景色を見るために、自分自身の階段を一段一段踏みしめ、登っていきたいと思います・・・。


昨日は中秋の名月 お月見うさぎ(*゜▽゜)ノ 横浜にある三渓園の観月会に行ってきました。日ごろのおこないが良いので、見事な月が見えましたよ!
       
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三重塔もイベント開催に合わせてライトアップ
       
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見る場所によって、同じ三重塔なんですが、ちがう姿を私に見せてくれました。
       
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ウォーキングー!!

久しぶりの連休です!!普段の運動不足解消と、秋を感じに家から川崎大師までのウォーキングーグーへ出かけました。


歩きだして5分。床屋さんのショーウィンドウに白鳥の親子の置物を発見!!よく見るとかぼちゃですよ。
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床屋さんのある商店街をまっすぐ歩くと花屋さん・・・。ケイトウの花がきれいだったので思わずパチリ かめら
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庭のある家では、瓢箪がブーラブラ、風に揺られてました。
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大きく真っ赤で情熱的な花を発見!!この花のある家の庭には他にもたくさんの同じ花が咲き誇っていましたよ。
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なぜか懐かしい感じのする、その名も昭和マーケット!!昭和に出来たからこの名前なのではなく、この地域の地名が「昭和町」だからだと思います・・・。ここまで家を出てから30分そろそろ疲れが出始めてます がっくり
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川崎大師の仲見世通りに入る手前にあるパン屋さんで墓石と同じ石で造られたジャムおじさんを発見!さすが川崎大師???
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さ~て!この店は沢お薦めのお店です。川崎大師にお立ち寄りの際はぜひお寄りください。どんぶりにあふれる天ぷらはごま油の風味いっぱいです!!京急川崎駅から表参道に入ってすぐにあります。
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店の前で売っていたエビの頭だけを揚げた天ぷら(300円)。注文したら「兄ちゃんちょっと待ってな!」と揚げたての物をくれました。ここまででウォーキング1時間。栄養補給完了です!
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帰り道の小学校に栗の木があり、栗がだいぶ実っていました・・・。
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合計時間1時間半の立派なウォーキング終了!明日は筋肉痛決定 涙

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専門職としての自覚と主体性を!

 8月25日付け厚生労働省老健局振興課より「同居家族等がいる場合における訪問介護サービス等の生活援助等の取り扱いについて」具体的な周知が発せられた。

 生活援助のサービス(調理、掃除、買い物等)をケアプランに反映させる場合、一人暮らし又は同居家族が障害、疾病の場合ほか特段の事情でなければ導入できません。

 しかし今回の周知内容は、「利用者が一人暮らしか又は同居家族が障害、疾病がある場合に限らず、適切なケアプランに基づき、個々の利用者の状況に応じて具体的に判断されるべきものである」ということ。

  この件について、大田区として各居宅介護支援事業所に文章を追加し送付していますが、「算定の判断がつかないケースについては従前どおり地域包括支援センター、各地域行政センター、区介護給付係へご相談ください」と一文が添えられていた・・・。

 実際に近隣のケアマネージャーからのこの件に関しての相談が頻繁にあります。しかし、その多くのケアプランの内容は適切なものであることがほとんどです。

 それでも相談が絶えないのは相談ではなく、行政給付係、地域包括支援センターの職員のOKという確認をケアマネージャーは必要と感じているんです。

 言いたいことは、個々の利用者の状況について具体的に判断できるのはケアマネージャーしかいないということ。そのケアマネージャーの判断について、行政や私たちがとやかく言うことではない。

 もっと自分の専門性に自信を持ちましょう。専門性に対する責任を持ちましょう。

 そして、介護保険に関わる行政機関は、今回の通知についてもっと明確に、正確に、はっきりと居宅介護支援事業所、サービス事業所に伝えましょう。

 「生活援助等の提供にあたっては、ケアマネージャーの専門性に基づき判断をお願いします。同居家族がいる場合については、家族がいるにも関わらず生活面での援助がなぜ必要なのか?ケアマネージャー自身の中で明確にしておいてください。」

 これでよいのではないでしょうか?ケアマネージャーという専門職が誕生して8年。これからの高齢化を支える中心の専門職を信頼して、主体性を持てる土壌を創らなければ専門職としての自覚は生まれていきません。

 経験を重ねたケアマネージャーが、自分の専門性に誇りを持ち、辞めずに経験を重ねていく・・・。

 そして新たなケアマネージャーがこの職能集団の中で広がっていく。今、ケアマネージャーの資格は取っても仕事に就かない人が増えています。

 この仕事にやりがいと、魅力を感じるような土壌を今つくらなければ、介護保険制度の土台が崩れていくように感じています。

  

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深い認知症???

 1年以上関わっている方がいます。認知症でお一人暮らしのBさん(女性)・・・。

 関わり始めた頃は、近隣の新聞配達店のAさんの奥さんが「閉じこもることのないように・・・」と、広告の折り込みをする午前中の時間帯に声をかけてくれ、広告を折りながら、お茶飲み友だち同士のおしゃべりを続けてくれていました・・・。

 我が包括支援センターに相談してくれたのは、このAさんのご主人・・・。

 Bさんは、もう何年もお風呂に入っていなく、着の身着のまま・・・。Aさん夫婦には気を許しているが、ほかの人は一切受け入れてもらえないそうです。

 Aさんの協力で介護保険申請から、ケアマネージャー・ヘルパー事業所を決めました。

 サービスを入れる日は、Aさん同行により鍵を開けてもらい、ヘルパーが関わることに慣れていただくことから在宅サービス利用をスタートさせていくことになりました。

 Bさんがヘルパーを受け入れてくれるか?サービス導入までケアマネージャー・ヘルパーの長期にわたる根気勝負のスタートと思っていた矢先、脱水と低栄養のため入院となってしまいました。

 食事をほとんど摂っていなかったうえ、昔からのBさんの日課であった晩酌のウイスキーの量が増加したものと考えられます。

 低栄養と、脱水が原因だったため、入院して点滴での栄養補給後すぐに体力は回復・・・。

 しかし、自宅での一人暮らしは難しいと、ケアマネージャーは特養、老人保健施設等、様々申し込みを開始しました。

 日常生活全般は自立されていますが、認知症による職員のマンツーマンでの対応が必要と、施設側から断られ続け、やっと1か所グループホームが「1日体験での入所をしてもらってから可能であれば・・・」ということで入所の具体化を進めていけることになりました(さすが!認知症対応型入所施設!!)

 病院でも、「体力が回復しているので退院はいつになるのか?」とケアマネージャーは板ばさみ。

 このグループホームが受け入れてくれれば、職員の声かけにより、ある程度今までと同様の生活ができると思っていたのですが、翌日グループホームからの返事は、「受け入れ不可」でした。

 ケアマネージャーからの話では、理由は「Bさんの認知症の症状は深い・・・」との理由でした。

 「深い認知症???」なんじゃそりゃ・・・?

 確かに入院先の病院でも、夕方になると「そろそろ家に帰ります・・・」と荷物をまとめ始めたりすることはあるそうですが、食事もトイレへも自分で行ける。心配していた入浴も拒否されることがないそうです。

 「深い認知症」=「認知症による不安や人恋しさなど様々な理由で、Bさん個人に職員が一人対応しなければいけなくなること」なのでしょうか。

 この施設の相談員や責任者の方は、ケアマネージャーでなく、家族に対しても、受け入れ困難な理由を「深い認知症」という理由で話していくのでしょうか???

 このような方を認知症対応型入所施設が受け入れが困難というのであれば、今後、ますます増加するBさんのような方(認知症の症状により一人暮らしで生活することは難しいが、ある程度の声かけにより、生活が可能な方)は、どうすればいいのでしょうか?

 また自宅に戻り、鍵をかけたまま他人の入室を拒否し、食事をすることもせず、外との関係をなくし、誰にも気づかれず、また衰弱していく・・・。

 「深い認知症」などと施設側が根拠のない診断を出さず、率直に体験入所でどんな状況だったのか、施設の限られた人員での対応の限界があることなど、せめて福祉職同士で話し合うことはしたいと思う。

 地域で関わっていたAさんも心配しています。「入所したら、しばらくは話し相手に行ってみようかな?」とも言ってくれています。

 認知症の方は環境の変化に対して混乱することがあります。1日の体験入所で何がわかるのでしょう・・・。施設の職員体制の状況もわかります、わかっているつもりです。

 しかし、、「地域密着型サービス」「認知症対応型入所施設」として、地域に密着して、地域の人たちの力も借りて、入所する方が最初は手がかかっても、施設での生活に慣れていく努力を、そこに力をかける意気込みを、せめて見せてほしいと思います。


 
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山からの来訪者

 1月26日「伯父の死」のブログ記事で書いた山梨の実家、実家は今、伯母が一人暮らし・・・。

 巨峰のブドウ畑も、今年は枝だけでブドウが実ることはない。

 叔母一人になり、ブドウを育てるのはやめ、野菜中心に栽培しているそうです。

 しかし、周りはほかの人のブドウ畑がたくさんあり、収穫のこの時期には、山からの来訪者が絶えないようです。

 つい先日もりっぱな角を持った牡鹿が、畑を守るために張られた網に引っ掛かり、伯母だけではどうしようもないので農協の人を呼んで助けに来てもらいました。

 牡鹿は、立派な角に網を引きづって山に帰って行ったそうです。熊は器用にブドウをもいで、小脇に抱え山にお持ち帰り。イノシシはその場で食べ散らかして山に帰っていく・・・。

 ある日、伯母さんが野良仕事から帰ってくると家の中にコマーシャルで有名なソフトバンクのお父さんのような犬が我が家のように家の中で待っていた。

 伯父さんが生きてた頃から、実家には野良ネコや野良犬が、いつしか居候のように我が家の一員となって住み続けたことがたびたびありました。

 伯母との同居犬となってくれるかと期待しましたが、残念ながら飼い犬だったようでしばらくして実家からさらに山を登った村の人が迎えに来たそうです。

 また、一人になった伯母ですが、山からの来訪者は絶えず、そして野菜を育てるという役割もあり、毎日野良仕事をしながら元気に暮らしています。

 
川崎にある民家園で撮影。これが東京の隣の川崎の光景です。信じられますか?しばらくシリーズでこの日本の原風景を載せていきます。
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包括菜園 草刈り隊

 当医療法人 牧田総合病院への通院帰りに立ち寄ってくださる地域の方が二人いる・・・。先日、たまたまこの二人が夕方重なって来所されました。

この二人、共通するのは一人暮らし・・・。

 一人は、「要支援」。もう一人の方は「要介護」の認定をお持ちです。

 最初に来所されたKさんが、中に入る前に「包括菜園」の雑草をむしり始めました・・・。玄関に入らず、荷物を持ったままいきなり草むしり開始!! (写真1参照)

 当然、中にいた私たちはしばらく気付かず、フッと玄関を見たら、人影が… えぇ

 玄関に出ると、Kさんが「何やっとるの~、この草全部雑草だよお~~~」と私たちに厳重注意!!

 一緒にKさんの指示のもと、草刈り開始・・・。放っぽりっぱなしの雑草は、根が深いこと深いこと・・・ 汗;一鉢一鉢、プランターもすべてこつこつと草をむしり始めました…。

 すると、私たちの作業している反対のプランターで、やはり荷物を持ちながら草刈りをしている見慣れた後姿が・・・??? (写真2参照)

 そうです、やはり通院帰りによく立ち寄ってくれるSさんがいつの間にか反対の草をむしってくれているのです えぇ えぇ kao05

 包括職員の誰よりも力強いKさん、Sさんの活躍で、「包括菜園」もすっきり生まれ変わりました!!

 
(写真1)
草むしり2

(写真2)
草むしり1

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ピーター・ポール&マリー

 先日、休みの日に引き出しを整理していたら、6年前の秋、デイサービスを退職した時にKさんの奥様から頂いた手紙が出てきました。

 デイサービスで生活相談員として、新規受け入れの際の自宅訪問に行き出したばかりの頃、Kさんの初回訪問に伺いました。

 40歳代での若年性認知症の診断を受けたKさん。進行が早く、目の前のご主人の変化に奥さんは戸惑い、二人で自宅に閉じこもり毎日泣いて暮らしていたと言う。

 デイサービスの利用も何度か考えたが、利用者の子どもぐらいの年齢のKさんを利用させる勇気が持てず、ずっと悩み続けていたそうです。

 しかし、担当ケアマネージャーの熱心な勧めもあり、私の利用前の初回訪問が実現しました。

 奥さんは、外出することをしなくなったKさんが、せめて家の中で穏やかに過ごせるよう、日中は窓を開け、ご夫婦ともに好きだった「ピーター・ポール&マリー」の曲をいつも流していて、私が訪問した時も、「パフ」が流れていてKさんは聞き入っていました。

 奥さんは、本人がデイサービスを快く参加することができるか?周りの人たちがKさんを受け入れてくれるか?私が訪問した時にも利用を悩んでいました・・・。そして、まず奥さんも同行して、一日体験利用からスタートすることになりました。

 利用当日、Kさんはやはり、利用者の方と一緒のテーブルに座ることもできず、別テーブルで奥さんと見学。

 そして、落ち着かないのか帰ろうとまでするようになりました。そこで、デイサービスの脇にあった、放置したまま荒れ放題の花壇に行き、「一緒に庭造りをしませんか?」とKさんに提案をしました・・・。

 その日から、Kさんの利用日は、毎回一緒に麦わら帽子をかぶり、軍手をして、草むしりから木の剪定と一緒に作業を行いました。(指導は送迎運転手のAさん)

 始めたのは、たしか初夏の頃だと思います・・・。二人で汗びしょになりながら作業をして、BGMは当然 「ピーター・ポール&マリー」 やはり、利用者の方とKさんは体力が違います。今まで食事量も少なかったのですが、適度な運動をしてお腹が空くのかモリモリ、そして水分もゴクゴク飲むようになりました。

 あの頃のKさんは、ピーター・ポール&マリーの曲の大部分はハミングでしたが、サビの一部分は英語で歌ってくれていました・・・・。

 しかし認知症の進行は、しばらくしてKさんからピーター・ポール&マリーの曲の記憶を奪い、一緒に花壇を作る体力と気力までも奪っていきました・・・。花壇作りは、Kさんから送迎運転手のAさんが引き継いでくれました・・・。


このKさんの奥さんが、私が退職するときにくださったお手紙が出てきたんです・・・。
             

 秋も日一日と深まって参りました。このたびは、退職なさることを伺いまして本当に残念でなりません。

 「庭造りを一緒にして春には花を咲かせましょう・・・」と、固い握手をしてくださったこと、ピーター・ポール&マリーの曲をデイサービスの部屋いっぱいに響かせてくださったこと、

 「一人ひとりにデイサービスの参加の仕方があるはずだ・・・!」という言葉・・・。

 今こうして、デイに通うことができるようになったことは、〇〇との出会いがあったからです・・・(詳細省略)。また、時々デイサービスに訪ねてくださいね、今後とも活躍されますことをお祈りしております。


 奥さんのお手紙に綴られた思い、Kさんが一緒に作業しながら歌ってくれたピーター・ポール&マリーの歌、しっかり今も心に刻んでいます。心から心からありがとうございます。


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東京都老人総合研究所 

 見守りネットワーク発足から、助言、協力いただいている、「東京都老人総合研究所」の研究員の Nさんから連絡が入りました。

 現在、地域包括支援センターを対象としたアンケートを作成中で、モデルとして取り組んで意見をもらいたい・・・ということでした。

 2~3日後、はるばる大森の我が包括支援センター事務所まで、研究員の Nさんがやってきました。


 細い体の両肩に大きなカバンをかけ、我が包括支援センターに登場した Nさん・・・。

カバンの中にはパソコンと、膨大な資料・・・「お疲れ様」。

 アンケートを行いながら、感じたことを伝え、その意見を Nさんは持参したパソコンにどんどん打ち込んでいく。約1時間半ほどでアンケート終了・・・。

 話しは「見守りネットワーク」の取り組みへ・・・、不思議ですね・・・。

 自分たちが一つひとつ考えながら進んできた動きを Nさんと話していると、自分自身の頭の中が整理され、次に向かう展望まで見えてくるような気分になりました。

 私たちが見守りネットワークのメンバーと情報のやり取りを行っている SNS (ソーシャル・ネットワーク・サービス)にも Nさんは参加してくださっていて、私のブログも見てくれているそうです。

 この日は Nさんに、大きな励ましと、エールをもらったような気がします。また、「この見守りネットワークの取り組みをマニュアル化しませんか?」という話しもいただきました。

 Nさんの協力を得て具体化できれば、今後,このネットワーク構築の中心となる地域包括支援センターのみなさんへの一助となるのではと思います。

 話をしている時から、 Nさんの視線が面談室内にある台所へ何度か向けられているのを感じました。話し終わった後、「この台所でカレーライスを作っていたんですかあ~ kao03 Brilliant とNさん・・・。

 私たちの事務所に来た時から、私のブログに出ていた「包括カレー」がどこで作られているのか、気になっていたようです。

 「次回来る時には、カレーを用意して待ってますね・・・」そんなあいさつを交わし、 Nさんはまた両肩に資料とパソコンを抱え、帰っていきました!!

 

秋の気配がするさわやかな風のような Nさんの来所でした。一緒に参加した包括職員みんなが、知的で、熱い Nさんにすっかり惹かれていましたよ・・・ キラキラ(オレンジ)
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竹林

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普通の暮らし

 今、10万円を超える炊飯器が飛ぶように売れているそうです・・・。

 内釜がNASAのスペースシャトルと同じ素材を使っているとか・・・。

 そのような最新の素材、最新の技術で追求したものが、竈で炊いたと同じような炊きあがりになるご飯  ごはん おにぎり 。 

 特にほどよいお焦げができるようにするにはかなり技術面で苦労したそうです。

 先人の日常の普通の暮らし、道具が、今見つめ直され新たな形で生まれ変わっていく。田舎の叔母は、「昔は竈でご飯を炊いてお焦げができたら、よく姑に怒られた・・」と言います。

 でもそれが香ばしく、今の大人の人たちにとっては母親の味なんですよね。

 今、都市部では先人の暮らしの中で普通にあったご近所づきあいが失われつつあります。崩壊しているという見方も・・・。

 高度経済成長以降、生活様式、生活スタイルの変化の中で個人の生活、プライバシーが尊重されるあまり、本来人間にとって必要な人と人とのつながりを、遙か昔に置いてきてしまったような気がします。

 しかし、今、その置いてきてしまった大切なものが、少子高齢化、世帯構成の変化(独居高齢者の増加、核家族化)が進む今の時代に見つめ直され、大都市部東京の中でも昔と同じようには戻りませんが、新たなつながりの構築が各地域で生まれはじめています。

 当時にはなかった介護の専門職が、仕事を退職しこれまで仕事のために自分の力を発揮していた方々が「今度は地域のために・・・」と・・・、様々な地域特性の中、自分の地域に目を向けたその地域ならではの活動だからこその具体的な新しいつながりです・・・。

 昔から続いていた普通にあった暮らし・・・。

 いつしかその「普通」というじつは大切なものが失われていきましたが、いくつになっても、「住み慣れた地域で普通に暮らしたい」という地域の人たちにとって、つながりはなくてはならないもの!

 昔と同じ形にならなくてもいいんです。懐古的になってもなくなってしまったものは戻ってきません。昔と今も変わってはいけないもの、それは「つながりの中にある暖かさ」なんです。
 


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山梨の実家の叔母が竈で煮た煮豆。大量に作り置きして、毎回食卓に登場です。
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煮豆

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公私混同?

  当医療法人 医療福祉部 (医療相談室・医療連携室・訪問看護・居宅介護支援事業所・包括支援センター)は、2年前ぐらいにユニフォームを揃えました。
 
  夏は半袖シャツか紺のポロシャツ、冬は長袖シャツにダウンジャケット。どれも肩の部分に病院のマークが刺繍してあります。

 夏のこの季節、じつは私の一番多い私服も、紺か黒のポロシャツ。朝は私服に首にタオルを巻いて出勤です!

 先日、朝出勤と同時に電話が鳴り、職服に着替える間もなく対応・・・。そのまま、着替えることを忘れ仕事に突入!!

 その日は一日休む間もなく忙しい一日でした・・・ 苦笑い

 忙しかった仕事を終え、着替えてタイムカードを押して帰宅・・・・、????? 皆さん気がつきましたか?

 そうなんです、私服で職場に来て、職服に着替えて帰ってしまったんです えぇ

 こんなサザエさんみたいなドジぶりが、日常茶飯事の沢でした・・・。


まだまだ暑い日が続いていますが、夕日はめっきり秋の装いです・・・。
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大切な大切な、夏の思い出

 昨年10月5日ブログ「大切な夏の思い出」で書かせていただいたSさんの奥さんが、病院に訪ねてきてくれました。

 Sさんが亡くなられてちょうど1年・・・。奥さんにとってSさんの様々な思い出のある病院へ、関係者へのお礼もかねて1年ぶりに足を運ばれたそうです。

 とはいえ1年ぶりの病院訪問で、当病院へ近づけば近づくほど「自分のことを覚えているかしら・・・」「行っても看護師さんや、関わってくれたみなさん忙しかったらどうしよう・・・」など思いが巡ってきて、だんだん足取りが重くなってきたそうです・・・。

 そこへ、見慣れた男が偶然正面から歩いてくる・・・(私)。

 訪問途中でばったりあったSさんの奥さんとしばし、再会を喜び合い、そのままSさんと関わりのあった各部署へ携帯で連絡網を回しました。「Sさんの奥さんがこれから行くからね!!」 ソフトバンク

 そのままご挨拶をして別れ、訪問後事務所に戻ると、玄関前に奥さんと担当だったケアマネージャー、医療相談員が話していました・・・。

 じつは、来年2月21日に開催予定の当病院学会「地域に拓かれた医療-急性期から介護まで-」で、Sさんと当病院との関わりを地域公開講座シンポジウムとして発表する予定でいます。このシンポジウムに、奥さんも参加していただけることになりました。

 テーマは、「医療を受けながら地域でその人らしく暮らすには」 ~病院と地域と家族。ある患者さんの事例を通して~です。急性期・回復期病棟看護師、ケアマネ、医療相談員、訪問看護 看護師・理学療法士、医師。

 そして在宅で関わったサービス提供チームの皆様にも当日出席いただき、コメントをしてもらう予定でいます。

 今後、加速する高齢化の進展の中で、医療、在宅福祉、地域、そしてご家族が、どの人にも必ず訪れる「最期」を本人とどのように関わってくのか・・・を、地域の皆様と、医療・介護従事者が一堂に集まり、考える機会になればと思います。

(お知らせは、チラシができた時点でアップいたしますので、地域の皆様、そして医療・介護の現場で働く皆様、是非ご参加下さい。)

 Sさんの奥さんに、包括菜園でちょうど実っていたピーマンと、ナスをお渡ししました。奥さんは「Sさんにも見せて、今日のこと報告するわね」と帰られました。

 ちょうど1年前、この包括菜園にはプチトマトが実り、Sさんは体調がよいときには必ずリハビリのコースで車いすに乗り、立ち寄ってくれていました。プチトマトの成長を喜んで見つめていてくれました。

 亡くなる前日には、状態悪化の知らせを病棟から聞き、プチトマトをもいで、Sさんの病室に飛んでいきました・・・。意識が薄れていく状態の中、しっかり私の手を握ってくれました。

 次の日Sさんは亡くなりました・・・。棺の中にいるSさんに奥さんは、亡くなる前日に私が手渡したトマトを持たせてくださったそうです。

 ちょうど1年・・・、この仕事をしていて、ひとつの地域で働き続けるということの重みと、すばらしさをSさんの奥様との再会を通じて改めて感じさせていただきました。


昨年、Sさんがずっと見守っていてくれた包括菜園のプチトマト
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木の葉散り、水面の揺らぎ広がる・・・。しかし、この一枚一枚の葉が、川深く沈み、どこまでも澄んだこの川を生み出しているのです・・・。
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イケメン・カリスマ介護士!

 昨年11月29日ブログ「ラジオ収録」で書かせていただいた、地域の介護家族会会長Sさんが、3回目のラジオ収録のため午後事務所にやってきました。

 大分、沖縄等で放送されているというラジオ番組の番組構成 兼パーソナリティーも行っているバイタリティーあふれるSさん、この方からいつも元気をもらってます。私自身兄貴のように大好きな方です。
 
 15分番組の2コマ分の収録・・・。

 今回は、「地域力について」、Sさんの名調子に乗せられるような形で、地域包括支援センターの役割・高齢者見守りネットワークの活動について・地域で今何が起こっているのか・・・など、自分でも「何でこんなにポンポンセリフが出てくるんだろう???」と不思議になるくらい楽しい会話が広がり、無事収録を終えました。

 収録後も話が弾み、話しは「介護業界」について・・・、

 Sさん:地域の人たちが、介護を自分のこととして受け止めるというのは中々むずかしいことだよね~。

私 : そうなんです、私たちもこの1年は、この見守りネットワークの取り組みを地域の人たちに知っていただく普及啓発の1年だと思って取り組んでいます。息の長い、地道な取り組みです・・・。

Sさん : そうだ!テレビコマーシャルでも出てみたら・・・!カリスマ美容師じゃあないけど、カリスマ介護士とか登場させちゃって・・・。今イケメンがはやっているから、どうせやるなら・・・そうだ!!

イケメン・カリスマ介護士なんてのはどう?

 私 : ・・・・・・。

 Sさん: このイケメンカリスマ介護士が有名になって、ベンツなんか乗り回しちゃって、御殿かなんかのソファーで左うちわの生活・・・。

 やっぱりこの介護業界でこういう生活ができるような人が生まれなかったらだめだよね!!こういう人がいっぱい出てきて初めてこの業界が認められて、なり手も増えてくるんだよ、そう思わない??

 確かにSさんの言うとおり!!Sさんが話すから納得できる話し。Sさんと会うと、いつも元気にさせてもらえます。いつも頼まれることが多いのですが、帰りにはなぜか「ありがとうございました!」という言葉が自分の口から出ています。

 Sさんは地域で暮らし、Sさんのお店は私がいつも昼ご飯を買いに行く裏の商店街にあります。これからも長いお付き合いをさせていただき、Sさんの元気を吸収したいと思ってます。



事務所の机の上にしばらく置いてあった、映画「3丁目の夕日」のペーパークラフト(私が作りました)と、ダイハツミゼットのチョロQ。こんなものを置いて楽しんでますが、本業の仕事も一応やってるんですよ。
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鈴木

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