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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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自己決定の過程

日々、様々な相談者が訪れる「地域包括支援センター」・・・。

 私たちのセンターも例外ではない。今日も朝から電話が鳴りっぱなし・・・。

 ただ、様々な相談というのは職員側の見方、訪れる人にとっては唯一無二の、自分自身の今後について、大切な夫、父、母のこと・・・。

 他人事ではない、すがるような思いで来る人たちもいる・・・。

 そんな一人ひとり、考え方も、世代もちがう相談者たちに対応する私たちが、基本、原則をきちんと持ち、ぶれない自分を構築することは何より大切!!

 私にとっての基本、原則は、「最終的な決定は本人、ご家族にあるということ」これを基本原則にするということは、正直かなり骨が折れます・・・。

 自分では意識して接しているつもりでも、気がつくと、自分の考えを押し付けてしまうことが多々あるんです。

 例えば、自分が持っている少ない情報を提示したとする。でも、これが専門家が提示した情報であれば、それがいい、それでいいとなってしまう。

 つまり、相談者との関係で、相談を受ける人、それに対してそれに対して答える専門家という設定であると専門家の意見で「ごもっとも」そのまま、専門家の意見で進んでいく・・・。

 その関係の中では、本人、家族の自己決定は素通りしていく。

 わからないから決められない、相手に委ねたい・・・。その気持ちもわかる。でも、自分は専門職として、基本・原則、自分の一回きりの人生を自分たちで決定していくことを支援する姿勢だけは持ち合わせたい。

 わからない・・・、だれしも、介護が必要になったときにしか、介護保険制度やさまざまなサービス利用、後見制度等を知ろうとは思わない、そして知る必要もない。

 だから必要になってしまった時に、必要な情報、そして、それを選んだ場合のリスクなど、情報を伝える。

 そこで選んでもらう過程を必ず通る。当然、様々な理由で決定できない人もいる。

 でも、専門職である自分自身の基本、原則に立つのであれば、少なくとも、この過程だけは踏んでいく努力をしていこうと思う。

 自分が相談者の立場になった時、どんなに誰かの支援を受けなくてはならなくなっても、自分の人生を誰かに委ねてしまえば、その時点で自分が自分ではなくなる気がします。

 自分自身のことは自分で決める。これは、自分で歩んできた今ある自分を、実感できるとても大切なことだと思うんです。

 利用者でもなく、患者でもなく、自分。できないことが多くなっても、自分として生きていくための大事な過程・・・。これが自己決定・・・。専門職である自分にとっての、今考える、貫くべき基本・原則なんです。 




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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

大迫力が大田区を動かす!

 本日、大田区老人クラブ連合会女性委員全体会にて、「高齢者支え合いネットワーク」をテーマに話しをさせていただきました。

 いやぁ~、今日は大田区の老人クラブ女性委員のみなさんの迫力と元気さに、どっぷりつかった一日でした・・・汗;

 開会2時間前に、役員の方たちとともに会場ホールへ集合!ホールに入ると役員の方々が、真っ赤なポロシャツで出迎えてくれました。パソコンの設定を終えた後、みなさんと仕出し弁当を食べさせてもらう。

 黙々と食べていると、役員の一人が、「お若い方はこういうのは口に合わないかねぇ~」と、タッパ-で持参した野菜の煮物を私の前に・・・、一口味見。「うまいっ!!アップロードファイル

 会長、副会長と挨拶を交わす。副会長は、写真の記事をスクラップにまとめたノートを私に見せてくれました。スクラップノートぎっしり張られた新聞記事・・・、この1冊のノート全てが「地域包括支援センター」関係・・・ えぇ 頭が下がります。

 開会1時間前から、続々参加者が集まってくる。30分前にはホールの座席がほぼ埋まる・・・。「はやっ!」

 大田区の隅々から、150の老人クラブの役員が大森へ大集結、その数210名!!

 このみなさんに、「地域力を高めよう!」をテーマに、話しをさせていただきました。

 話しが終わり質問タイム!

 「友人が歩けなくなって、地域包括支援センターに相談に行ったが、もう少し様子を見ましょうとちっとも訪問してくれない・・・。」

 「近所に、酒を飲んでは道路に横たわっている人がいる。こういう人たちをどこかに連れて行ってほしい」

 まぁ、出るわ出るわ・・・。でもですねぇ~、不思議と私いやな思いにならなかったんです・・・。質問も、私たちに対する希望も出ないでもっともらしく終わるより、思ったことをどんどん出してもらって、かえってうれしかったんですよ。

 地域とつながる、結ぶというのは、こういうものです。専門職だから「先生」・・・よりも、対等に思ったことを出し合う方が心地いいですよね。

 このみなさんの迫力が、連帯が、地域を変える!私たちもこのみなさんに振り落とされないよう、寄り添っていきたいと思います 手をつなぐ


 
大田区じゅうの老人クラブから、女性委員が大集結!!この広いホールの中に、男性は私含めて5人・・・
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大田区老人クラブ役員のみなさんのご挨拶
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迫力に押されながらも、みなさんに今の状況、ネットワークの必要性について話してきました。
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来年度用の「大田北高齢者見守りネットワーク」のパンフレット!今日仕上がった出来たてほやほやのパンフレットです。
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講演終了後、会場全員でいきいき体操!ビリー隊長
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

ふっと、思い出す空気・・・

 最近、児童演劇のコーディネーターの仕事をしていた頃のことを、よく思い出す・・・。

 誰もいないホールの荘厳な空気・・・・。

 搬入の際、舞台・音響・照明・役者・・・、皆が普段着のボロを着て、荷物を運び入れる連帯感。

 ホールに荷物が吸い込まれていくと同時に、何もなかった舞台が、森になり、草原になり、砂漠になり、宇宙になっていく・・・。

 世界を創り終えると、舞台関係者が一人ひとり消え、照明が落ち、ホールは、また荘厳な空気に包まれる・・・。

 舞台ができあがった薄暗いホールの客席に一人座り、これから始まるであろう舞台の様子、観客の歓声を思い浮かべる・・・。

 このひとときが、当時の私は一番好きでした・・・。

 控え室に挨拶に行く・・・。劇団の方々は、差し入れの「小夜食」を食べている。

 「小夜食」・・・。

 劇団の方が、公演前に食べる食事をこう呼ぶ。夜食前に食べる軽食・・・という意味と、「小屋 」 (ホール)で食べる食事(小屋食)をかけている。

 リハーサルが始まる・・。小夜食を食べている和やかな雰囲気の人たちが、一転、それぞれの役になりきる。搬入と同じ、普段着だが、衣装が見えるようだ・・・!

 本番が始まる・・・。何回同じ舞台を演じても、観に来てくれている観客の反応で演じる役者の表現も変わる・・・。ここにテレビなどとはちがう、生の舞台芸術の怖さと、すばらしさがある・・・。

 最近、仕事をしていて、ふっと、この舞台の懐かしい空気を感じることがある・・・。

 あの頃のときめきや感動に、「また戻りたい」という自分の気持ちのうごきが働いているのかもしれない・・・。

 福祉の世界に飛び込んで十数年・・・。いつか、また、あの世界に・・・。

 今、行っている様々なことが軌道に乗ったとき、あの空気にまた戻るのも、「自分の人生らしい・・・」とも思う。

 「もう充分やったよ・・・、もういいんじゃないか?、新しい何かを見つけに行こうや!」

 自分の心のどこかでそんな声も聞こえる・・・。

 いつも、この心の声に引っ張られてきたような気がします・・・。

 多くの様々な人と出逢いたい・・・、これが自分の原点!

 結局、仕事内容じゃぁないんです。私の場合、多くのすてきな人たちと出会うことができる

 これが仕事選びの基準!今の仕事もこの原点に導かれて今、「ここ」にいるだけなんです。

  

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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

生命を、生きている今を、愛おしむ・・・

 当病院 院内学会公開シンポジウムを2月21日催しました。私が所属する医療福祉部が、8ヶ月の準備を重ねて取り組んだものです。

 医療福祉部は、「居宅介護支援事業所」・「訪問看護ステーション」・「医療福祉相談室」・「医療連携室」・そして我が「地域包括支援センター」の5部署で構成しています。

 シンポジウムには、患者のご家族として、Sさんの奥さんが参加してくれました。このシンポジウムを行うことを決めたとき、Sさんの奥さんに連絡をして趣旨を説明したところ、快く引き受けてくださいました。

 当日、シンポジウム前に事務所に訪れた奥さんは、Sさんの仏壇の写真を持ってきたくださいました。亡くなってすぐの仏壇の上には、Sさんの穏やかな笑顔の写真と、亡くなる前日に私がSさんに手渡したプチトマトが置いてありました・・・。

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 亡くなられてから1年半・・・、奥さんからは、当時の思いや心境が語られます。直後には語る気にならなかったことが、時を経て、今語れる、語りたい・・・。

 考えてみれば、当時の入院中の奥さんの思いを、本当の意味で話し合えるのは、家族や親族でなく、そこに関わった、奥さんに寄り添い刻々と変わる病状、精神的変化を見つめていた看護師や医師、ケアマネージャーだった私たちなのかもしれません・・・。

 「Sが亡くなって、本来ならそれで終わるはずの関係・・・。それが、このような関わりがあり、みなさんとこのように会い、話すことができる・・・。これもSが、自分をあなたたちとの関係をつなげ、今度私に何かあったらみなさんに妻を頼むと言ってくれているのかもしれません・・・。」と話す奥さん・・・。

 シンポジウムは、Sさんの奥さんのご協力のおかげで、大成功に終わりました。地域のみなさんもそうですが、私はこのSさんの奥さんの患者ご家族としての思いを、当病院の職員が聴くことができたことを本当に良かったと思っています。

 Sさんが入院中、病室の変更があった。そのときの思いを奥さんは伝えてくださった。移る病室は、重篤な、回復の見込みがない患者がいる病室・・・。ご家族としては、思っていても医療関係者には言い出しにくいことがあること・・・。

 Sさんが「どうしても家に帰りたい!」と興奮状態になり、自宅では奥さん一人だが、本人が望むようにしてあげようと思い、退院の手配を依頼する。だが、何かあったときの不安は奥さんが一番感じている。そのときに当時病棟師長だったTさんと話して、退院を踏みとどまる。

 患者、ご家族の心境は、日々変化していく。医療・介護関係者の一言が、何よりの心の支えになる時がある。

 大切な家族の生命を、必死に活きている今を、愛おしむからこそのとまどいや、不安を、私たち関係者が、日々どれだけ感じているのでしょう・・・?今回のSさんの奥さんの話を聴いて、生命の重みを感じずにはいられませんでした。

 これまでの医療は、病気を治すことに主眼を置く「治す医療」が中心でした。しかし、人類史上未曾有の高齢社会を迎える我が国において、持病を抱えながら、入退院を繰り返しながらも、生活する方が増加していくことでしょう・・・。

 病を抱えながら生活する患者と、その家族の生活を医療を通じて支援する「支える医療」という発想が、これからの医療には求められていくんです。

 「支える医療」の視点に立てば、自ずと「医療と介護の連携、病院と在宅を結ぶ・つなぐ機能」が必要となります。

 医療と介護を結ぶ、つなぐ・・・。これが地域に暮らす方たちが、病院にいても、自宅で暮らしていても、患者ではなく住民として暮らすことのできる安心につながっていくと思います。

 シンポジウム終了後、奥さんを、当時関わっていた医師・看護師・理学療法士・マッサージ師・ヘルパー・福祉用具担当者・ケアマネージャーたちが取り囲んでいました。

 この光景を見ていて、当病院が誇らしく思えたと同時に、このような支える医療を、全ての方たちに行っていかなくては・・・、という新たな思いに立ちました。

 Sさんの奥さんが帰る際、今年も、包括支援センター玄関前の「包括菜園」にプチトマトを実らせる約束をしました。Sさんが亡くなった夏には、真っ赤に熟したプチトマトを、Sさんの仏壇に供えてもらおうと思います。


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テーマ: 地域包括支援センターの話
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地域に拓かれた医療

 2月14日(土)、21日(土)の2週にわたり、当病院学会が開催されている。

 今回の学会のテーマは、「地域に拓かれた医療~急性期から介護まで~」
 
 毎年この時期に、各部署が、それぞれの専門分野から演題を発表。また、特別講演(地域公開講座)として、院外から講師を呼び、特別講演だけは、地域の方にも参加していただける公開講演として位置づけていました。

 今回は、事前準備から私も関わっていますが、今年度の新たな取り組みとして、学会発表から広く地域の方に開放していきます。

 1週目は14日に開催しましたが、地域の皆様が50名参加。この日の公開特別講演は、「日本人の国民病・脳卒中にどう向き合ったらよいか~予防から発症後の対応まで~」日本脳卒中学界理事長・東海大学名誉教授・国家公務員共済組合連合会 立川病院院長 篠原 幸人 先生。

 そして、21日(土)は、これも初の試みですが、地域公開シンポジウム「地域の医療・介護をうけながらその人らしく暮らすには~ある患者さんの事例を通して~」を開催します!!

 このシンポジウムは、私たち在宅関係部署が中心となり、準備を重ねてきました。当日、私は、このシンポジウムの座長をやらせていただきます。

 「脳出血後遺症の半身麻痺、言語障害をリハビリにより徐々に回復していた頃、突然「前立腺がん」の診断を受ける。本人には告知しないことをご家族は選択しますが、痛みの苦痛や、症状悪化に対する本人の不安や不満、奥さんの気持ちの揺れ、葛藤は大変大きいものでした。その後、症状の進行とともに入退院を繰り返し、最期は病院で永眠される・・・。」
 
 このひとりのケースを通して、当病院の医療、看護や在宅関係部署(ケアマネージャー・訪問看護・訪問リハビリ等)、また、地域の介護保険サービス事業所の皆さんが連携し、本人・ご家族をサポートしてきました。

 この方の事例を通して、医療・介護関係者、そして、奥さんがこのシンポジウムの趣旨に賛同して、参加してくれることになっています。当時の患者の家族としての、思いや葛藤、そして専門職との関わりを語ってくれます・・・。

 じつは、私はこの方のケアマネージャーでした。2007年10月5日ブログ記事「大切な夏の思い出」に、この方との関わりを書かせてもらっています。

 地域密着病院として、「一人ひとりの患者、家族の思いを受け止めることがチームでできる病院でありたい・・・。」

 今回のシンポジウムは、私たち当病院からの、こんなメッセージを込めた発信になればと思っています。

 興味がある方は、ぜひ足を運んでみてください。


公開シンポジウム「地域の医療、介護をうけながらその人らしく暮らすには~ある患者さんの事例を通して~」

2月21日(土)15:15~17:00 東京衛生学園専門学校 講堂
       ↓ 会場までの地図です。 当地域包括支援センターの向かいです。

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ちょっと、待てよ!!

 先日、ある方から話しがあった・・・。

 ある件で一緒にがんばってきた方です。

 そして、2年かけてそれが今、実ろうとしている・・・。

 何か新しいことを行う時には、必ず様々な意見が出る・・・。私自身、それはいいことだと思ってます。意見を出し合い、検証し、決めていくことが大事!

 ただ、よくあることですが、この物事に賛成なのか、反対なのか、それすらも当事者でありながらはっきりせず、一見、一緒に関わっているように見せながら、自分は何もせず、一生懸命頑張っている人に批評を行う・・・。

 一緒に関わっていながら、がんばって行動した人に対して、とうとうと批評をはじめ、しまいには、この人が間違っていると言わんばかりの批評攻撃・・・。みんなの頑張った価値まで吸い尽くす。そして、「この人のためにいいことを言ってあげた・・・」と、自分は自己満足、自己陶酔の世界・・・。
 
 自分は何もせず、誰かがやったことにもっともらしい批評をするような人より、その場を何とか実らせようと一生懸命相手に伝わるよう、調べて、学んで、話しをする人の方が、どれだけ価値があるか・・・。

 ちょっとぐらい言葉足らずだったとしたっていいじゃないですか!

 そのあとみんなで、足りなかったことを伝えればいい・・・。一緒に関わってるんだろ!その場で足りないことをその人のせいにしたって意味がない。

 この人は、自分のためなんかじゃなく、全体を考えて、率先して頑張ったんじゃないか!

 いつまで、誰かに任せて、自分は傷つかない高みにいて批評を重ねているんだ!

 専門職に批評家はいらない・・・。例えば、私が同様の批評家であったら、ケアマネージャーとの関わりも、地域包括支援センターとして、ケアマネージャーが作成したケアプランを「いい」「悪い」と批評するだけ。考えようによっては、こんな楽なことはない。

 でも、そんなことしていたって何の意味もない。対等に考えあう、一緒にやってみるところからしか、信頼や育ち合う関係なんていつまでたっても創れませんよ!

 もっともらしい批評をそれほどまで言うんだったら、本当にそうだと思っているなら、その通りに自分でやってみろ!出来るもんならやってみろ!実際にやってみれば、この人がやったことの価値がわかるはず。

 ちっとも失敗なんかじゃない。100点満点の卒のない話より、50点の心のこもった話のほうが相手に伝わることだってある。誰もやろうとしなかったことを、当然のように努力してやった価値をきちんと見なさい。

 このような憤りはオリンピックが開催される間隔ぐらい自分としては珍しい・・・。

 批評家さん、恥を知りなさい!

 私は、一生懸命努力したこの方に、敬意とエールを贈らせていただきます・・・。

 詳細が書けないのでこんな内容になってしまいました。申し訳ありません。



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テーマ: 地域包括支援センターの話
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金のなる木が全てじゃない!

 介護保険制度が誕生して8年余・・・。この制度が誕生して、ケアマネージャーという専門職を、何もない中からわざわざ生み出した・・・。

 実際のケアや、介護に直接関わることのない、「コーディネート」を業とする専門職の誕生でした・・・。

 そして、今また、地域包括支援センターが、地域で高齢者を支える「地域包括ケア」の中核機能を果たすコーディネート機関の役割として期待されている・・・。

 措置の時代・・・、利用者・家族に選択権がなく、利用の有無や、利用頻度などを決定するのは行政担当者・・・。

 これに比べれば、今、利用者・家族の意見をもとにサービスを調整する専門職が生まれ、今また、地域包括ケア、地域に暮らす方たちとのネットワーク構築をコーディネートしていく機関(地域包括支援センター)が歩み出したことは、うれしく思っています。

 ただ、目の前にいる人に直接何かを行う・・・、何かを生産するというものではないこの職業に、きちんとした価値をつけなければ、現場が苦労するだけ。もしくは、せっかく生み出したのにまったく機能しないということになりかねない。

 例えば、介護保険制度の中核を担うケアマネージャーは、自分たちが行うケアマネージメント業務単体で、事業を行っていける状況や介護報酬体系にはなっていない。

 地域包括ケアの中核機能を期待されている地域包括支援センターも、各自治体からの委託料は変わらずに、職員体制も変わらず、今ある業務に、更に+アルファーで地域のネットワーク構築という業務が可能なのか???

 そこに働く専門職たちの「やる気」というものだけでは、解決できない問題がそこにはあると思います。

 コーディネートが業として成り立つための報酬体系、コーディネートという成算部門ではない、言葉は悪いですが、金のなる木ではない部門の価値を、法人が理解できる素地をつけなければなりません。

 法人に対しての理解や説明まで専門職にさせるようでは、どんなにやる気がある専門職個人や機関も疲弊しますよ!

 いつまでも、そこに所属している個人個人のやる気に依存しているだけではない体系に、介護分野の土台を載せなければ、これから加速度的に進んでいく高齢化に、質も量も、いつまでも追いつくことはできないでしょう・・・。

 コーディネートという業が、根付いていく成熟した制度体系が求められていると感じます。



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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

おかしい?

 先日、近隣にある訪問介護事業所のKさんから電話が来ました・・・。

 この人にはいつもドキッとさせられます 汗; 今日も私が出たとたん、「沢○さんが考えている介護保険のおかしいところって何ですか???」だって・・・ jumee☆whyL

 制度のおかしいところ、地域包括支援センターの問題点、行政の関わりって?施設は?

 なかなか、難しいことを聞いてくる・・・、やるなぁ~おぬし 刀文楽

 しかし、この仕事をしていて、この介護保険制度、そしてこの制度のもと実施されているサービス、関わっている専門職の現状・・・、おかしいことや矛盾だらけです・・・。

 これは、私だけでなくこの制度のもと、働いている人たちは日ごろ感じていることと思います。しかし、それを 「おかしい!」と胸を張って言うためには、知識がなければなりません。

 誰もが、おかしいと思っていたり、矛盾を感じている・・・。でも、そのおかしさを正面きって皆さんは指摘できますか?私は、おかしいことはやっぱりおかしいと言いたい・・・。

 それが、端くれでも専門職として働いている自分自身の務めだとも思っています。

 だから、学ぶんです、知るための努力をするんです。そして、自分自身の態度や表現が、少しでも影響するための自分でいようとも思っています。

 いくら、自分が意見を言っても、だれも耳を傾けてくれない自分では、変わりませんもんね・・・。それには、日頃の自分自身の仕事のあり様、何を大切にしているのか、何を創ろうとしているのかが問われます。

 要は、様々な人に自分の行っていること、話していることが、認められているか、共感されているかが問われているんですね。

 何を知るのか、何を学ぶのか・・・、それは「ものごとの本質を知ること」。
 
 一つひとつの学びも、この本質をつかまなければ、広い視野で考えることはできません。これが大切!じつは様々な問題って、そこだけで考えていても始まらないということが多いですよね・・・。

 例えば、介護保険制度の問題点を考えるときには、一方で医療保険制度との関連で考えるべきものもある。両方の問題点を考えると、そこに国が考える方向性が・・・。

 「ものごとの本質を知る」ことが、おかしいことを、おかしいと言える。おかしいことに怒りを持つことができる、真実を見極めることができる力だと思います・・・。
 


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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

医療の安心

 最近、胃の調子が悪く(ストレス?無理がたたったかな???)、ちょっと気弱になっていました・・・。

 どこかが悪くなって初めて感じる健康・・・。そこでつくづく感じること。身近に医療の専門職がいるという心強さと安心感。

 この一番の安心感のもとが、わが地域包括支援センター看護師の二人。(うちの包括には基準配置である看護師に「絵描きナース」そして、介護予防対応職員のTさんも看護師。二人とも超一流の看護師なんですよ 力こぶ )

 的確な指示、そして不安も取り除いてくれ、今日勇気を奮い起して当病院内科へ行ってきました。担当してくれた先生も、在宅へ往診に行っている、よく知っているH先生・・・。

 大の病院嫌い、注射嫌いの私が、看護師の仲間、よく知っている先生のおかげで、なんと、胃カメラをやることになりました!!

 地域に暮らす自分たちにとって、「医療の安心とは?」、「身近に自分をよく知る医師、専門職がいることの安心感とは?」、ということを、今回ばかりはつくづく考えさせられました 汗;

 医療法人が区から受託している、地域包括支援センター職員として、地域に暮らす人たちに医療を近づけていく。

 また、医療に携わる専門職に、地域の状況を伝えていく。地域がわかる医療職を増やしていくことが大切!そんな気持ちを新たにしました。

 胃カメラかぁ~・・・・、やっぱりちょっとこわいなぁ~。初めてだし・・・・、痛くないかなぁ~・・・・基本的にあたくし、怖がりです・・・ 苦笑い
 

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土曜日出勤のひととき・・・

 土曜日出勤の日は、相談のために来る方も平日に比べ比較的少なく、日頃できないことの整理や、資料作りなどを、落ち着いた中で行っています・・・ 山と空

 先週の土曜日は、近隣にある事業所のケアマネージャーYさんが、ひょっこり訪ねてきてくれました。

 このYさんとのお付き合いは長く、Yさんが、訪問介護のサービス担当者時代、有料老人ホーム相談員時代、そして、ケアマネージャとなってからと、(ケアマネージャーとして3年の経験者です)ずっとこの地域で関わらせてもらっています。

 最近は、日頃、来訪してくれても、相談者がいたり、電話が鳴ったりで話す機会がなかったため、コーヒーを入れてしばし語らいのティータイム 絵文字名を入力してください
 このYさん・・・、自身のお母さんも認知症を発症、介護をしながらケアマネージャーをしています。

 話しは、お母さんの介護のこと・・、関わっている利用者のこと・・・、そしていつしか、ケアマネージャ-という専門職について・・・。

 Yさん曰く、「病気は医者に治してもらえばいい!私たちケアマネージャーは、利用者・家族に寄り添うことができるかどうか・・・、これが問われている。ケアマネージャーが立てる計画(ケアプラン)には、所詮、制度という限界がある。」

 思わずうなずいてしまいました・・・。私たち専門職は、何かあったら・・・、または、決められた日、決められた時間、そこでご本人、家族と相対すればいい・・・。

 しかし、介護者、本人は、24時間、介護について、肉親の衰えについて、生きるということについて、向き合わなければならないんです。そこに、どう専門職として向き合うのか・・・。

 ケアマネージャがどんな仕事をする専門職なのか・・・。本人や家族は、自分の担当のケアマネージャーの向き合い方でしか理解できません。自分たちケアマネージャーの専門職としての仕事のあり様で、ケアマネージャーを認識していくんです。

 今、担当している利用者一人の中でも、経済的問題、家族間の問題、入退院の段階での受け入れの問題等、多問題化しています。

 介護保険サービスを計画に組み込み、サービス利用が始まれば、利用者、家族が安心して住み慣れた地域で暮らしていくことが果たして可能なんでしょうか???

 今、私たち専門職に、本当の意味で求められているのは、自分自身の限界を知ることではないでしょうか?

 ケアマネージャーが、このような多問題化している本人、家族間の問題を一人で切り盛りできるのか?そんなケアマネージャがいれば、スーパーマンです スーパーマン

 専門である自分の分野の専門の限界を知ること!できもしないことを、さもやっているというような、わかっているような強がりを、本人・家族には見せない。
 
 専門職として、自分自身の限界を知る、壁を感じること。これを知ったケアマネージャーは強い!!限界を認識したからこそ、どうすればいいか考える・・・。だから他職種と協力し合う方向に目が向く、本人・家族に寄り添い相談し合う、時には元気を与える、そして、たまには自分自身も元気をもらったって罰は当たりません。

 本人、家族が、自分たちの考えを選択できるための情報を、必要なときに手渡す。介護保険サービスを利用していても、いつ終わるかゴールがわからない中で、それでも24時間本人と向き合わなくてはならない介護者に寄り添う・・・。

 限界がわかれば、連携しようと思うんです。家族や本人に、もっともらしい、心打たない話しをしなくて済むんです。うわべだけのお礼なんてされなくて済むんです。

 ケアマネージャーという専門職が生まれて、たかが8年余・・・。どんなにベテランでもまだ、8年・・・。専門性が「確立」なんてまだまだしていない・・・。

 これからは、「90歳で、一人暮らしで、認知症・・・・」このような方が、自分たちが担当する大部分を占めていきます。

 とことん寄り添うことができるのも、ケアマネージャーのスキルの大きな一つです。信頼されなければ、寄り添おうと思っても、突き放されるだけですから・・・。

 独りよがりに、プランの中でいくつかのサービスが入っているから・・・、そして、そのサービスが計画通りに行えているから、「連携がとれている」なんて思っていたら、いつまでたっても、活きた連携などできるものじゃありません。

 ケアマネージャーという、介護保険サービスの中核となる専門資格が、地域の方々にきちんと認識されること。

 そして、この仕事をしている自分たち自身が、この仕事に誇りを持てること。

 もう一つ、このケアマネージャという職業が、介護の世界を志した若者たちに目指され、経験を重ねたケアマネージャーが、辞めることなく経験を積み重ねていくことができ、層が厚く、太くなっていくこと。

 これから本当に必要なことだと思っています。Yさんとの久しぶりのティータイムは、楽しく、そして考えさせられるものとなりました。
 


この日曜日にじゃがいもの種芋を購入 jumee☆sunday13 早速月曜日、「包括菜園」に植えたいと思いま~す じゃがいも
ちなみに、収穫は6月頃・・・。その頃来ていただければ、包括菜園初のジャガイモで、肉じゃが、芋ごろごろカレー、じゃがバター・・・、色とりどりのメニューを体験できる・・・・・・・・・かも? 
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地域包括支援センタ-本来の姿

 東京都老人研究所でチームアプローチを研究対象としているKさんと先日お会いしました。

 地域包括支援センターを対象に今後必要となる、チームアプローチについて長年研究を重ね、昨年頃から、このKさんの研究に協力をさせていただき、交流を重ねてきました。

 温厚で、おとなしそうな感じを受けるKさんですが、自分が関わっている研究や対象のこととなると、豹変 えぇ 熱い口調でとことん語って、どんどん迫ってくるんですよ・・・。

 先日も今すすめている研究について、試行調査のため、わが地域包括支援センターへやってきたKさん。

 昨年、地域包括支援センターへのアンケート調査を行い、そこから見えてきた持論について私に尋ねてきました。

 その詳細については、ここには書きませんが、要は、地域包括支援センターの専門職は、チームアプローチの観点、そして、対象地域のネットワーク構築の観点からも、職員の定着、そして継続性を求められているということ・・・。

 この点について、調査前だったので短時間ですが話し合いました。

 地域包括支援センターの職員が継続して、スキルを高めていくことの必要性はだれしもが認めていること。しかし、職員の退職者が後を絶たない・・・。

 たしかに、私たち大田区の包括職員でも、近隣で懇意にしていた若い男性包括職員が「退職する」と、私に報告がありました。

 20代後半・・・。結婚し、子どもが生まれたのを機に退職。今後は企業の介護部門のコンサルをしていくとか・・・。本人の決断について何を言うこともありません・・・。

 しかし、その地域の民生委員や、予防給付で関わりがある利用者や、そして、大田区20包括の連携を一緒に考えあってきた私たちにとっても、大田区が委託している一法人職員ではなく、一緒に大田区を、そして地域を考えあう人的財産なんです。

 配置基準である一職員・・・、足りなくなれば補充・・・?そんなたやすいものではないんです!!

 一人の専門資格を持った職員が、地域に根ざし、様々な相談を受け止めるスキルを身につけていく・・・。このような「コーディネート力のある包括職員を育てる」という発想が、国や自治体行政になければ、地域包括ケアの中核機能としての「地域包括支援センター」なんて、絵空事で終わってしまいますよ・・・。

 先日、地域包括支援センター受諾法人への来期委託料説明会にも参加してきましたが、人件費はいつまで昇給なしでいくつもりなんでしょう・・・???

 委託料人件費が、そのまま法人としての給与面にはならず、各法人からの手当支給となりますが、少なくとも委託料の中での人件費アップがなくて、各法人での給与アップなどあり得ません。

 そして何より、自分の生活の保障がなくて、やらなければならないこと以上のネットワーク構築の発想が持てるでしょうか?

 先ほどの辞めていく子も、辞めたくて辞めるわけではないと思います。自分の生活の保障を、家族への保障を求めての決断だと思っています。

 民生委員の方々が、集まりの時に送別会を開いてくれたそうです。本人も複雑な思いでしょう・・・。

 包括職員という人的財産を守るための、スキル向上やネットワーク構築へのフォローアップはどんなことがあっても力を惜しみません。

 ただ、専門職という資格をもった、そして、仕事内容から考えた生活の保障に関しては、国や各自治体、そして各法人が考えてもらわなければならないことなんです!!

 東京都老人総合研究所研究員のKさんは、近く、まとめたアンケートをもとに研究者として、地域包括支援センター職員の継続の必要性について、国への提言を挙げていくそうです。「研究員の立場から、できることはこういうこと」と、Kさんは言います。

 地域包括支援センターが予防プランセンターや、行政の出先機関から、高齢者を支え合うネットワークの中核機能として、本来の姿を取り戻す・・・。

 そして、この本来の姿である「地域包括支援センター」は、地域になくてはならない存在だと私は確信しています。だって、行政には異動があり経験が蓄積されていかないんですよ。高齢者の専門である機関で、地域包括支援センターぐらい、経験が蓄積されていくようなものになっていなくてどうするんですか・・・!

 本来の姿である地域包括支援センターを創るためには、全国津々浦々、なお一層の包括職員の経験とスキルアップが不可欠です。

 地域包括支援センターが誕生して3年。全国の地域包括支援センターが、擦り減って骨抜きにならないうちに・・・、今、全国で起こりつつあるネットワーク構築に、地域包括支援センターがしっかり寄り添うことができるように・・・、今、考えていく問題だと感じています。 



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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

「お客さん」の大量生産

 「認知症セミナー大森」に東京都老人総合研究所のNさんが、当日参加はもちろんですが、手伝いにも参加してくれました。(ホントにいつもありがとうございます!)

 セミナー終了後、話す機会を持つことができ、主に今後の地域ネットワーク構築について話し合いました。

 その中で、いくつかの地域の取り組みにNさんが参加する中で感じたことは、どの地域でもセミナーや講習会には人が参加するようになってきている。

 でも一方で、参加する人は決まっていて、そのほかの人たちまで巻き込むような取り組みにはなっていないということ・・・。

 そうなんです。たしかにどのセミナーや講習会でも参加する人は決まっていて、金太郎飴のようにどこに行っても、どこを切っても同じ顔・・・。

 でもこれをどう見るかだと思うんですが、金太郎現象が起きていても、地域に暮らすお年寄りのことを考え合う集いは、参加者はいつも大勢参加してくれています。

 ただ、そこで参加したみなさんと何を確認し合うのかだと思うんです。参加したみなさんと様々な会で確認し合うこと。それは、参加されたみなさんが自分の暮らす地域に帰ったあと、何をするのかを明確にすること。

 いくら地域住民向けに。セミナーや、講習会を開催したとしても、そこに集まった人たちが何をするのか?明確に伝えなければ、「いい話が聞けた・・・」でみんな帰ってしまうだけです。

 大切なことは、みなさん今の地域の現状をよく知っていて、自分も何かに関わろうと思ってそのような集まりに参加してきているんです。何かに力を出そうと思ってやってきているんです。

 それをわざわざ、今の現状を語り、そこに参加したみなさんが何をしていくのかを明確にせず帰らせてしまう・・・。「何かをしよう!」と参加しているのに、帰るときには、「お客さんの大量生産」・・・。

 たしかに、勉強会や、研修会であれば、それでいいのかもしれません。でも、「地域づくり」についての集まりであれば、主体はそこに参加している地域の方々なんです。

 その人たちが、やる気になり、帰った後、自分の地域に暮らしている多くの方と何をするのかが、明確になってこその「地域づくり」を話し合う集まりだと私は思っています。

 杉並区の「地域助け合い全体会」に講師として出席しましたが、そこで私は、あえて自分たちの地域で取り組んでいる「大田北高齢者見守りネットワーク」のことは、要点しか話しませんでした。

 どうしてって、私が話している場所は杉並区。そして参加している人たちは、杉並区の地域で高齢者を支え合う活動を、自分の範囲で取り組んでいる方々。

 自分のところでやっている取り組みの一つひとつを、つぶさに紹介したり、自慢したって、それは意味のないこと・・・。参加者は「へ~っ、この人たちがんばっているんだねぇ~」で終わってしまうんです。

 それよりも、お互いの地域で取り組んでいることの中で共通する問題点、共通する発展の法則を考え合って、自分が明日から何をするのかを明確にした方が、よっぽど明日から元気に取り組むことができます。

 要は、話す人、聞く人ではなく、お互い地域に働きかけているもの同士、対等に考え合う視点が重要なことなんです。

 地域の見守りネットワーク構築には、まだこれでいいというマニュアルなんかありません。更に言わせてもらえば、それぞれの地域に地域特性があり、取り組みも様々・・・。

 だから様々な地域の取り組みを交流し合い、発展の法則、主体的に地域の方が取り組んでいく法則を、考え合うことが、今、重要なんだと心から感じています。

 金太郎飴のように、いろんな集まりに参加してくださる方は、主体的に関わろうとしている人たち。

 その人たちがいつも自分だけで参加するのではなく、その人が身近な人たちと何かを生み出すための、取り組みを地域で始めていく・・・。そんな具体的な話し合いが求められているんです。

 杉並区の全体会の後、多くの方から「いい話だったよ」と言われることは確かにほっとしましたが、次の日に、杉並区の地域包括支援センターの職員の方から、「昨日の話を聞いて自分も安心協力員として関わりたいと訪れた人がいましたよ」という連絡をいただきました。

 全体会の後、その話を聞いて自分も何か関わりたいと行動した人がいた・・・。このことの方が、自分自身では数倍うれしい気持ちでした。

 「地域づくり」は、組織論です!!多くの人たちが関わるために何をするのか?この議論が各地域で起こっていくことを願っています。
 


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テーマ: 地域包括支援センターの話
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第4回「認知症セミナー大森」

 医師会と共催による「認知症セミナー大森」を、1月31日(土)開催しました。このセミナーを、私たちが開催して早いもので4回目!

 今回は、専門職のみなさんと、民生委員さんという、日頃「認知症」の方と多く接するみなさんに参加を募り、認知症に関する理解を深め合いました。

 「継続は力!」今回も参加者が140名を越え、地域で認知症の方を支え合う、そのためには、まず、認知症についての正しい認識と理解を持つこと・・・!という共通の思いが地域に確かな形で広がりはじめています。

 このことに前向きに考えている地域住民に、各専門職は、応えていく必要があると思います。

「認知症セミナー大森」第1回目は、認知症予防として作業療法士、医師が・・・。

第2回目は、行政・医師・弁護士・社会福祉士が「地域づくり」をテーマにシンポジウムを・・・。

第3回目は、認知症サポーター養成講座として、脳外科医師・キャラバンメイトが・・・。

 そして今回は、専門職、民生委員を対象に、様々な専門の医師を迎え、物忘れと認知症の関係性、転倒に潜む危険性(認知症と骨折)について大変興味深い話が聞けました。

 この「認知症セミナー大森」の取り組みは、私たちの地域の中での医療・介護専門職、地域住民が同じ空間で、「認知症」の理解を共有している実感がわいてきます。

 そしてそれは、話しをしている医師たちもきっと感じていることでしょう・・・。院内で治療に明け暮れるだけではなく、こういった場で地域にふれあう。

 治療を終えた高齢者が、地域に戻り、何を不安と感じているか、戻った地域の支援体制はどうなっているのか?

 「知っている・・・」よりも、「実際にその場で、そこにいる人たちから何かを感じること!」これからの各専門職には、なによりこれが大切なのだと思います。

 これからも、この「認知症セミナー大森」を、医師会のみなさんとともに、継続していきたいと思います。
 


「認知症セミナー大森」プログラム。おかげさまで第4回を迎えることができました。
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地域の介護保険事業所のみなさんに、受付、会場設営など協力を呼びかけています。このような運営方法も、「認知症セミナー大森」ならでは!この「認知症セミナー大森」の運営形態が、のちの「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」に受け継がれたと言っても過言ではありません。
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土曜日の午後にもかかわらず、140名の参加。多くのみなさんが、毎回参加してくれています。いわば顔なじみ。これってすごいことですよね。ロビーでは、関わっているケースのこと、「久しぶり!」の声が行き交います。
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大森医師会会長 川田医院 院長  川田 彰得 先生より開会のご挨拶
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日本赤十字病院 院長 山之内 博 先生 「物忘れと認知症」をテーマに話していただきました。
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東京労災病院 整形外科部長 萱岡 道泰 先生 「転倒に潜む危険性 ~骨粗鬆症は病気です~」 最新の骨折治療法から、転倒予防、骨粗鬆症になるリスク診断まで幅広く、そして分かりやすく話していただきました。
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カルシウム摂取量をもとに、みなさんの骨粗鬆症になるリスク診断を行いました。結構若いみなさんが、リスクが高い人が多かったですよ >ガーン
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