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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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座標軸

 「春について・・・」


 だれもうたがうものはいない  いまが冬だということ 

 冬のあとには春がくること  だが君は知っているか

 春はどんな顔をしているか  どんな歌をうたうのか

 
 過ぎ去れば青春はいっとき  人生だってたぶん・・・

 たしかに黙っていたって春は来る 

 けれども、そんな春が来たとて  君は泣けるか、笑えるか

 しゃんとした春を彫刻するなら  この冬の壁にノミを打たねば

 はればれと春の歌が聴きたいのなら  まずこの凍った土を掘り起こさねば


 喜びの折りの友情はにぎにぎしく  つらときの友情は身にしみる

 冬はむしろほんものを試すいい季節だ


 僕らのこの時代を、のちの世の人々は語るだろう

 だが、まず僕ら自身たっぷり語ろう


 どんな冬があり、春があったか

 つらい冬の中で、春がどんなにけなげに燃えたか

 そして

 冬から春にかけて  

 青春も人生も  けっしていっときなどでなかったということも・・・



 16歳になる誕生日の日に、2歳年上の尊敬する先輩が、家に届けてくれたプレゼント。それは、ひとつの詩集でした。

 私はこの先輩と高校生活を送りたくて、志望校を選びました。私の当時の成績では、一歩背延びが必要な学校でしたが、自主自立を尊ぶ気風が、何より当時の私には魅力的だったのです。

 この先輩は、今、養護学校の先生をしています。きっと、今でも自分が大切にするものを貫き、子どもたちに向き合っていることでしょう・・・。

 私の人生の座標軸があるとすれば、それは、この先輩を始め、今まで出逢うことのできたすばらしい人たちです。

 この、人との出逢いの中で、人生のすばらしさ、生命の尊厳、人間として守らねばならぬもの、けっして譲れないものを学びました。

 新年にあたり、多くの人たちから譲り受けたこの座標軸を、自分の人生を進みゆく座標軸に・・・と、心新たに噛みしめています。 

 

本年もよろしくお願いします!!
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

あと一日!

 12月28日、大田区高齢事業課で、高齢者見守りネットワーク事業を担当しているN係長から電話が入った

 「今日の東京新聞見た?大田高齢者見守りネットワーク『SOSキーホルダー登録システム』のことが大きく載ってるわよ!見てないなら今からファックス送るわね!」

 「ウィ~~~~ン(ファックスが送られてきた音)」

 見ると、かなり大きな紙面で記事が載っていました。
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12/28付け 東京新聞SOSみま~もキーホルダー登録システムの記事はこちらからご覧ください。

 東京新聞の取材は2週間ほど前に対応していました。

 このSOSキーホルダー登録システムについては、「地域に暮らす人たちすべてにあらゆる方法で伝えたい!」そして、「一人でも多くの人たちの安心につなげたい!」と心から思っています。

 また一方で、多くの人たちからの反響、そして、多くの登録者が増えることが、行政を動かし、各専門機関に協力を求めていく力になる手段だとも思っています。

 その意味では、可能なありとあらゆる手段で、この取り組みを広げることが今の時期大切なこと。

 「行政を動かす・・・・」と書きましたが、今の行政担当者の皆さんは、N係長始め、多くの担当職員の方々が、この取り組みが広がっていることを喜んでくれています。

 N係長も、新聞の記事を見て、自分が載っているような勢いで、まっ先に連絡をくれたのです。

 私たち「おおた高齢者見守りネットワーク」が創りだし、行政サービスではない、一任意団体の独自サービスが広がることを、このように喜んでくれる・・・。素直にうれしく感じています。

 SOSみま~もキーホルダー登録システムが、区民、そして、大田区で働くすべての医療・介護専門職のものになるまで、思いと、力を込めていきます。


 あっ、そうそう、全くの余談ですが、私、今日12月30日が誕生日でした びっくり 

 まぁ、何がどうというわけではないですが、年齢にふさわしい自分になるよう心がけていくとしますか!!
 

 

今日は、介護予防教室を卒業した人たちが発足した、ウォーキング自主グループの皆さんが、今年最後のウォーキングのために、包括支援センター事務所前に集合!!せっかくなので記念撮影 アップロードファイル 絵文字名を入力してください この写真をA4サイズに引き伸ばして皆さんにプレゼント プレゼント ウォーキング後、このメンバーでイタリアンのランチを食べに行ったそうですよ!

 帰り際に、「来年3月の介護予防教室終了後、卒業する人たちに、このウォーキングの仲間に入るよう呼びかけて!大勢の方が楽しいもんね!」と、うれしい一言をいただきました。
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 当病院も、30日が仕事納め。一日早いご苦労様会をかねて、お昼に沢特製の「お雑煮」を振舞いました!我ながらうまそうでしょ!今回のお雑煮は、アシスタントに包括社会福祉士Hくんを指名。包括入新井の秘伝の味(?)を伝授しました。来年の年末ご苦労様会のシェフは、Hくんに託すとしましょうか!!
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みんな!1年間ご苦労様でした!!
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

広げる主体はだれなのか・・・

 昨日、NHKの取材に協力してくれたNさんが事務所にやってきた。


Nさんが取材協力してくれた時のことを書いた記事、「人間同士のお付き合い」はこちらをクリックしてご覧ください。

 当院の歯科に週2回治療に来ているそうで、最近はこのようにプラッと寄ってくれる・・・。

 話しは当然、NHK出演の話題・・・。

 「取材を受けた後、北海道にいる姉に『NHKのテレビに出るかもしれない』って言ったら、『何のドラマに出るの!?』って言われちゃった!冥土へのいいお土産ができたわ。ありがとうございました・・・」

 「そんなこと言わないで!こちらこそ、ありがとうございました・・・」

 そこから話しは、SOSキーホルダー登録システムへ・・・。

 「この取り組みはすばらしい!!あっ、そうそう申込書あるかしら?あれば5枚くれる?

 昨日ね、近くのおばあちゃんがうちに来たの。そしてらそのおばあちゃんね、 『Nさんのところに来たら、何かいいことがあるって聞いたんだけど・・・』って言うから、きっとキーホルダーのことだと思って説明してあげたの。

 そしたら、『お友だちにも教えてあげたい!』 って、今日の午後、家にお友だち二人連れてくるのよぉ~」

 なんとまぁ、NさんのSOSキーホルダー登録システムの説明で、新たに3人申し込むことになったのですが、じつは、その前に、 「Nさんの家へ行けば、いいことがあるのよ!」 と、説明してくれた人がいるってことですよね・・・ えぇ

 驚くような事柄を、毎回当然のように話してくれるNさんです。

 Nさんの中でこの取り組みは、自分の近くに住んでいる65歳以上の人たちすべての人たちにとって「大切なもの。申し込みをしておくもの。喜んでもらえるもの!」という確信がある。だから、自然に声をかけている。

 そういえば、先週土曜日には、JR○○駅の駅員さんから事務所に連絡が入りました!認知症の高齢者が、行き先がわからなくなってしまい、駅員さんが声をかけた。しかし、会話が成り立たない。ふっと見ると、キーホルダーが杖についていた・・・。

 この方のご家族が、認知症の親の件で相談に来た時に、絵描きナースが「万が一のために・・・」と、家族に説明をして、登録した方でした。この駅員さんからの連絡を受けたのも絵描きナース!すぐにご家族に連絡をして、○○駅に迎えに行ってもらった。

 費用もいらない、65歳以上というだけで、それ以上対象を狭めるものもない。だからこそ、気軽に広げていくことができる、「万が一のために・・・!」。お守りのように思ってもらえばいい、使わなければそれが一番いいこと!

 この取り組みを広げていくのは、私たち専門職や行政機関ではない。この二つが主になってしまうと、今までの様々な行政サービスと同様の、 「してあげる」 サービスにしかならない。 「ただのキーホルダー」 を振舞うだけ。そこに、人のつながりという「魂」はこもらない・・・・。

やっぱりNさんのように、地域に暮らす人たちが、友人や近隣の人に伝えてもらうのが一番!

 そして、申し込みに包括支援センターに訪れた時からが、私たち専門職の力の見せ所なんです。地域に暮らす人たちでなければできないこと、そして、私たち専門職だからできること、この連携がSOSキーホルダー登録システムの原動力です!



Nさんが、生まれ故郷、北海道のふきを煮て持ってきてくれました。もう、このふきのおいしいこと、おいしいこと!写真だけでみんさんに味わってもらえないのが残念です!
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Nさん、取材のご協力ありがとうございました!!そして、ごちそうさまでした!
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

地域に根ざす

 ある日・・・・。

 我が包括支援センターは事務所に訪れた相談者と、電話対応で職員フル稼働!!

 そんなバタバタしている事務所に、さらに、来所者がやってきた・・・ えぇ

 おおた高齢者見守りネットワーク事業、「みま~もレストラン」に参加しているSさんです。私も電話対応中でしたが、Sさんにアイコンタクトを送る  ウィンク なっちやん
 
 「ごめんね、すぐ終わるからちょっと待ってて・・・!」

 すると、Sさんもすかさずアイコンタクト返し!!

 「いいの、いいの!また来るから・・・・ ウィンク 」

 Sさんは、アイコンタクトを残して、玄関を出て行った・・・・・。

 様々な対応をしていた職員の中で、私が一番早く電話の相談が終わった。 「まだ間に合う!」

 私は、すぐに玄関を出てSさんを追いかけた。

 まだ出て間もないSさんはすぐにつかまった。「さっきはごめんねぇ~!」と声をかけ、振り向いたSさんの顔をよくよく見ると、左顔面が腫れている・・・。

 Sさんはにこにこしながら、「いいのいいの!昨日、虫歯で顔が腫れちゃって、治療に行く前に寄ったのよぉ~!だいぶ腫れが引いたから、安心させるために顔見せに来ただけ! ハート+° 」

 昨日、歯の痛みをこらえながら、歯科に行く前に立ち寄って、状況を我が包括職員に伝えてから、歯科に向かったのだそうです・・・。

(これで腫れ引いてるんだぁ・・・。昨日は相当ひどかったんだなぁ~)

 日常のちょっとした不安が持ち上がったときに、寄ってくれる、連絡をくれる、このような人たちが一人、また一人と増えてくれることがうれしい・・・。

 Sさんとの出逢いは、包括支援センターで開催している介護予防教室からでした。この予防教室が終了した後、参加者で、ウォーキングの自主グループを結成!毎週火曜日に、包括事務所前の広場に集合して出かけていく・・・。

 その後、おおた高齢者見守りネットワーク事業「みま~もレストラン」に定期的に参加。誰もに好かれるキャラクターのSさんは、レストランでも人気者!パン作りが得意なSさんは、NRE大森弥生ハイツの栄養士始めスタッフに、パン作りの極意を教えてくれたこともある。

 そんな社交的なSさんも一人暮らし・・・、一人になれば不安なこともある。特に病気や将来に対しての不安は大きい・・・。

 これは、Sさんだからということではなく、高齢になり、一人で暮らしているという寂寥感や不安は、都会で暮らす高齢者のみなさんが抱えていることではないでしょうか・・・。

 身近に、自分の老いの変化をわかってくれている専門職がいる。何かあったら自分の息子や娘の連絡先をこの人たちに伝えてある。私の生活の経緯もわかってくれている。

 私は、このような地域に根ざした、思いっきり生活に根ざした存在の、包括支援センターであっていいと思っている。

 何かあったときだけ、日常の関わりがない中で支援していく・・・。当然このようなときもあります。ただ、Sさんとの関わりのような、地域に暮らす人たちとの関係を一つひとつ増やしていくことが「地域に暮らす人たちの安心」につながると信じています。

 近道のネットワーク構築などないんです。

 例えば、「おおた高齢者見守りネットワーク」事業をやっているから、地域のネットワークができるなんてことないんですよね。日常の地域との関係がない中で、包括支援センターや行政が主体となってネットワークを呼びかけたって、しょせん、絵空事で終わってしまうだけ!

 ローマは一日にしてならず! 

 地域づくりは一日にしてならず!


 専門職と、地域住民との日常のやりとりの中にこそ、地域ネットワーク構築の鍵があるんです。正確に言うと、ちがいますね、地域住民と専門職との日常のやりとりこそがネットワークなんです。 



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テーマ: 地域包括支援センターの話
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今年のうちに・・・

 来年に向けた、最後の準備に取り掛かっています。

 「おおた高齢者見守りネットワーク」のNPO法人化です。

 許認可申請については、社会福祉士で、この会に興味を持ってくださっているUさんに、いろいろお聞きしながら進めていますが、NPO化は、今後の会の方向性を決める大切なもの。定款、趣意書については、Uさんに指導をいただいたうえで、自分自身で改めて一文一句、詳細な部分まであらゆる事を想定し、何とか仕上げています・・・。

 来年、この大森地域で・・・、また、今年新たに発足した「みま~も六郷」のある六郷地域で・・・、そして、大田区全域で・・・・、地域で働く専門職たちが、地域に暮らす人たち、そして、自分ではSOSの声を上げられない人たちに向けた、あらゆる取り組みが可能となるために、今、必要な準備だと思っています。

 来年早々の会議で、メンバーのみなさんに最終的に確認してもらい、都への提出です。

 ここまでしておけば、あとは事務所の片付けでも済ませて、新年へ思いを馳せてもいいですかね!
 

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テーマ: 地域包括支援センターの話
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あれから1年・・・

 今年もあとわずか・・・。

 1年間突っ走ってきた疲れが出たのか?じつは私・・・、一昨日から強烈な風邪に見舞われています・・・。インフルエンザではありませんのでご安心ください。ただ、下痢がひどいんです。入れれば出て、入れれば出て、水分も摂れないほどです 病院 jumee☆faceA121

 おかげで、鏡で自分で顔を見てもわかるほどげっそり アップロードファイル 参りました・・・。明日は、病院で点滴ですかねぇ~。

 今日も一日休みました。療養しながら、以前のブログを読んでいたら、ちょうど1年前の自分が、こんな事を書いていました。
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〔存在すること〕

 自分がこの世界に入って10年以上が過ぎている。気がつけば、この福祉業界で自分よりあとにこの世界に入ってきた人、自分より若い人が多数を占めるようになってきています。

 「いつまでも、そのままでいてくださいね」、「どこかにいなくならないでよ!」、「つまんない人にならないでね」、「相談に行っていいですか?」、「倒れないでね」、「タバコやめなさい!」

 最近このような言葉をみなさんからもらうことが多く感じます。

 皆さんがこんな自分を大切に慕ってくれていることを実感しています。慕われることはうれしい反面、正直プレッシャーも感じます。 

 「変わらずに、このままで、揺らがずに、いつもそばにいるよ・・・。そう、変わらずに・・・」

 この言葉を相手に発する重みを、いま感じています・・・。

 地域の中で、この業界の中で、専門職の仲間の輪の中で、変わらずに、ここの場に、このような自分のまま居続ける・・・。

 まわりは、激動の渦のように制度や、価値観や、人が変わっていく・・・。

 その中で、いつも同じような存在で居続けるということは、正確には変わらないのではなく、世の中の変化に合わせて自分も変化させていくんです。

 人工衛星だって、地上から見れば止まっているのですが、正確には、地球の自転の速度に合わせて回っているから止まっているように見えてるんですよね。

 激動の状況の中で、敏感に状況を把握し、どんな変化の中でも、ギアチェンジし対応できる自分の考えを持ち続けるということ。

 この努力があって、初めて変わらないでいられる自分であり続けることができるんだと思います。

 そのような気力を持ち続けることが自分に可能なのか・・・???このまま、どんなに時代が変わろうとも「大切なものは大切!」と言い続けることができる自分でいられるのか?
 
 今のまま、みなさんが私に求めてくるものを受け止める。

 そして肩を「ポンッ!」と叩くように、元気づけることのできる自分で居続ける。必要とされる限り、みなさんが思い描く自分で存在することができるのか・・・?

 その努力を自分に強いることが、正直しんどいんですよね。しかし、やらなければいけません!もう少し、努力を続けなければいけませんね。


 あれから1年が経ちました・・・。ちょうど1年です。果たして変わらない自分で歩んでこれたのでしょうか?

 「おおた高齢者見守りネットワーク」を発足して、必死に「何とか形作ろう」と歩んできた1年前。

 今年は、形作ってきたものが、多くの人たちに広がった1年でした。

 「地域づくりセミナー」・「みま~もレストラン」・「SOSみま~もキーホルダー登録システム」、多くの方たちが関わり、活動に柱ができました。

 来年は、大田区の助成を受け、NPO団体として大田区全域を視野に活動を広げていく1年になりそうです。活動がどんなに広がろうと、変わらずに、揺らがずに、「大切なものは大切!」と、地に足をつけた活動をしていこうと思います。


同じ場所で、一つひとつ丁寧に、心を込めて創り上げていく・・・。
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だからこそ、できあがったものには、言いようのないぬくもりと暖かさが伝わってくるのです・・・。物を作り上げるのも、人と何かを創り上げるのも、この点では一緒なんですよね・・・。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

交通機動隊サポーター!!

 「きを~~つけ~~~っ!! 礼!!」

 「よろしくお願いしますっ !!」


 今年も残すところあとわずか・・・。「するべきことは、概ねやった・・・。あとは、静かに、新しい年を迎えよう・・・」と、思っていた先月末。

 大田区高齢事業課より、一本の連絡が入る。

 「12月22・24日の2日間、認知症サポーター養成講座の依頼が入って、沢○さんにぜひ、お願いしたいんですけど~~~。今回の依頼は、 交通機動隊(白バイのみなさん) なんです・・・」

 年末もそこまで押し迫って・・・!正直、その時期には、新しい年を迎える準備期間に・・・と思っていたので断った。

 しかし、認知症サポーター養成講座担当のOさん、いつもとはちがい、粘りを見せる・・・。

 「今回ぜひ沢○さんにと思ったのは、白バイで地域を回っている方たちなので、『SOSみま~もキーホルダー登録システム』を周知する良い機会だと思ったもので・・・ 照れ笑い 」

 それを言われちゃ~ 断るわけにはいきません!!

 たしかに、白バイ隊員のみなさんには、キーホルダー登録システムのことを理解しておいてもらった方が良い。

 と、いうわけでぇ~ 、大田区初、交通機動隊のみなさん向けの認知症サポーター養成講座の始まり始まり~!


朝9時半からにもかかわらず、みなさん真剣に聞いてくれました。
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認知症サポーター養成講座無事終了!締めもやっぱり、

 「きを~~つけ~~~っ!! 礼!!」

 「ありがとうございましたっ !!」
 
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 私たちこそ、キーホルダーをつけている認知症高齢者を発見したら・・・、

 「ご協力よろしくお願いしますっ!!」

 さぁ!明日は2ステージめです。がんばらねば・・・・。

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

人間同士のお付き合い

 手元が震えている・・・、緊張した面持ちの中に、「これだけは言わなきゃ・・・」という気持ちがこもる・・・。

 「このキーホルダーは、私たちのような高齢者の安心につながるんです!この取り組みは、大森だけでなく、全国に広がってほしい!」

 昨日、我が包括支援センターに、NHKの取材が入った。この間、E記者と打ち合わせを重ね、おおた高齢者見守りネットワーク事業「SOSみま~もキーホルダー登録システム」について、番組に入れてもらうこととなった。

 SOSキーホルダー登録システムの申請開始から4カ月。登録者は700名を超えている。このシステムを広げている大きな力は、「このシステムは私たちの安心につながる」と思ってくださった民生委員や、地域に暮らす方々。

 今回の取材では、7月から欠かさずにセミナーに参加し、申請開始の翌日に登録してくださり、友人にも広げてくれている、Nさんに取材協力をしてもらった。

 「包括の皆さんがそばにいてくれれば・・・」という条件で協力してくれることになったが、「前日はドキドキして眠れなかった」と話す。

 北国の生まれ、娘さんは、Nさんが何かあってもすぐには来れない距離にいる。外出先で転倒し入院した経験があり、必要以外には外出することがめっきり少なくなっていた・・・。

 7月、キーホルダー登録システムについて私が説明をしたセミナーに初めて参加し、申請開始の8月を心待ちにしてくれていたそうです。

 取材に協力すると決めたものの、緊張で毎日事務所に連絡が入る。「この取り組みの大切さを伝えられるのは私たちじゃない!この取り組みが、自分たちの安心につながるんだと広げてくれている地域に暮らしているNさんでしょ!」

 我が包括支援センターの職員に背中を押され、震えながらカメラの前で語ってくれた。

 取材が終わった後、今までの緊張が一気にほぐれたのか、「あっ!このキーホルダーはお守りのようなものというセリフを言うの忘れてた!」、「今度また取材があったら言ってね、もうちょっとうまくやるわよ!」いつもの明るいNさんに戻っていた。

 私たちの目には、いつも明るいNさんしか映っていない。しかし、自分の身体の衰えを感じ、外出することも臆病になっていたNさんが、つい最近まで私たちの身近にいたのです。

 今は介護が必要ではない、様々なサービスを利用することもない。それでも、「何かあったら・・・・」という一人で暮らしている不安は、元気で明るいNさんすらも外に出ることを躊躇させていた。

 都会で一人暮らす高齢者の不安は、今は元気であっても変わりはない。私たち専門職は、今、すぐに私たちを必要とする高齢者や、その家族だけに目を向けるのではなく、Nさんのような人たちにもしっかりと目を向けなければいけないのではないでしょうか。

 取材が終わった後、Nさんは記者に話す。「私はね、この人たち(包括職員たち)と、友だちになってもらってるの!いつもこうやって来ては、話しを聞いてもらってるのよぉ~。それって、なんか嬉しいわよね・・・」

 専門職として、介護が必要な方、そして、そのご家族への専門職として関わる立ち位置・・・。そんな相談援助の技術・理論はわかっています。

 しかし、今は私たち専門職を必要としない、Nさんのような地域に暮らす人たちとの関わりは、もう少し自然でいいのではないでしょうか?

 「気にかけています。何かあったら、いつでも専門職としてすぐに関わりますよ!でも、なるべく必要としないでね。いつまでも、地域に暮らすNさん、地域で働く私たち、同じ大森にいて気心知れている者同士・・・。それでいきましょう!でも・・・、私たちが何を専門として働いているのか。それだけはよぉ~く理解しておいて!」

 これでいい。これだけ確認しておけばいい。あとは人間同士のお付き合い。そうですよね、Nさん!

 今回の取材の放映日は、年末年始のどこかになるそうです。わかったら、お知らせしますね。 

 

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備えあれば憂いなし!

 12月19日第3土曜日ダイシン百貨店6階催事場にて、地域づくりセミナー「備えあれば憂いなし」を開催しました!

 毎月第3土曜日ダイシン百貨店・・・。各専門職、各専門機関に働きかけ、欠かさずに、妥協せずに、変えずに、そしてずらさずに、この1年もやり続けることができたことをうれしいというより、ホッとしています。

 セミナーを継続してきて、最近フッと気づいたことがあります・・・。それは参加してくるみなさんが、「ここに来て、自分の人生を自分が決めていくために必要なことを学ぼう・・・」という思いで、主体的に参加し出しているということ・・・。

 講師である専門職の話しを、一生懸命メモを取る人、隣りにいる友人と相談し合う人、終わった後や休憩時間に、講師に話しかける人・・・。参加者も毎回70~80名と定着し、徐々にですが増え続けています。

 終了後のアンケートは、毎回ほぼ100%近い回収率です。最近アンケートの内容が、「このようなことを知りたい!」、「このような内容で開催してほしい!」など、要望が増えてきているような気がします。

 「自分たちが声を上げれば、この会の専門職たちは考えてくれる・・・」

 地域に暮らす人たちは、私たちが思い描いていることを敏感に受けとめてくださっているのです。地域に暮らす人たちに信頼される、必要とされる、身近に感じてもらう。これこそ、私がやりたかった「地域支援」なんです。

 ケアマネージャー・司法書士・社会福祉士・・・。地域で働く専門職が協力し合い、この地域に暮らす人たちのために、地域に暮らし続ける「安心」のために・・・、地域に手をさしのべる・・・。これが、私たち「おおた高齢者見守りネットワーク」が創る、地域づくりセミナーです!!

 今回、「この会を生で知りたい!」と、地域の通所リハビリ事業所管理者・相談員が参加してくれました。
 
 「地域住民の方へ、地域にいる専門職たちが、連携して情報提供したり交流する。このようなセミナーに初めて参加しましたが、こういうことが、地域の方への介護支援の基本なのだなと感じました・・・」

 「このような機会を継続していけば、専門職の方を身近に感じて、相談しやすくなると思います!」


 初めて参加した専門職たちも、実際に生み出されている地域と専門職の関係に、何かを感じ取ってくれたようです。

 今年1年も、「おおた高齢者見守りネットワーク」の全ての活動を終えることができました。一つひとつの活動を通して、新たなものにつなげることができた1年でした。

 会を生み出した当初からかかわっていただいているメンバーのみなさん、この1年で新たに加わってくださったメンバーのみなさん、そして、毎回参加してくださっている参加者のみなさん、改めてこの場を借りて、お礼を言わせてください。

 「ありがとうございました。そしてまた来年も、地域の新たなつながりを生み出していきましょう。」 

 私も、必要とされる限り、歩みを止めずに、ブレずに、歩んでいきたいと思います。 

 

特定非営利活動法人 福祉コミュニティー大田 代表 ・ ケアステーションらっこ ケアマネージャー管理者 浜 洋子 氏 介護保険制度利用について、認定調査からサービス利用までわかりやすく話してくださいました。
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司法書士辻井宏事務所 司法書士 辻井 宏 氏。
「遺言」について話してくださいました。辻井氏の作成した資料には、このような一文がありました。「遺言とは愛するもののために、遺産をどのように継承させるか書いた法律上の文書。自己の最終意思を、表明しておく文書です。」
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我が「おおた高齢者見守りネットワーク」代表 ・ 社会福祉士中村事務所 中村 一孝 氏。
成年後見制度について語ります・・・。
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ケアマネージャー・司法書士・社会福祉士・・・。地域で働く専門職が協力し合い、この地域に暮らす人たちのために、地域に暮らし続ける「安心」のために・・・、地域に手をさしのべる・・・。これが、私たち「おおた高齢者見守りネットワーク」が創る、地域づくりセミナーです!!
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最近、セミナーを聞きながらメモを取る人、隣りの人と相談したり、話し合ったりする光景が多く見られるようになりました。
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休憩時間は、セミナー講師との懇談の場です。
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今年最後の地域づくりセミナー。
終了後、参加者へ、アッと言わせるサプライズ。会場は星空に包まれ、かわいいサンタたちの登場です!!
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絵描きナースの子どもたちが通っている、地域のダンス教室の子どもたちが、地域づくりセミナー参加者にダンスを披露してくれました。
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 所詮、子どものダンス・・・とあなどっていました・・・。始まってビックリ!すごい迫力です・・・。
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親バカですかねぇ~。大勢いる子どもたちの中で、ついついカメラを向ける先は、絵描きナースの娘二人になってしまいます・・・・汗;
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「かわいい~~、家に連れて帰りたい!」、「今年最後に、いいプレゼントをもらえた。やっぱり子どもはいいねぇ~」子どもたちを見つめる視線は本当に楽しそうです。
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セミナー参加者から子どもたちへ、クリスマスプレゼントを手渡してもらいました。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
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「みま~もレストラン」 クリスマス会!

 12月17日、今年最後となる「みま~もレストラン」を開催しました!

 今回は、クリスマスパーティーをテーマに、大森弥生ハイツ栄養士 Sさん、スタッフのみなさんが思いっきり腕を振るってくれ、な、なんと、コース料理を用意してくれました。

 参加者の希望者と、メンバーが事前に練習して披露してくれたハンドベルによる「ジングルベル」演奏あり、ネイル講座あり、そして、自主グループによる朗読ありと、内容も盛りだくさん!

 そのどのプログラムも、メンバーが提供するものではなく、参加者一人ひとりと創り出したものばかり。ここに、この会の、そしてレストランの本当の目的、思いが込められているように感じます。

 「参加者一人一人の言葉を漏らさずにすくいあげよう・・・!」、「これからは参加者の方々の中にもっと入り込んでいこう!」、取り組みを通して、メンバー一人ひとりの中に、自分たち専門職たちと、地域に暮らす人たちが結び合っていくための気づきが着実に生まれています。
 
 こちらから何かを投げかけて協力を依頼した時に、自主的に手を挙げてやりたいという方はなかなかいない。

 「本当は参加したいけど・・・」という方のちょっとした声を聞き逃さず拾って、繫げていく事はとても大事だということに気づきました。


 地域に暮らす人たちと、自分たちが何で結び合うのか・・・。ここに手ごたえを持つメンバーが増えていくことこそ大切だと思っています。そしてこの気づきは、自分の仕事の中でも必ず生きてくるはずです。

 来年も、この大切なものを気づいた仲間たちとともに、新たな一歩を踏み出したいと思います。



 参加者一人ひとりに、「みま~も」から心を込めたメッセージ付きのプレゼント プレゼント
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今回の講座は、ネイリストの土屋 えみさんをお迎えしてネイル教室を開催しました。
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自分で塗る人、メンバーに塗ってもらう人・・・、友人同士で塗り合う人・・・、何でもいいんです!みなさんそれぞれが楽しんでいました・・・ 照れ とくに、みま~もの男性メンバー、「くせになりそう・・・」の発言も・・・ びっくり
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じゃ~~~~~~ん!「私の爪どう?きれいにできたでしょ!」このあと、みなさんの手をとり、コメントを言わせられました。手と手をとってのスキンシップとでもいいましょうか・・・?コメントには細心の注意をしたのは言うまでもありません・・・ 苦笑
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今回は、包括で取り組んでいる「介護予防教室」の卒業生たちが発足した自主グループ「こだま」の皆様が、クリスマスにちなんだお話 「ある農家のクリスマス」を朗読してくれました。
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自主グループを発足して1年。「朗読の会として発足したが、今は仲間意識が芽生え、集まってみんなと話しをすることが何より楽しい・・・」こだまのみなさんはこう言っています。「思いを込めて作品を読む」こだまのみなさんの思いはしっかりと参加者に伝わっています。
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同じ頃、1階の厨房では、大森弥生ハイツ栄養士Sさんを始めとするスタッフさんたちが、クリスマスコース料理作りの仕上げにかかっています。自信の程は・・・、皆さんのこの表情を見ればわかりますよね!
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本日のクリスマス会メニューをご紹介します!まずはこちら!題して「キープウォッチングカクテル カクテル 」 日本語に訳すと「見守りカクテル!」ですね にこ
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前菜は、 「ホタテのポン酢ジュレと彩り野菜の生ハムロール」 「ジュレってなぁに?」私に聞かないでください。この写真のようなものです 苦笑
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スープは、 「にんじんポタージュ」 カップに付いている、クリスマスっぽいリボンがおしゃれですね。
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「パンアラカルト!」 うまかった!いえ、「おいしゅうございました・・・!」
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サラダは、「トマトとカッテージチーズのサラダ」です。
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魚料理の登場! 「焼きさばのレモン釜!」 さば好きの私と絵描きナースにはたまらない一品です。ちゃっかり2個食べちゃいました えへっ
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いよいよメインの肉料理! 「クリスマスミートローフピラフと温野菜添え!」 
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女性人お待ちかねのデザートは、 「ブッシュドノエル・クリスマスクッキー・ミックスベリーのシャンパンゼリー!」 おいくつになっても、女性にとってデザートは別腹なんですね。再認識です・・・ アップロードファイル
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クリスマスケーキの上にあったサンタクロースいちご アイコン名を入力してください ちょっとした心配りがうれしいもんですね。
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クリスマスコースメニューを肴に、会話も弾んでいました・・・!
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食後は、ハンドベル演奏 「ジングルベル おんぷ 」大森弥生ハイツ施設ケアマネージャー I さんが中心となり、包括事務所で練習を重ね、今日を迎えました。参加者とメンバーが気持ちをそろえ、ハーモニーを奏でていました。
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最後に、ダイシン百貨店さんからも、参加者全員にクリスマスプレゼントが届きました!中身は、マスク・TUBAKIシャンプー(赤・白)の試供品・ホッカイロ。ダイシンさんらしいプレゼントです!!
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

素早い連携プレー

 今日は寒かったですね。我が包括の今日のランチタイムは、包括主任ケアマネージャー I さんが作ってくれたあったかシチュー うっとり !それに、できたてのフランスパンも買ってきてくれていた。外の厳しい寒さがウソのように、事務所の奥の部屋はあたたかい空気に包まれていました。

 そこに一本の電話が入る  電話

 「近隣に住むものなんですが、Aさんが一昨日外出先で転倒してしまい・・・・・・」

 詳細はこうでした。

 外出先で転倒したAさん(75歳男性一人暮らし)は救急車でB病院へ・・・。右膝蓋骨の診断だったが、「入院の必要性はない!」と松葉杖を渡され帰ることに・・・。何とかタクシーに乗って帰宅したものの、自力で降りることができず、タクシー運転手がおぶって自宅に入れてくれたそうです。

 帰宅できたはいいが、一度コタツに足を伸ばして座ったら、さて、このあと身動きが取れない。この1年ぐらい食欲がなく、特に最近は牛乳だけしか栄養を受け付けない。当然、体の衰弱は著しい・・・。

 しかし、食欲がないことなどAさんが話さなければわからない。しかも、テーブルがなく、畳での生活だということなど、これも言わなければわからない。医師の判断は、転倒しての骨折だけの診断で、副木をあてて、そのまま「帰宅」になってしまった。

 そこで、近隣の友人Cさんが包括支援センターに連絡を入れたというわけ。

 Iさんの手づくりシチューで、つかの間の、温かく、ゆったりした時間に包まれていた我が包括支援センターは、急きょ、臨戦態勢モードへ!

 救急対応の判断も必要になる可能性があるため、絵描きナースと私でAさん宅へ 走る 走る

 自宅に着いて、Aさんと対面。骨折よりも、栄養が摂れていないAさんを見て、絵描きナースと私「このままここにいさせることは無理」とすぐに判断。本人も帰ってきたはいいが、不安を抱えている・・・。

 部屋の脇に置いてあったバッグから封筒がはみ出ていた。見ると、B病院の医師が、当病院の内科医師へ書いた紹介状だった。もともと、1年前までは当病院内科医師が主治医だったが、本人に聞くと、ここ1年は受診していなかったことが判明・・・。

 絵描きナースは、私が持っていた医療用PHSを奪い取り、当病院整形外科H医師へ連絡。状態を伝え、入院の受け入れ可能の許可を取り付けた。そのまま今度はベッドコントロール室へ入院病室の確認。

 その間に、Aさん宅の電話が鳴った。出られないAさんの代わりに私が出ると、神奈川県にいる弟さんからの電話だった。現在の状況を伝え、今の判断について了承いただき、入院先、病室を伝える。

 病院への連絡が済んだ絵描きナースは、診察券、当病院への紹介状を持ち、一足先に病院へ戻った。友人Cさんがタクシーを呼んできてくれている間に、私はAさんを介助をして玄関先に移動。結局、病院が貸し出した松葉杖など衰弱のため使えない。ほぼ、私が抱きかかえるような状況でした。

 友人Cさん同行で、タクシーは当病院へ向かった。病院に着けば絵描きナースが対応してくれる。

 私は、乗ってきた自転車で病院へ!あらかじめ絵描きナースが連絡して頼んでおいたH医師がCさんが着くとすぐに診断。無事入院となった。

 絵描きナースは、食欲がなく衰弱が顕著だということもH医師に伝えている。また、介護保険申請に必要な意見書は、H医師が書いてくれることとなった。入院中に内科的な検査も行い、治療も行うことでしょう。

 事務所に戻ると、行政高齢支援担当からAさんについて連絡が入っていた。弟さんが、Aさんの経済的な面、暮らしぶりに不安を感じていて、生活保護申請の相談を電話で行っていたそうです。生活状況を聞いていた担当職員は、「包括支援センターが関わった方がいい」と考え、こちらに連絡が入った。

 行政担当職員も、関わった方がいいと考えて電話したものの、今、まさに動いていることを聞いてびっくりしていたそうです。

 この行政の動きも踏まえ、私は弟さんに再度連絡。明日本人に会いに当病院へ来て、今後のことを話し合うために事務所へも寄ることとなった。そして生活保護の申請手続きも明日済ませるそうです。

 弟さんは、「兄の経済的な面での不安で、生活保護の相談をしていた矢先にこんなことになり、どうしたらいいかわからなくなっていたけど、明日大森に来れば、一通りのことが全てできるんですね。よかったぁ~」と、電話の向こうでホッとした様子でした。 

 食べかけのシチューを置いて、絵描きナースと事務所を出てから、ここまでの対応約1時間。絵描きナースを始め、関わった人たちの、この1時間での連携はすごかったです。Aさんも入院ができてほっとしたことでしょう。

 さぁ、これからは、Aさんが自宅に帰る日に向けて、多職種へつなぐ調整に入ります・・・。

 当病院も、我が包括支援センターを含め、在宅に関わる専門職との連携を理解してくれて、素早い対応に協力してくれる先生たち、そして、ベッドコントロール職員、病院看護師が増えてきました。

 多問題を抱える一人暮らし高齢者はこれから益々増えていくことでしょう。在宅介護チーム、そして医療関係者が、一致した視点での素早い対応、判断が必要とされることは多くなるはずです。

 医療・介護専門職が他の専門を理解し、本当の意味で顔の見える関係を構築していなければ、このような対応は難しいでしょう。

 地域に暮らす人たちが気づき、専門職つながること・・・。この大切さを、特に最近、ひしひしと感じています。

 

気がつけば、街はすっかりクリスマス一色!
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合い言葉は「やってみましょうよ!」

 朝10時30分。私は川崎市の「向ヶ丘遊園駅」に降り立った。そこで、NRE大森弥生ハイツ施設長Kさんと待ち合わせ、多摩区役所へ!

 K施設長は、私が、「きっと場所など調べてこないだろう・・・」という予測のもと、携帯で多摩区役所までの道を詳細に調べてきていて、私の常に半歩前を歩いてくれていました。(でも、結局多少間違えてしまいましたね、Kさん!)

 区役所に着くと、そこには、東京都健康長寿医療センター研究員Nさんが、方向音痴の私を心配するように、区役所の玄関前まで迎えに来てくれていました。なぜか、最近、あらゆる人たちに見守られている私です 苦笑

 今日は、研究員Nさんから「会わせたい人がいる・・・」と連絡があり、遥々川崎市多摩区にやってきたのでした。

 会わせたい人とは、川崎市宮前区野川を拠点に活動している「ボランティアグループ すずの会」の代表 鈴木恵子さん。

 東京都健康長寿医療センターで、Nさんが所属する研究チームが、「介入研究」の一貫として行っている「シニア世代のすこやか・安心ネットワークづくり」の検討会で、鈴木さんが講師を行うことになり、その場に同席させてもらったのです。

 この「シニア世代のすこやか・安心ネットワークづくり」検討会は、地域住民が多摩区内の公園で、定期的に体操をおこなっていて、そのお世話役のボランティアの皆さんに、研究チームが介入することで独居高齢者への見守りの意識を持ってもらおうという試みです。

 ボランティアの皆さんは、最初は、「見守り」の意識はあまりなく、自分の健康づくりを目的に関わりだした方々。介入も1年以上たち、最近は見守りの目を少しずつ持ち始めました・・・。
 このような方を対象としたセミナーです。

 この人たちにすずの会の鈴木さんはこう話しかけます・・・。

 「私たちの会の合言葉は 『やってみましょうよ!』 みんなができることをやれるような仕組みづくりをいつも考えています。つらかったり、『やらされている』と感じるような活動は長続きしません。参加している人たちは、私によく笑顔でこう言います・・・。『鈴木さんにはいつもだまされる きゃー! 』 そう、それでいいんです・・・」

 講演が終わった後、参加者たちからの質問の手が引っ切り無しに挙がる。

 「まずは感動と、感銘をしております!鈴木さんは、この活動をやられる前は何をしていたんですか?」
→ 「主婦です!だからできたんです!生活に根ざしていなければ、地域のことは見えてきません!」

 「会の会則とかはあるんですか?」
→ 「ずっとなかったんです。でも、助成を受けるためには、この会則とかいうものが必要で、仕方なく作りました」
 「用紙何枚ぐらいの内容のものですか?」
→ 「1枚です!」

 「鈴木さんがいなくなった後、誰か引き継いでくれる人はいるんですか?」
→ 「実際に、倒れた時は何度もありました。その時は、すべてほかのメンバーがやってくれました!」
 「どうか、いなくならないでください!体には十分気をつけて・・・」

 終わった後も参加者の人たちが鈴木さんを取り囲む・・・。
 
 自分の健康づくりを目的に関わりだしたはずの方々が、いつのまにか、この地域でどう高齢者の見守り活動を行っていくか・・・、主体となって鈴木さんに質問をしている。

 この変化の最初から最後までを目の当たりにしていて、鳥肌が立つようでした。

 鈴木さんの姿勢には、参加している人たちを、「お客さんとか、やってもらう人」という発想がこれっぽっちもない。地域のことを一緒に考え、活動を一緒に創りあう人 。その意味でまったく対等なんです。

 鈴木さんの姿勢に貫かれているものに触れて、自分の発想の未熟さと、地域をみつめる視点のちがいに愕然としました。それでいて、新たな力が湧いてきたのも事実です。

 参加した人たちが帰った後、東京都健康長寿医療センターの皆さんと、私たちに、あるDVDを見せてくれました・・・。そこには、認知症の母親と、たった一人で介護している息子の写真が、カーペンターズの音楽に合わせて次から次へと流れていきます。

 いつも一緒にいる親子、認知症の母親を介護するために仕事を辞めた息子。介護を一人で背負う息子に、そっと手がさしのべられた・・・、それが「すずの会」。

 地域から孤立していくのには、十分な条件がそろっていたこの親子。息子は「すずの会」の男組に関わっていく。介護疲労がたまると、同じ介護をしている人の家へ行き、くつろがせてもらう。介護をしている人の家は、自分と同じように家を開けられず、必ず家にいるから都合がいい。ついでに愚痴も聞いてもらう。

 この親子の写真が、5分ぐらい延々と流れるDVD。説明の文字も、ナレーションもない。ただ、カーペンターズの音楽が流れるだけ。しかし見る人たちに何かを訴えかける。

 写真は鈴木さんが撮影し、編集を引き受けたのは、この息子さんだそうです。

 鈴木さんに何を言われたわけでもなく、何かの答えを教えてもらったわけでもありません。でも、これからの「おおた高齢者見守りネットワーク」を広げるうえでの大切な指針をもらったような気がします。

 研究所のNさん、H先生、そして、「すずの会」の鈴木さん、貴重な機会をありがとうございました。 

  
すずの会のホームページは、こちらをクリックしてください。

  

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Sさん節 炸裂 ! の巻

 「ケアマネージャー試験合格しました!」

 おおた高齢者見守りネットワーク事業「みま~もレストラン」に中心となって関わってくれている、NRE大森弥生ハイツ栄養士Sさんから、事務所へうれしい報告が入りました・・・。電話を取ったのは私。

 今から約半年前、「今後も、施設、地域で暮らす高齢者と関わっていく栄養士として歩んでいくのなら、自分自身の勉強の意味でも受けてみたら?」と、包括支援センターに、出張所を経由して届いたばかりの受験申込書を、Sさんに手渡したのでした・・・。

 「合格かぁ~、よかった、よかった・・・うっとり 」

 感慨に浸っている私に、この時点からSさん節が炸裂です!

 Sさん : 「あのぉ~、私の合格について、沢さんのブログに載せてもいいですよ・・・・。」

 私 : 「・・・・・・ えぇ 」

 Sさん : 「題名は、 『 キセキ! 』 でお願いします・・・・。」

 私 : 「 『 キセキ! 』 の題名は、もう以前使っていますけど・・・。」


ちなみに、今回の記事とは全く関係ありませんが、「キセキ!」の題名のブログ記事はこちらをクリックしてご覧下さい・・・。 


 Sさん : 「そうですか・・・。では、 『キセキ2!』 何てぇ~のはいかがでしょうか?んっ、『キセキ2!』・・・、いいですねぇ~、それだ!ではそれでよろしくお願いします・・・。」

 私 : 「まだ決めてません・・・。今、書く予定のものがたくさんあるので、別の記事の最後に補足として書かせてもらいます・・・。」

 Sさん : 「まぁ、そう言わずに・・・、合格したことですし、題名をつけて、一つの記事としてお願いします・・・。」

 私 : 「希望は大変薄いですが、検討させて頂きます・・・。」

 「Sさん節」炸裂の会話をしばし楽しみつつ、電話は終わった・・・。

 栄養士として「おおた高齢者見守りネットワーク」に関わり、この関わりの中で、地域に暮らす人たちとしっかり向き合い、会と地域に暮らす人たちとのつながりを創ってくれているSさん。

 「みま~もレストラン」も、地域に暮らす人たちとのあたたかく、たしかなつながりを築いてくれました。

 そう考えると・・・、しょうがね~なぁ~!

 Sさんの合格祝いもかねて、記事にしますか!

 ・・・・ということで、この記事になりました。Sさん、これでいいですかねぇ~ ヒヒヒ
 


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私、変よ・・・・

 電話が鳴り、私が受話器を取ると、電話の主は、久しぶりのAさんからでした・・・。

 Aさんの電話での最初の言葉はいつも決まっている。

 「おはよう!人の言葉を聞きたくて電話したの・・・。人と1日1回は話さないと、人間の言葉を忘れてしまうから・・・」

 Aさんは、秋に無事新居が決まり、新しい生活を始めている。

 Aさんは生活保護受給者で一人暮らしの女性。幼少のころから山王の地域で暮らし続けている。他人との交流が煩わしいと、人づき合いは全くない。それでいて、たまに人恋しくなり、包括支援センターに電話をかけてきては、職員とひとしきり話をして、安心すると電話を切る・・・。

 Aさんは、包括職員にあだ名をつけて呼んでいる。私は昨年までは「ブラック!」(なぜだかはいまだに不明???)、今年になってある時期からはいつのまにか「オバマ!」(やはり不明?ちなみに私、どちらかというと色白です!)になっている・・・。

Aさんの転居までのことを書いたブログ記事はこちらです。
           ↓ 
「包括家さがし月間」のブログ記事はこちらです。

 久しぶりのAさんからの電話は、転居後の報告から始まった。

 「オバマ~、最近、 私・・・、変! 」  びっくり 

 「じつは同じ階の人に好かれてるみたいなの・・・。だってね、毎日三食手料理を持ってきてくれるのよ!
福島の人らしいんだけど、この前は柿が届いたからって、持ってきてくれるし・・・。
 その前はね、100円ショップでホッカイロ買ったらしくって、一人じゃ使いきれないからっていくつかくれたの。外に行く時あったかいよって。」

私 : 「いいじゃないですかぁ~、友だちが出来たってことでしょ!」

 「よくないわよぉ~!この家の住人はね、一言でいえば下町風なの。私は生まれてこの方、山王の山の手育ちでしょ。だから人づき合いって苦手だし、煩わしいのよぉ~!」と、まんざらでもない様子。

(この後も、私のことなどお構いなしで話し続けるAさん)

 「この人の料理はね、手作りの味がして、まぁそれはそれでまずくはないんだけどね。さすがに三食はどうかと思うのよぉ~。

 三食よ!三食!断らなくていいのかしらねぇ~???そりゃぁ、ちゃんと食器返す時、美味しかったって言って返してるわよ!それぐらいの近所づきあいぐらい、私だって心得ているわよぉ~、オバマ~!」(まだまだ続くAさんの話し)

 「私のこと、妹のように思っているのかしらね。でも、どう見ても私の方が年上よ!どこが気に入ったのかしら?」(そろそろ私の意見を聞いてくる頃かな?)

 「・・・・( しばらく沈黙 )・・・、オバマァ~、私、今までこんな風な人づき合いしたことないからわからないんだけど、これからも来るものを拒まず、やりとりしていいのかなぁ~???」(やっぱりきた!)

私 : 「人が自分のことを気にしてくれているって、うれしいことじゃないですかぁ~!Aさんはどう思うの?」

 するとAさん、「まぁ、悪い気はしないわよねぇ~。」

私 : 「じゃぁ、その人のしてあげたいという気持ち受け取っといていいんじゃない?その人も一人暮しなんでしょ、何かあったら、今度はAさんが何かしてあげればいいんだから!」

 すると、Aさんうれしそうに・・・「そぉ~~! 顔  オバマがそういうんだったら、近所づきあいというのをしばらく続けてみるわ!まったく、下町気質ってとまどうわよね。こんなことなら、前から少しづつやっとけばよかった・・・」

 「あらっ、オバマ忙しいのよね。長電話しちゃったわ。じゃあね バイバイ 」

 さっと来て、さっと過ぎ去った電話でした 苦笑

 近所に自分を気にしてくれている人がいる ・・・。この安心感は、私たちには本当の意味で理解はできていないのかもしれない。でもAさんのうれしさは、そのまま自分もうれしいと心から感じました。

 何十年もの間住み慣れた場所を離れ、新しい場所での新しい生活が始まったAさん。新生活に希望など持てず、不安と今まで以上の孤独感でいっぱいだったAさんの新生活に、一見、お節介と感じるほど、言葉は悪いが強引に入ってきた隣人。

 でも・・・と思う。これほどお節介でなければ、長年孤独とともに、人を疑いながら生きてきたAさんの心の中に、暖かいものと一緒に入り込むことはできなかったでしょう・・・。

 人に手をさしのべる・・・・。「お節介!」と、もし怒られたら謝ればいい。そして、また、手をさしのべる。本当の人の心に触れる暖かさは、「一般常識」というものから多少はずれた所にあるのかもしれない・・・。

 Aさんと、この近隣の人との関係が、このままうまく続くのかはわからない。ただ、今の時点ではまちがいなく、Aさんの心の中に、見えない何かを灯したのだけは確かです!

 
私たちが働く都会でも、少し歩くと、このような景色に出くわすんですよね・・・。
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同じ目的をみつける・・・

 12月7日渋谷区の包括勉強会に参加しました。今回の勉強会のテーマは、「地域包括支援センター 発 地域づくり!」

 我が包括支援センター職員を代表して「絵描きナース!」と、我が包括支援センターの頭脳 「Tさん」と一緒に大都会渋谷へ!

 今回は、渋谷区の各包括支援センターが、ネットワークづくりに取り組んでいる実際を発表してもらい、
 「他がやっていること」、「他はすごいなぁ~」
 では終わらず一歩踏み込み、「自分たちが行っていることの中で、何を進めていくことができるのか」を中心に話し合いました。

 渋谷区の各包括支援センターの話を聞いていて、頼もしく感じたこと。それは、どの包括支援センターも、自分たちがまずできることからネットワークづくりを始めているということ。

 独自のパンフレットを作成し、地域の出張所、敬老館、スポーツセンター等の公的機関や医療機関、町会等へパンフレットの設置依頼を行っているところ。
 シニアクラブや町会、マンション管理組合と協力して出張相談会を開催しているところ。
 閉じこもりがちな高齢者を対象に、「高齢者サロン」を開催しているところ、地域マップの作成を手がけているところ。

 忙しい業務の中でも「何かを始めていこう」と、行政主体ではなく、自分たちで何かを生み出そうとしている・・・。ここが何より大切なこと!そして、地域包括支援センター発のネットワークづくりの第一歩だと思っています。

 ただ、やり始めた中でそれぞれが壁にぶつかっている・・・。

 この壁には共通点があります。

 それは、地域で暮らす人たちと、私たち専門職との「同じ目的」が、見つかっていない・わからない・見えないというジレンマ。

 改めて「連携」という言葉の意味を調べると、「同じ目的を持つ者が、互いに連絡を取り、協力し合って物事を行うこと」と書いてあります。

 ネットワークを構築する必要性一つとっても、地域に暮らす人たちと、私たち専門職が考えていることは、根っこは同じですが、必要と考えるスタート(目的)がちがう・・・。

 私たち専門職が思い描くもの。
「住み慣れた地域でいつまでも暮らし続けられる街づくり!」などなど・・・・。
 どちらかというと、広義にとらえている。ただ、地域の人はこのようにはあまり考えない。

 地域に暮らす人たちが思い描くこと。
 もっと日常的にある身近なこと。具体的なこと。例えば「今は元気だけど、いつ何があるか分からない・・・」という不安。例えば「近所の一人暮らし高齢者が心配・・・・」などなど。
 この具体的な部分が、私たち包括職員、専門職には見えにくく、感じることが難しい部分だったりする。

 この同じ目的を見つけ、共有し合う作業(過程)が重要で、この作業を踏まえない、見えていない段階では、
 専門職、地域包括支援センター、行政からの一方通行で、地域に暮らす人たちにはピンとこない、「自分たちはがんばっているのに手ごたえがない・・・」という、お仕着せのネットワークしか創ることはできない。

 今、各地域包括支援センターが共通して抱えている壁は、この同じ目的を見つけ、両者が主体的に取り組んでいくという手ごたえなのでしょう・・・。

 大変でも、自分たちだけががんばる方がじつは楽。でも、それでは本当の意味でのネットワークは築けない。相手と本当の意味でつながり合うためには、協力し合って物事を行う過程がなければつながらない。

 物事を行うということは、言葉を変えれば相手に負担をかけること。これに遠慮、躊躇している間は、対等で同じ目的を共有することなんてできないんですよね。この負担をかけること、相手に動いてもらうことを言えない。

 ここを超えることが、大きな共通の壁となっているような気がします。

・地域マップを包括職員で作成する→作成したマップをだれが使うの?使う人たちと一緒に作成した方が、みんなのマップになるんじゃない?

・高齢者サロンを地域に提供してるが包括職員の体制が厳しくなってきている→包括職員が、これからも少ない人員でずっと主催者でやっていくの?すばらしいことをスタートしたのだから、関わってくれる地域の方たちを募集したら?

・自己パンフレットを作成しパンフレッの設置を依頼→行った場所では、自分たちがきっと何かを話してきているはず!「設置してもらった・・・」で終わりにせず、話した手ごたえがあった方と何かを一緒にやってみたらどうですか?

 やってきたこと、やっていることの中から、同じ目的みつけを始めましょう!そこには必ず「一緒に何かをするよ」という人たちがいるはずです。

 私たちも、地域に暮らす人たちとの同じ目的を探し続け、「おおた高齢者見守りネットワーク」を発足し、今年になって、「SOSキーホルダー登録システム」に行き着きました。そしてこれからも、SOSの声を上げられない人たちに専門職がつながるまで、この「同じ目的みつけ」を続けたいと思います。

 渋谷区の包括支援センターの皆さん、これからも共にがんばりましょう!


P.S. 先ほど1枚のファックスが事務所に届いた・・・。見ると、昨日の包括勉強会に参加していた某包括支援センター職員の方からお礼のファックスでした。

 「昨日はありがとうございました!不思議とパワーを頂いた感じがします。独自の活動を、渋谷区でも展開できるようがんばります!」みなさんのやってることに確信を持ち、ネットワーク作りを進めていく一助になったのであれば、行った甲斐がありました・・・脱・童顔


渋谷区包括勉強会「地域包括支援センター 発 地域づくり 」で作成した資料をごらんになりたい方は、こちらをクリックしてご覧下さい。

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20年前の俺へ・・・

 大学卒業後、母親たちが「生の舞台芸術を親子で鑑賞し、子どもたちを健全に育てたい!」そんな思いで発足した会の事務局として働く道を選んだ。

 工学部を卒業した自分が、児童演劇の道を選ぶ・・・。親の大反対を押し切っての就職だったことは言うまでもない。

 演劇を鑑賞するその日を「ハレの日」と、親子で当日を楽しみに迎えていくよう、事前に劇団の方を呼び、自分たちが創り上げた舞台について母親たちに想いを語ってもらう。母親たちは、ただ鑑賞するだけでなく、劇団の思いを受け止め、我が子と楽しみに当日の「ハレの日」を迎えていく。

 演劇は、3歳から小学校3年生までを対象とした低学年向け作品、小学校4年生以上を対象とした高学年向け作品。それぞれ2カ月に1回上演。

 作品は、親も子もアンケートで見たい作品を選び、最終的に年1回の定期総会で決定する。

 中学生や高校生になると、夏休みや、土日など事務所にやってきて、自分たちで作品について、自分の生き方を重ね、深めあっていく。お祭りやキャンプなど、観劇だけではなく自主活動も、中高生たちが社会人で関わっている青年とともに、主体的に創っていく・・・。

 大学生だった頃は、この会の中高生たちの様々な活動に一緒に関わる活動をしていた。そしてこの活動を通して、子どもたちのまっすぐな成長、澄んだ瞳の純粋さに心打たれ、仕事として選ぶことを決意していく・・・。

 大学を卒業し、事務局の仕事を選び、大学時代活動していたところから、別の地域の事務局として働くことになった。学生時代、ずっと成長を見つめていた子どもたちと離れ、別の地域に事務局として巣立っていった。
 
 あれから20年・・・・、家を整理していたら、大学時代関わっていた子どもたちが、事務局になって離れていく私にくれたメッセージカードが出てきた。この子たちも、今は30代。何をしているのでしょう?どんな人生を歩んでいるのか??

 思い出とともに、あの子たちと向き合っていた当時の自分がよみがえってくる・・・。

「おい、20代の沢!お前から見てどうだい?20年後のお前はこんな自分になるんだぞ!誇れるか?がっかりか?まぁどっちでもいいが、精いっぱい生きていることだけは、お前に恥じないよう続けているよ。それだけは安心してくれや!

 たった1回きりの人生、後悔だけはしたくない!ってお前いつも言ってるもんな。
それだけは、たったひとつのお前の思いだけは、貫いてやってるからな!」


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整理していたら出てきた、子どもたちからのメッセージカード(そういえば、当時子どもたちからは「のぼり!」と呼ばれていたっけ・・・)
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私たちが働く東京でも、紅葉が終わりを迎えていますね。
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民主的会運営への転換時期

 昨日は、月1回の「おおた高齢者見守りネットワーク」運営会議がありました。地域の高齢者を支えているあらゆる分野の専門職たちが、この日はメンバーとして集います。

 19時、会議の始まりの時間。我が包括支援センター奥の部屋には20名のメンバーたちで熱気ムンムン!今回は来年度の活動についての話し合いもあり、六郷地域のみま~もメンバーも参加してくれました。

 会を発足して2年。小さな集団の想いから始まった会も、活動の経過とともに広がり、大きな組織となってきました。

 組織の広がりは、それまでの中心メンバーが集まれるときに集まって決めることを決める・・・、という段階からみんなで話し合いみんなで決めていくための仕組みへの転換がどうしたって求められる。

 今までは、同じ思いをもったもの同士、何を決めるのもツーカーで行えた。しかし、今後は先を見通した計画を基に、組織として様々なことを決め合い活動を進めていくことになる。

 様々な想いや考えを持つ人たちが、この会の目的に賛同し集う。全ての人たちがこの会に関わっていく対象となる。

 この会の取り組みを通して、関わる一人ひとりが、自分や自分の専門職としての有り様を見つめ、自己変革、成長、自分自身のネットワークの広がりを実感できるような会にしていくことが今後の活動の中で最も重要なこと!!要は、お客さんをつくらない!

 自分が主体的に関わるからこそ、会が自分のものになってくる。お客さんとして関わる人が多いということは、それだけもろい組織にしかならないんですよね。もろい会は、何か問題が起これば、とたんに階段を転げ落ちるように崩れていってしまう。

 組織づくりはイコール人づくり!会を広げていく働きかけと同様に、会を守るために、強い組織に、主体的に関わる人が多く存在する会にしていかなくてはいけません。

 そのためにも、「自分だけがわかっている!」という猿山のボスを中心とした組織形態ではなく、みんながこの会の意味をわかり、多くの人たちに語っていける、働きかけていくことのできる民主的な会運営を構築できる、まずは、自分たちになっていかなくてはなりませんね。

 一部の人が孤軍奮闘がんばっているという組織はそれなりの組織にしかなり得ません。多くの主体的な組織者が関わっていく、そして常に新しい人が関わってきて、常に活気がある組織こそ、強く、発展していく組織だと思います。

 昨日の運営会議でも、来年度に向けた様々な意見が参加者から出されました。今後の方向性に向けての疑問や意見も中にはありましたが、それでいいんです!みんなが疑問を持っていて、自信を持って活動をしていけるわけがありません。意見を出し合い、議論し、決めたことにはみんなが責任を持つんです。

 10人の組織なら10人を組織できるキャパを持つ自分に、50人なら50-人を組織できる自分に、100人なら、1000人なら・・・・・・。組織の広がりとともに、自分の許容量も大きくしていかなければならないんですよね。成長を求められます。

 お猪口にはそれなりの水しか入らない。それ以上入れればあふれ出す。お椀、丼、ビールジョッキ、洗面器、バケツ、一斗缶、ポリバケツ、ドラム缶。(これ以上大きくなるとたとえが見つからない・・・)

 器が大きくなればなるほど、そこにはたくさんの水が入る。組織も同じ。今、「おおた高齢者見守りネットワーク」は、どの器なのでしょうか・・・・ぷぷ





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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

蓄積されるのはどこなのか?

 今日、渋谷区行政担当Kさんから、7日に行われる「渋谷区包括勉強会」の最終確認の連絡が入った。

 私から、我が包括支援センターが取り組んでいる、地域ネットワーク構築についての現状について話しをし、その後、渋谷区の包括職員の皆さんとの交流をたっぷり取るつもりです。

 Kさんからは、「今回は沢○さんの話しの中で、地域ネットワーク構築に向けての行政の役割、関わり方についても意見をたっぷり言ってほしい・・・」と注文が出ています。(なかなか難しい注文依頼が飛び込んできたものです・・・苦笑 )

 そうは言ってもいい機会なので、自分なりに、地域包括支援センターと行政機関との関係について考えてみた・・・。

 このことについてはっきり言わせてもらうのなら、行政機関は後方支援に徹するべきだと思っています。

 行政機関で働いている方々の中でも、個人的には、主体的にそして積極的に、地域課題に取り組んでいる人たちもたくさんいます。私たちの地域でもこのような人たちはいます。

 しかし、個人ではなく、機関として考えるとやはり限界がある。「主体的に関わっていこう!」という姿勢を持っている行政職員の方たちも、機関の中で限界を感じているのが実態なんです。

 同じ市区町村の中でも、地域特性というものがある。行政からのトップダウンで一律的な仕組み作りをしても、実情に合わない、形だけができて何も機能しない・・・という結果になりかねない。

 しかも、本来ネットワーク構築の中核機能を担っている地域包括支援センターだが、行政機関が決めたことを行うだけでは、ただでさえ業務に追われ、大変な状況を抱えている包括支援センターから主体的な取り組みなど生まれてくるわけがない。

 ネットワーク構築のキーワードは、包括支援センターが、自分が関わり状況をつかんでいる地域の中で、どのようなネットワークを築いていくか、誰と築いていくのか?を自ら考え、主体的に行動していくことだと思うのです。

 行政から発するのではなく、地域の実情を、どの行政機関よりもよく把握している包括支援センターから発信し、この包括支援センターの具体的な発信を支援する行政機関であること。この行政機関と包括支援センターの立ち位置が明確な地域ほど、高齢者見守りネットワーク構築の具体化が進展している。

 要は、ネットワーク構築のために必要な地域住民との関係性、つながりが蓄積されるのはどこなのか?

 行政担当職員は、定期的な異動により一定期間で人が入れ替わっていきます。しかし、包括支援センターは、地域とのつながりが職員の経験が増すごとに蓄積されていく。そして何より、日々具体的に、地域に暮らす人たち、地域で働く専門職と関わっているんです。

 ネットワーク構築は、地域の実情をよく知る人たちの豊かな発想と、より具体的な取り組みこそ大切!行政機関は、担当する地域で生まれてきたもの、生まれつつある取り組みの主体性をこそ支援していってほしい。

 地域に主体性があるといっても、だからといって、行政の担う責任が何ら減るものではありませんよ。行政には、行政にしかできない役割が当然ある。

 地域包括支援センターと行政機関・・・。どこの地域でも、この2者の定期的な会議は開催されている。行政機関が決めたことを報告する、その決めたことを行う・・・。この両者の関係は地域包括支援センターが生まれて丸3年、もうそろそろ変えていいんじゃぁないですかねぇ。地域との関係性、地域の実情の把握という点では、この3年間で、包括支援センターに蓄積がまちがいなく備わってきています。

 包括支援センターの主体的な姿勢を軸とした、行政機関の支援とはどんなものなのか?包括支援センターの主体性を育む行政機関の立ち位置をぜひ考えてほしい。行政機関の立ち位置によって、地域包括支援センターが、地域に向けての主体性を発揮できる準備は、その力量は、3年経過した中で必ず備わっているはずです。蓄積されているはずです。

 そこに、働きかけていく役割を各行政担当機関に担ってほしいと心から希望します。 



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ほっとかない

 「あなたにしかできないことがある。そこに多くの人たちが、思いや考え方に共感し必ず集ってくる・・・。」

ある尊敬する方から、最近こんな話しを頂いた。

認めていただいたことは心にしっかり受け止めさてもらうが、うれしさや気負いは驚くほどない・・・。

 「様々な分野で生き生きと働いている専門職と出逢い、この仕事(業界)に誇りをもってほしい・・・」その一念で他職種が連携・協働し合う体制「おおた高齢者見守りネットワーク」を立ち上げ2年間が過ぎた・・・。

 この2年間、自分につながりのある人たちに、自分の夢、形作りたいというものへの想いを語り続けた。専門職たちが地域に目を向けていく必要性について理論付け、形作るためにあらゆる情報を取り寄せ、何が必要なのかをとことん考え抜いた。

 そして、共感してくれたたくさんの仲間たちが、今、私たちの地域にいる。ここにいる。

 何もないところから生み出したのだから、自分が背負うものは計り知れない・・・。よく逸れずに2年間もやってこれたものだと、自分の事ながら感じるときが最近よくある。

 同じような繰り返しをもう一度やれるか?と聞かれれば、間違いなく「無理です!」と答えるでしょう。
 今も、歩みを少しでも止めてしまえば、再度一歩前に足を踏み出す自信はない。

 こんな自分です。ですが、周りの人たちは良い意味でほっといてくれないんです たはー

 「さぁ、次はどんなことをしていきましょうか?」、「こんな話があるんだけど・・・」、「会ってほしい人がいるんです!とってもいい奴で、また、一緒に何かをやってみたいんです!」

 来年度は大田区の助成を受け、「おおた高齢者見守りネットワーク」の新たな活動が始まっていく。来年度に向けた構想は、すでに実現に向けた取り組みに変わっている。

 来年度の1年間は大田区だけでなく、すべての地域で通用する、専門職と地域住民が連携していくための理論体系の明確化と、何から始め、どのような過程を踏んで、地域と連携しネットワークを構築していくべきかの、より現場の専門職たちが参考にできる普遍的な仕組みを創りたい。

 医療・介護の専門職に、ネットワークづくりの専門家はいない。だからこそ、コーディネート力を高めていく必要があるのです。地域に暮らす人たちが私たち専門職に何を求めているのか?住み慣れた地域で暮らし続けていくための本当の安心とは何なのか?

 私たちがしっかりつかまなくては、専門職、地域包括支援センター、行政からの一方通行で、地域に暮らす人たちにはピンとこない、お仕着せのネットワークしか創ることなんかできません。

 来年度に向けた取り組みがスタートしている。それと同時に、もう一つ先を見据えなければいけないと思っている。どの道程を進めば、すべての人たちと共有できるネットワークを構築できるのか?はたしてそれが可能なのか?

 大都市で急速に進む少子高齢化。私たち専門職が今後向き合うケースの大部分を占める対象は、「80歳で、一人暮らしで、認知症・・・・」

 私たち専門職だけがどんなに頑張っても、このような人たちをすべて支援することはできない。

 またこのような人たちに、私たち専門職が手が届くことも、今のようなままではできないのかもしれない・・・。

 だからこそ、ネットワークが必要なんです!地域に暮らす人と私たちがつながり合う仕組みが必要なんです!

 SOSの声を自ら発することができない人たちに手が届かなくて、つながることができなくて、何のための医療・介護の専門職なのでしょう。 

 そしてこの、自分ではSOSの声を上げられない人たちは、今後間違いなく増え続けていくんですよ!

 ここまで書いてふっと思い出しました。

 自分の昔から変わらぬ信念、行動指針がたった一つだけあることを・・・。それは、「必要があって、それを誰も創ろうとしないのであれば、必要だと感じる人と創ってしまえばいい・・・。」

 自分を常に前へ向けてくれる。常に「もっと成長しろ!」と、新たな壁を登らせてくれるほっとかない仲間たちに自分ができること。

 それは、どんな時も、そしてこの先も、揺るがずブレない自分でいること。これだけです。このこと以上にできることはもう自分にはありません。そしてこのことが、今の自分には一番大きなエネルギーがいることなのかもしれません。
 



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更なる一歩に、今思う・・・。

 「みま~もは来年、大田区からの助成を受け、活動できることになりました!更にNPO化にも取り組みます。
 活動から事業展開に確実に向かっています。みなさま、これからも暖かく見守って下さいね♪」


 「おおた高齢者見守りネットワーク」発足からともに歩んできた、N代表の高らかな文章がブログに刻まれていた・・・・。

そう、「おおた高齢者見守りネットワーク」は、大田区の、「高齢者が住み慣れた地域で暮らすための環境づくり」を目的とした助成対象事業を受けることになりました クラッカー バンザイ


N代表のブログはこちらです!


 今まで以上に、地域に根を張った活動ができることをうれしく思うとともに、私たち専門職と、地域住民が本当の意味で、「連携し合うことの意味」を、見つけていきたいと思っています。

 この「連携し合う意味」、「なぜネットワークなのか?」・・・・。このことは、じつは国でも、各自治体でも、議論されているようで、議論されていない。

 それでいて、「高齢者見守りネットワークの構築!」などと、高らかに、まるでブームのように取りざたされている・・・。

 高齢者見守りネットワークの中核機能を担うのは地域包括支援センター・・・・。しかし、各自治体ともに、行政担当からトップダウン方式で、降って湧いたように出てきたこの命題を、深く考えて足を踏み出すことが正直できたでしょうか?

 私たち専門職が思い描く、ネットワーク構築の目的。

 例えば、私のブログにもよく書いていることですが、「住み慣れた地域でいつまでも暮らし続けられる街づくり!」などなど・・・・。

 この取り組みを通して気づいたことなんですが、地域に暮らす人たちはあまりこういう風には考えません
 
 地域に暮らす人たちが思い描くことは、生活の中で感じる不安、困りごとなど、もっと日常的にある身近なこと。具体的なことなんですよね。

 例えば、「今は元気だけど、いつ何があるか分からない・・・」という不安。

 例えば、「近所の一人暮らし高齢者が心配・・・・」などなど。

この具体的な部分が、私たち包括職員、専門職には見えにくく、感じることが難しい部分なのではないでしょうか?

 今までの包括支援センターの業務は、SOSの声を上げられる人にはたしかに効果的で、その人と包括支援センターはつながっていきます。

 しかし、「今は介護が必要ない人」・「自分ではSOSの声を上げられない人」・「高齢者本人や家族をとりまく周囲の人、地域の人たち」にとっては、何かピンとこない。意味がないものという認識になってしまう。

 『連携』とは何なのでしょう・・・?

 連携の意味は、 「同じ目的を持つ者が、互いに連絡を取り、協力し合って物事を行うこと」

 そうなんです!包括支援センター職員や、医療・介護専門職、そして、地域に暮らす人たち。それぞれが持っている目的の中の「同じ目的」を見つけ、共有し合う作業(過程)が、今、どうしたって必要なんです!

 これがない中で取り組んでいくから、包括支援センター側からすれば、「忙しい業務の中、こんなにやっているのに手ごたえがない」と感じてしまう・・・・。

 これは手ごたえがないのではなく、言いかえれば、「同じ目的が、みつからない・わからない・的外れ・見えない」ということに他ならない。

 我が包括支援センターも、散々この「同じ目的が、みつからない・わからない・的外れ・見えない」という経験をさせてもらいました jumee☆shy1

・地域のイベントに介護相談コーナーを設置!
 (イベントに来ている人たちが、込み入った相談のためコーナーに立ち寄ったのは1日で1~2名)

・町会・自治会に働きかけ、介護保険制度勉強会を開催!
 (その時には反響があるが、芸能界で言う「一発屋」で終わる)

 でも、決してやったことは無駄にはなっていません。今からでも、まず自分たちから、それぞれの目的の中での『同じ目的』を見つけていけばいいんです。何もしてない、何も起こっていない所からのスタートではないんですから・・・。

 「連携し合う意味」、「なぜネットワークなのか?」

 そこから、『同じ目的』を感じとることができる私たちになるための議論を、そろそろ始めなくてはなりません。そうしなければ、せっかく「何かを始めよう!」と、取り組みを始めている人たちが、無力感を感じ、疲弊してしまうだけです。

 みなさん!本当の意味で、地域と創りあうネットワークについての議論を始めていきましょう!

 新たな一歩を踏み出すにあたり、私自身ももう一歩踏み込んで、地域との連携・ネットワークというものを、真剣に考えていきたいと思います。

  


 11月の「みま~もレストラン」は、鍋バイキング!終了後、余った食材を「大森弥生ハイツ」のみなさんが、我が包括に、車で差し入れのため運んできてくれました!
 さっそく、大鍋に食材を投入!鍋は山盛りです・・・。この大量の具材が奏でる味のハーモニーは、文字では言い表せないのがとても残念です。あまりに美味しくて、出来上がりの写真を撮影し忘れてしまいました・・・にこっ 
 NRE大森弥生ハイツのみなさん、ごっつぁんです アップロードファイル
             ↓
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