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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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プライド!!

 『 毎日ブログ拝見しています。

 90才と88才の両親を介護している者ですが、皆様方専門職の方のプライドと取り組み方に元気をいただいています。

 ○○地区にも、「みまーもがあれば・・・」 と、残念でなりません。皆様方の活動をずーっと見守っています。 』


 このブログに介護者の方からコメントをいただいた。

 見守っていてくださる方がいてくれる・・・。しかも、毎日・・・・。

 こんなにうれしいことはありません。このコメントに、私のほうが、元気と確信をいただいたような気持ちです。

 プライドと取り組み方=(姿勢)・・・・。

 じつは、日々、気持ちが折れそうになることもあります。「いつまで、この気持ちを持って、この道を続けることができるのか???」、「こんなにみんなの前で言い切る自分が、くじけたら・・・・」
 なーんて、思うこともざらです。

 今、自分を揺り動かしているもの、思いを込めて活動を継続し歩ませているもの・・・。それが、この方が書いてくださっている 「プライド」 なのだと思います。

 「プライド」といっても、専門職としてのとか、自尊心や誇りというものとはちがうかもしれません・・・。

 私にとってのプライドとは・・・、
 この仕事を選んで、多くの方々との出会いを通して、自分の心に刻んでもらった「ゆずれないもの」、「この思いをなくしてしまったら、自分が自分でなくなる」そんなものなのだと思います。

 これが、自分が自分でいるためのゆずれない 「プライド」 です。

 ありがとうございます!!本当に勇気づけられました!これからも、見守っていてください。

 自分が「ここまで!」と、目標にしているところまで、みまーもの仲間たちと進んでいきます。

 「人のため!」などと、遠い立ち位置から、大上段に構えるようなものではなく、もっと身近にいるものとして、自然体で、これからも歩んでいきたいと思います。

 それが、自分らしさであり、自分自身の生き方だと実感を持って・・・・。



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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

この両手で何ができる?

 24時間テレビに『ジュピター』が流れている・・・・。241人の大演奏会・・・。うたごえが鳴り響く。

 心打たれないわけがない・・・。

 『 いつも自分の心にたずねる。ひとりじゃぁない・・・!深い胸の奥で人はつながっている。

 私のこの両手で何ができるの?

 ・・・・・夢を失うよりも悲しいことは 自分を信じてあげられないこと・・・。

 愛を学ぶために 孤独 があるなら 意味のないことなど起こりはしない・・・・。だから心の静寂に耳を済ませる・・・・。

 私を呼んだならどこへでも行く・・・。あなたのその涙 私のものに・・・・。

 私たちは誰も一人じゃない・・・ありのままでずっと愛されている。望むように生きて 輝く未来を・・・。』
 


 ただ、この2週間あまり、身の回りで起こる高齢者の現実を目の当たりにしてきた今の自分には、この音楽はむなしさすら感じさせる・・・。

 十何年、この現場で仕事をしてきたが、高齢者をめぐる現実を前に、いったい私たち現場の専門職に何ができるのでしょう・・・。

 自分ではSOSの声を上げることができず、誰にも知られず姿を消す。こんな人たちに、支援どころか、足取りを追うこともできない現実。

 少子高齢化の進展は、何年後かには、親族という形態自体を消滅させる。

 目の前の、自分から支援の手を求めてくる高齢者に手いっぱいの専門職たち。

 でも、その求めてくる方たちの相談も、今の社会を繁栄し、経済問題、家族問題、虐待・・・、多問題化し、他職種連携して、やっと支えている状況。

 専門職である自分の限界を感じて、「おおた高齢者見守りネットワーク」を発足し、3年間必死に歩んできた。地域づくりセミナー、みまーもレストラン、そして、 『 SOSみま~もキーホルダー登録システム 』

 一歩一歩、自分では声を上げることのできない人たちに、自分たち専門職が手をさしのべることができることを目標に、歩んできたつもりです。

 でも・・・・、近づくことはできても、それ以上何もできないむなしさを、歯ぎしりするほどの悔しさをこの数日味わっています。

 自分自身のこの両手で、いったい何ができるのでしょう???

 学ぶために孤独があるのなら、本当に、意味のないことなど起こらないのか???

 孤独な人が、一人じゃぁない!と、感じることがあるのか???

 週末、一本のメールが届いた。

 「沢○さんもブログでお伝えしているとおり、現場のみならず、社会全体で、『 最後の力を振り絞り、考えるべきこと 』ではないかと感じます・・・。現場の人たちだけで考えてどうにかなる次元は超えています!」

 この間かかわっている、記者からでした。


この記者との関わりを書いた記事「心打つ姿勢」はこちらをクリックしてご覧ください。


 たしかにそうかもしれません。でも、私は、この地域の一専門職です。この地域の現実の中で、この自分の両手と合わせてくれるもう一つの手と、手と、そして、手とつないでいく先に、手を上げられない人たちの手がある。そこに、この両手を使いきりたいと思います。

 社会全体のことは、その力を持つ人たちに任せます。ただ、早くしてください!『ジュピター』の音楽を、荘厳なものとして、心打つものとして感じられるうちに・・・。



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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

叱ってしまった!

 ある方を叱ってしまった・・・。

 この人の気持ちは痛いほどわかっているはずなのに・・・・。

 ある日、この人が私のところへやってきて、思いをぶちまけた。

 「この程度でいいとか、自分の気持ちの高まりがなかったり、そこが信頼できる場でなければがんばることなんてできない!!」

 そりゃぁそうだ!それでいい。

 「もうやってられない!」そう思うことだってある!

 だけどね、あなたは自分では気づいていないかもしれないけど、その活動の中心にいるんだよ!あなたを見て、あなたの熱心に打ち込む姿を見て、かかわろうと思った人たちが、かかわっている人たちがそこにいる。

 その人たちが、あなたとの関係で、気持ちが高まったり、信頼できる場だと感じたりできるように創る責任がある!

 そんなことを自覚しないで、自分のことでしょっちゅう揺らいでいてどうすんの!!いつまでもそんなところに自分を置いとくな!!

 その人を感情の赴くまま怒ったのではないんです・・・。叱ったんです。

 なんというか・・・、もうひとつ、自分の確信を持ってほしい。その思いで、エールを込めて叱り飛ばしました。
 
 叱ったら、 「今やっていることをやめてしまう・・・。そんな子ではない!」 だからこそ叱りました。

 その瞬間は大粒の涙をため、その場を去りましたが、メンバーの中に帰ってきたときには、いつもの笑顔に戻っていました。

 自分がやっていることに自信を持ちなさい!苦労して、ここまで仲間たちと築いてきたことに誇りを持ちなさい!

 そのうえで、もっともっと一緒に成長しましょう。広い視野を持てる自分になりましょう。行動しなければ、何も起きないんです。行動するから悩むんです。壁にぶつかるんです!

 今の悩みや疑問が、すぐに解消できる答えなんかない。でもね、答えが出ていなくたって、前を向いて歩むことはできる。自分が行動する先にしか、答えはないんです!

 答えはないけど、今、ここに自分が自分らしくいるか・・・。それが、自分が未来に歩んでいく道しるべ。

 これさえあれば、どんなにうまくいかないことがあっても、後悔はするかもしれないが、自分の歩んできたここまでの歩みを、否定することだけはないと思う。

 おおた高齢者見守りネットワークの取り組みを通して、多くの方たちと出会い、一緒に活動を生み出してきた。さしさわりのない関係では、ここまで築き上げることはできなかったでしょう。

 ともに、今の自分に向き合って、成長してきました。だから言えるんです。いい仲間たちです・・・・。この前は叱ってごめんな!また、ゆっくり話そうな!
    
 


 来年度、地域の商店街と「おおた高齢者見守りネットワーク」で、高齢者がいつでも集うことのできるサロン事業に取り組みます。

 今日は、このサロン事業の拠点となる商店街会館で、見守りネットワークの運営会議を開催することにしました。今は、月3~4回使われているだけのこの会館が、来年度からは、日々、皆さんが楽しみに訪れる場になる・・・。そう思うと楽しみです!! 

 商店街組合役員の方が、会館に案内してくれました。「しばらく使ってないから、換気はしたほうがいいよ  」ですって (笑) 
 
 戦後、ヤミ市通りとして栄えた通りは、30年代は駄菓子屋通りとして、子どもたちの楽しみの場としていつも形を変えて、この地域の中心を担っていました。

 それが今は、表通りからこの通りに入ってくる人はほとんどなく、地域から取り残された、忘れられた通りになっています。
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入り口には、色あせた案内看板が出迎えてくれました。
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ここが、新しく生まれ変わって、私たちの拠点となる予定の名店街会館です。
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広さは十分な会館ですが・・・・、上がりかまちは高く、トイレは急な階段を上がった2階だけ。畳の部屋は、高齢者が集うには負担が多い。これからどのようにしていくのか???考えるだけでわくわくしてきます 
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 窓を開けると、すぐ目の前を、京浜東北線、東海道線がビュンビュン通ります・・・。壁1枚の向こうを通る電車の音は、会話をさえぎるのに十分です・・・  
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 まぁ、何はともあれ、1回ここで運営会議をやってみよう!!大勢のみまーもメンバーが集まりました。その数約40名!

 今日は、9月5日(日)21:00に放映されるNHKスペシャルの取材陣も訪れました。
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 この運営会議の数日前、大田区羽田で、104歳高齢者の白骨遺体がみつかった・・・。医療・介護の専門職であるみまーもメンバーで、改めて自分たちがこの会に力を込めている思いを確認し合います。
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 今日は、新たに協賛事業所に加わった、3事業所の皆さんも参加してくれました!!京浜病院・新京浜病院連携担当 Iさん。
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 大田区に基盤を置くものづくり企業集団 『 傍楽 』(はたらく) 。雨にもにじまない、みまーもキーホルダー作成にご尽力してくれました。これからもよろしくお願いします!!
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 打ち合わせも終わり、夏を乗り越えるために、今日は暑気払いを計画しました!それではみなさん、「かんぱーーーーーい    
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 今日のために、NRE大森弥生ハイツ栄養士 Sさんが、赤飯おにぎりと、ゴーヤチャンプルー、そのほかたくさんの料理を差し入れてくれました。
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 さぁみなさん、22年度後半戦も、元気に、楽しく、手を取り合い、歩んでいきましょう!!
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

こだわりと柔軟さ

 「こだわり」、「柔軟さ」・・・・。

 一見、相反するこのふたつ・・・。

 昨日、このふたつを、両輪のように持ち合わせている人たちと語り合うことができた。

 どちらも、自分が信念を持って、自分らしく生きていくためには欠かせない大切なもの。

 こだわりを持ちすぎても、他に興味や関心を持つ目が育たず、逆に、自分の視点を持たずに、あちらこちらと目移りしても、結局、自分に何を得ることもできない。

 自分のこだわりを、大切に思っていることを実現していくために、自分にはなかった価値観や、他の常識などを受け入れ(柔軟さ)、一致点を見出していく姿勢。

 このような人が、広い視野と、行動力を併せ持つことができるのではないかと、ふっと感じている・・・。



8月26・27日の2日間。『ダイシン百貨店夏祭り』が開催されました。今年から、山王自治会、山王地区商店街、そして、当院(牧田総合病院)も協力し、 『山王夏祭り』と名称も変更。地域に根ざした恒例の祭りとなりました。
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 さまざまな用事で、なかなか行くことができなかったのですが、二日目の夕方、やっと祭りに参上!!
 おおた高齢者見守りネットワークでは、有料老人ホーム NRE大森弥生ハイツのみなさんが中心に、昨年に引き続き、「流しソーメン」を出店してくれました。
 ですが、残念なことに、私が祭りに着いたときにはすでに完売 
 この二日間で、なんと! 31kg のソーメンを流したそうですよ!NRE大森弥生ハイツのみなさん!本当にお疲れ様でした 
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夜になり、ちょうちんに灯りがともると、夏祭りの会場はさらに参加者が増えていきます。
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弥生ハイツの職員のみなさんも、流しソーメンを終え、やっと一息。周りのお店をのぞいています。お疲れ様でした。
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おつかれさまぁ~~~!・・・・・・何も手伝っていないのでちょっと気が引けます・・・・・。
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さざえにあわび!サザエは、100円券3枚で、あわびは5枚で食べられちゃうんです!!
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ダイシン百貨店社長と、当院職員で、「はい、ポーズ  」
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テーマ: 地域包括支援センターの話
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専門家

 『 専門家というものは、より少ないものについて、さらに知識を増やしていく人のことであるという定義は、適切であり真実です。』

 アメリカミネソタ州、メイヨー・クリニックの創始者であるメイヨー兄弟の言葉です。(フレデリック・ウィリウス著「メイヨー兄弟の格言集」より)

 本来、専門家は視野が狭いもの。でもそれでいいんです。だから、自分の領域である専門を極め、高みにいくことができる。

 しかし、今の少子高齢化の進展は、機能分化された各専門分野だけで、地域に暮らす人の生活や、生命を最期まで支えることができるかというと限界がある。それは、医療・介護の制度自体も同様です。

 つくづく感じます・・・。

 機能分化された専門組織、職種が、情報をきちんと共有でき、有機的にかかわりあう仕組みがどうしても必要だということを。

 各専門を、「連携」という言葉のもとつないでいく、キーになる者が必要なんです。

 ただ、一口に「連携」というのは言うが易し。

 専門がちがえば、専門用語や、通常行っている会話もちがう。ときに、ちがう専門職種が聞けば、外国語のように聞こえる、専門同士が話している通常会話もある。

 同じ患者に向き合っても、各専門により「何を中心に観察するのか」という視点もちがう。

 このような一つひとつが、「連携」を困難なものにしている。

 このような、ちがう立場の専門家が有機的にかかわるには、共通に抱えている課題にともに向かい合うこと。これが一番の近道のように感じます。

 この共通課題は何か?それは、地域で高齢者を支える仕組みづくりです。

 病院は、退院調整に必要となる、家族・親族が協力できない高齢者が多数入院していて、院内の専門職種だけでは、在宅に戻すことができない。そのため、在宅調整に欠かせない、介護専門職を必要としている。

 在宅の現場では、医療的ケアの必要性が高い利用者が急増。医療との連携を求めているが、医療との連携に、個々では敷居の高さを感じてしまっている。

 地域で暮らす人たちの中には、隣近所に住む高齢者の異変に気がついてはいるが、家族でも、親族でもない自分が、この異変を誰かに伝えてもいいのか?また、どこに伝えればいいのかわからない?というジレンマを抱えている、善意ある人たちも決して少なくないはず!

 「隣りは何をする人ぞ・・・」と、近隣の異変を見過ごして平然としている人たちばかりではない。

 このような各専門家、住民の抱える共通課題で一致しあうこと。力を出し合うこと。これが、本当の意味での、具体化可能な 『 連携 』 だと思っています。

 課題が明確だから、力を合わせやすい。

 人一人の生活も、生命も、一人では守れないんです。だから、地域の医療・介護サービスの質と、連携が求められている。そして、ネットワーク構築にかかっている!

 地域の人々、地域で働く専門職で、支えあえる地域づくり!この共通課題に向かって、力を合わすこと!これが、地域支援に求められる私たちの役割なんです。



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ものの見方、考え方

 日常、身の回りで起こるたくさんの事象の中で、人は自分で大切なものと思うものを取り出し(抽出)要らないものを捨て(捨象)、自分自身の感情の表出や行動の優先順位を決めています。 

 この「抽出や捨象」の意識的な繰り返しにより、その人の「ものの見方、考え方」が築かれ、価値観が形成されていくのでしょう。

 『ものの見方、考え方・・・。』

 これは自分が生きるうえでの羅針盤。自分の人生の中で、何を大事に思い、生きていくのかを決定づける。

 でも、この羅針盤   。たとえば、上野の不忍池でボートをこぐ程度であれば必要ない。

 大海原に船を漕ぎ出し、今ある場所を見定めて、正しい方向を見出すためにこそ必要なもの 。

 日々、何も見なくても、見ようとしなくても、見えなくても、それはそれで時間は過ぎていきます。

 でも、同じように、自分たちが今ある場、環境にあるさまざまな問題も、そのままで過ぎていくのです。何もせず、いい方向に向かうものなどありません。

 今、自分の周りにある問題・課題が見えなければ、今ある目の前の仕事に忙殺され、時間だけが過ぎていくだけ。

 人の人生に向き合う、私たち医療・介護専門職は、専門性を高めるのと同時に、問題を捉えることのできる羅針盤を持つ必要があるのではないでしょうか?

 羅針盤を持たなければ、自分が選んだこの仕事に、本当の意味での誇りを持つことはできません。

「忙しい・・・」と、こなしていくだけでは、問題意識を持つこともできません。

仕事をしていての、やりがいや、達成感を持つこともできないでしょう・・・。

 羅針盤を持ちましょう!



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テーマ: 地域包括支援センターの話
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夏の暑さを吹き飛ばせ!みまーもレストラン開店

 毎日とてつもなく暑い日が続いている8月。

 そんな夏の疲れを吹き飛ばすために、8月の「みまーもレストラン」が開店しました! 

 今回のレストランには、NHK、Y新聞の取材陣、社会福祉士テキスト教材DVD作成チームなど、多くの取材スタッフが訪れていましたが、参加者の皆さんいつもと変わらず、元気に、楽しく、大森の地で、南国沖縄を堪能していました。

 それでは、今回のレストランを担当したNさんの文章で、レストランの様子をお知らせします。

 
 『 夏企画第2弾!!今回の企画は、常夏の国「沖縄小旅行」です。

沖縄に行ったことのある方、ない方。そんな事にかかわらず、南国気分を堪能してもらいましょう。

また、今回はテレビ・新聞社の方も大勢取材にいらっしゃいました。

それでは、みまーも御一行様の小さな旅のスタートです!!

 前半は沖縄民謡を聴いて・唄って・踊りました。スタッフもエイサーの衣装で演奏を盛り上げます。
最初は照れ気味でしたが、始まってしまえばもうノリノリです  。

演奏曲目には「涙そうそう」・「花」は皆さんご存知なのでステージに出てきていただき唄って頂きました。

更には唄に合わせて踊りました。初体験のはずの参加者も、あれあれ随分お上手・お上手楽しく踊ってますねぇ~

この勢いに取材のカメラマンさんもびっくりされたことでしょう 

 さて、次はお楽しみのお食事タイム!!
沖縄からふんだんに取り寄せた食材の数々を、S栄養士が見事に美味しい料理に仕上げてくれました。

それでは、いただきまーす!

 定番のゴーヤチャンプルー・ラフテーに始まり、沖縄そば・天ぷら・お好み焼きといった珍しい 料理に皆さんの箸はいつも以上に進むは進む 

お帰りの際にはお約束の「お土産」!これはレストラン初の試みですが、旅行にはつき物ですね。

沖縄への小さな旅を皆さん十分に堪能していただきました。

会を重ねる度に進化を重ねるみまーもレストラン。来月もご来店お待ちしております。 』




さぁ、いつものように、写真で綴る「みまーもレストラン」をお楽しみください!!


Nさんが、実家沖縄から送ってもらった沖縄グッズの数々。雰囲気を盛り上げます!
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照屋 寛正先生による三線コンサートのスタート!
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エイサーでみんな総立ち、踊りまくり!
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さぁ、気合い入れて盛り上がるかぁ!! 今回がレストラン初参加のYさん。御歳88歳・・・!!
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私、踊りだーーーーーい好き  Nさん絶好調!!
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取材陣も、参加者のあまりのパワーに目はまん丸!口はポカンと開いたまま・・・・・  
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コンサートが終わった後、照屋先生が、三線をみなさんに触れてもらう時間をつくってくれました。興味津々。
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踊りを精一杯踊ったら、お腹がすいてきました・・・。さぁ、お昼にしましょ!「待ってました!」 沖縄料理のフルコース!
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まずはこれっ!ラフテー(豚の角煮)・・・。
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海ぶどう・・・、食感がたまりまへんなぁー。
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これなんだと思いますぅー? アロエの刺身!私も初体験でした。口の中でトロッと溶けて、ジュワァーッと広がる感じ。クセになりますね・・・。
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ジーマーミ豆腐。ピーナッツを使った豆腐です。
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沖縄料理といえば、やっぱこれっ!ゴーヤチャンプルー。
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タコライスも登場!
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レストランメンバーのリクエストにより実現!スパムおにぎり 
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みまーもレストランメンバー、コスプレに、料理作りに大活躍!!ヒラヤキー(お好み焼き)、ソーキそば(沖縄そば)、天ぷらを担当してくれました。お疲れ様でした。
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S栄養士から、今回の料理の説明。
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取材関係者が、参加者にインタビュー。「キーホルダーは、私の出かけるときのお守りよ!」
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「いいです、いいですぅー」
 記者やディレクターのみなさんに食事をお勧めしたところ、最初は遠慮していましたが、一口食べだすと、食欲はエンドレス!  まぁ、食べること、食べること  

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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

心打つ姿勢

 一人の記者がやってきた・・・。

 番組を作るために、全国の地域包括支援センターすべてにアンケート調査を行い、私たちのアンケートを見て、連絡をくれたのがきっかけでした。

 一人でやってきた彼は、自分が作りたい番組について熱く語りだした。そして、私たちの事務所に訪れた思いを語ってくれた。

 「100歳高齢者不在問題」に端を発した疑問・・・。そこにある根深い日本の高齢化問題の現実。誰にも気づかれず、自分ではSOSの声を上げることのできない高齢者に、医療・介護専門職が向き合おうとしている、私たちおおた高齢者見守りネットワークの取り組みに、真剣に耳を傾けている姿が印象的でした。

 この日は、ひとしきり語り合い、帰っていきました。

 数日後の9月セミナーの打ち合わせの数時間前に、この記者から連絡が入った。「今日の夜の会議に一緒に参加していいでしょうか?」

 9月のセミナーは、 「病院との上手な付き合い方」

 地域の200床以上の4病院ソーシャルワーカーが打ち合わせに集合!このメンバーは昨年も「医療の安心」をテーマに、セミナーで、地域住民に語りかけてくれている。

 昨年のこのセミナーがきっかけで、「SOSみまーもキーホルダー登録システム」が生まれた。

 夜7時。ソーシャルワーカーたちが集合!

 この記者も最初から参加し、興味深くメモを取る姿が目に焼きついている。翌日、職場に着き、メールを開くと、この記者からメールが届いていた。

『今日は遅くまでお邪魔させていただき、ありがとうございました。
 問題意識を強く持って悩み抜く皆さんの姿に、正直心を打たれました・・・。
 職種と現場のちがいを超えて、本音で語り合うみなさんの様子。ぜひいい形で取り組みの現状と課題が見えてくるような取材ができればと思います。』
 

 この記者の情熱や取り組む姿勢に、「一緒にいい番組が作れれば・・・」と、いつのまにか同じ土俵に乗っている自分が不思議な気がしています。

 真剣さや情熱は、人の心を打つ。そして、ともに力を出そうという気持ちを、相手に芽生えさせる力がここにある。

 今日も、この記者は、うちの事務所にやってきて、当院の医療ソーシャルワーカーYさんと私と、医療問題について語り合っている。

 これだけ会いながら、まだ、カメラを回すことは1回もしていない。まるで、かかわっているメンバーと語り合うことを楽しんでいるようでもある。

 番組の内容と放送日がほぼ決まった。

 9月5日(日)に、60分間のNHKスペシャルとして放送予定。
番組タイトルは未定ですが、以前特番として放映された、「無縁社会」のシリーズとして放送することになるそうです。

 放送日までもうすぐですが、まだまだ、この記者とのお付き合いは続きそうです 

 すべてが終わったあかつきには、あまり飲めない私ですが  、「酒でも酌み交わしながら、たっぷり語り明かしてみるか!」そう感じています。
 

昨年、ソーシャルワーカーたちが取り組んでくれた6月セミナー「医療の安心」についての様子を描いた、「たしかに何かが生まれ始めている」のブログ記事は、こちらをクリックしてご覧ください。


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テーマ: 地域包括支援センターの話
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こなす

 やってもやっても、次から次へとやることが出てくる。忙しい・・・ 

 やることが明確にそこにある・・・。今の自分は、「これはこれでそのことを楽しもう・・・」と思っている。そう思わなければやってらんない。

 私たちの仕事は、自分がこなせば終わりという仕事はひとつもない。そこには必ず、一緒にかかわる人がいる。

 誰と何を話し合い、何について一致することができたか。

 さらに、一致したことについて、今、どこまで達成できたか?

 達成できないことについては、もう一度このことについて、対象となる人同士が集い、話し合うことも必要となる。そして、もう一度歩みを進める・・・。

 この、人との共同作業・・・。これだけでは決して物事を前に進めることはできない。

 ここに、一人ひとりの達成感や、一人ひとりの努力を、他者が認め合うというスパイス  がどうしても必要となる。

 この、「人の思い」をどこかにおいて行う共同作業は、すぐに、

「こなす」 というものに変化してしまう。

 最初から、『こなす』だけを目的としたものに、人は力を出そうとは思わない。

 だから、どんなに忙しくとも、くたびれて人と話すことをしんどいと思うときでも、これから先、自分が自分でいる限り、『こなす』ということはしないでいようと思う。

 「もっとこうしたい!こんなこともできるかもしれない!」、「こんなこと、とても一人ではできないから、一緒に力を出してほしい!」

 言い続けていきたい。

 一人ではできないようなことも、どんなに不可能に思えるようなことも、つながりあう関係の広さで可能になる事だってあるんです。

 一息ついて、やるべきことを楽しもう。欲なく、楽しませてもらう場があることを、必要だと思ってくれる人がいることを、自分のすべてのやりがいにおきましょう。

 今時点の自分を考えると、理想かもしれません。でも、「こうなりたい」と思える自分がいるんです。

 「自分がやったことを認めてほしい。やった分だけの見返りがほしい。」確かに当然なこと。でも、それ以上に大切なものがあるような気がするんですよね。

 それは、自分が自分でいること。これを捨ててまで、ほかのものを手に入れたいとは思わない。

 いつも夢を持って、その実現のためにいつも人と真剣に熱く向き合う・・・、それが自分。これがなくなったら、自分じゃぁない。

 改めて、そこを自分の拠りどころにして、今やるべきことに向き合っていこうと思う。

 
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テーマ: 地域包括支援センターの話
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みまーもに、なぜかかわるのか?

 みまーもまとめ集の準備が、着々と進んでいます。8月中に、かかわっているメンバーから原稿が戻ってくる予定です。

 今日、原稿戻りの第1号が、永谷さんから届きました!!

 この取り組みに、一人ひとりのメンバーがどんな思いでかかわっているのか?永谷さんは、さそいを受けたその日からのことを綴ってくれました。

 なぜ、各専門職が、この取り組みにかかわっているのか?そんな思いがわかる原稿です。みまーもまとめ集は、来年度発刊予定ですが、予告編として、まずは、永谷さんの原稿をご紹介しちゃいますね 


 『 品川接骨院グループ・在宅リハビリマッサージ事業部の永谷です。3年ほど前に在宅リハビリマッサージ事業部を立ち上げました。

 当グループは大田区を中心に城南エリアで接骨院など治療院が7店舗あり、平成22年の2月からデイサービス「ラクエル」も立ち上げています。

 当時、在宅分野に関しては初めての試みということもあって、地道な営業活動からのスタートでした。

 その営業活動の中でお伺いした先に、地域包括支援センター入新井があり、センター長の澤登さんから声をかけられ「おおた高齢者見守りネットワーク(以下、みま~も)」参加へのきっかけとなります。

 みなさんには大変失礼ですが、実は内容がよくわからないままの活動への参加でした。「とりあえず活動に参加するなかでいろいろ見えてくるだろう・・・  」という感じです。

いま振り返ってみると、いくつか参加を決める前提のようなものはありました。

① ひとつは呼びかけてくれた方たちの覚悟です。
 澤登さんの想いから端を発している活動ですが、相対的な理由というよりも、中心で活動されているみなさんが自分たち自身で決意して腹をくくっているところがあるからでしょうか、「責任をもって自分がやる!そのうえで仲間を募る!」というスタイルだったことで、安心感を覚えたのだと思います。

 通常業務以外で責任ある関わりは、やはり最初身構えてしまいます。

② 偽善やきれいごとかもしれませんが、自分ではなかなか行動を起こせない「 生活のための仕事・・・。というしがらみを超えたところで、人のために何かをする 」ということができそうだったからです。

③ 澤登さんからお話しを頂いた時、雰囲気は柔らかく穏やかで楽しそうですが、でも真剣な想いが伝わってきたことです。
 こちらの受けとる印象が「真剣さ」ではなく「深刻そう」だったら、おことわりしていたと思います。
 
 またこれは私の主観ですが、高齢者だけでなく、私たちに対しての基本スタンスが、「導く」とか、「教える」ではなく、「共に歩む」というスタンスのような気がしており、このことが、漠然と、でも確実に、参加を決意させた理由だと思います。

 「導く」と、「共に歩む」のスタンスの大きなちがいは、自己責任を全うできる 社会人として相手を信頼しているかどうか、仲間としてある一定の受け入れる覚悟があるかどうかだと思います。

  実際に自分が信頼に足るとは思っていませんが、「信頼に応えたい!」と思っている自分に正直驚きますし、参加を続ける理由にもなっています。

④ 営業活動していく中で、様々な方と知り合う機会がありました。しかし、施術の現場に入ると、我々の仕事が医療保険での活動でありながら、介護保険の方たちと遭遇することが多い。在宅マッサージの対象となる方たち が「歩行困難」・「歩行不可能」という方たちであるため、営業先がケアマネージャーさんたちに絞られてきます。  
 みま~もへの参加は地域貢献だけでなく、仕事としての広がりや深まりの可能性を感じたことが一番の動機かもしれません。


実際参加してみて良かったことは、

① 患者さんを取り巻く様々な専門職の人たちを、より具体的に知ることができ、自分たちの立場を客観的に理解できるようになりました。
 また同一の患者さんに関わる人で知っている人が増えたことで、自分たちだけでは集めきらないこまかな情報も集められるので心強いです。
 そして、患者さんとの繋がりだけでなく、その先の関係にも気づいていられることで、仕事への取り組みに一層真剣さが出てきます。

② 患者さんを安心して紹介してもらえる機会が増えました。
 介護保険の業務をしている方たちからすると、医療保険制度の我々のサービスは業務外のものになってしまいがちですが、みま~もが専門職の集まりだからかもしれませんが、社会資源の一環として認識してくださり、ある一定の関係性も築けていることから、安心して大事なご利用者をご紹介して下さる機会が増えました。

③ 仕事へのモチベーションが高まります。
 みま~もに参加する時、ビジネスとしての利益追求については一旦頭から離れます。
 セミナーやレストランの定期的なイベントに集まってくださった方たちに、どうやって喜んでもらうか?日常生活で抱える不安をどう和らげるか?自分たちの活動の先にどんな街をイメージするか?
 
 そんなことに一生懸命になれる場にいることで、いつもの仕事の忙しさや疲れで見失いがちな、自分の中の今の仕事での大切な想いを思い出すことができます。また、一生懸命に、でも楽しそうに取り組んでいるみま~もの仲間たちの姿を見て、「もっとこうありたい!」という想いが湧き出てきます。純粋に自分と向き合える場なのかもしれません。

④ 施術訪問で移動する際、街でみま~もの仲間とすれ違ったり見かける機会が増え、元気をもらうことがあります。
 介護の現場でもそうだと思いますが、施術の現場は患者さんと1対1です。患者さんですから、元気でない方も多く、中には意識もはっきりしないためコミュニケーションがとれない方もいらっしゃいます。

 いつも思うような結果が出せるわけもなく、ある意味孤独な現場でもあります。ですから移動時間は気持ちをリセットする機会で、そんなときに思わぬところで知っている人に会って、笑顔であいさつできる事は、孤独感を払拭するとても貴重な事だったりします。

⑤ デイサービス立ち上げに際して、みなさんに助けていただきました。
 立ち上げに際して相談にのってもらったり、実際に現地まで見学に来て、ご利用者をご紹介してくださった方たちがいてとても助かっています。

 みま~もの活動を見ていて感じるのは、専門職の立場で、一番身近な「地元地域の高齢者」を大事にしている、ということです。

 社会は「人」で成り立っており、「人」と「人」の関係の先には世界を見ることもできます。

 現在、環境や経済の問題が地球の裏側で起こった場合、なんらかの形で私たちの生活にも大きな影響が起こってきます。ですから、逆もまたあると思うんです。

 目の前の事ひとつひとつを大事にしていけば、それは何らかの形で世界中に発信することになるはずです。

 人と人との関係を大事にし、住みよい街をつくり、その先に平和な世界が広がっていくと思えたなら、地元地域の高齢者を大事にするみま~もの活動意義はけっこう大きなものかもしれません。

 結果、我々「専門職」個々の想いも大事にしているこの活動を、今後もできるだけ丁寧に関わっていきたいと思っています。 』



包括菜園のゴーヤが、順調に育っています!日々成長が見えるゴーヤ君が、もうかわいくてかわいくて・・・。
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ぐんぐん伸びるゴーヤくんのために、リハコックがネットを用意してくれました。これで、ゴーヤくんは、心おきなく、空に向かって伸びていけますね!!
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ゴーヤくんに刺激を受けて、ハイビスカスも負けずに咲いています。
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

ネットワークはだれのため?

 唐突ですが、地域のネットワーク構築は、だれのために行っていますか?

 地域住民のため?高齢者のため?あなたにとって、いったい誰のためのネットワーク構築なのでしょう?
 
 私は、ネットワークの構築は、単に地域のため、高齢者のためと、大上段に構える必要はないんじゃぁないかと思っています。

 「人のために・・・」、ただでさえ忙しい業務の中、やらなければならないという思いで行ってもいい結果など出ない。さらに、このような発想からはじめると、長続きはしない。

 ○○のため、というところから考えるから、「大変・・・・」となり、自己犠牲的な感覚になる。

 こんな思いでやっているから、柔軟な発想など出てこないばかりか、さまざまな人たちががんばっていることも、「当然」と見てしまったり、そのような自分に気がつかなかったり・・・。

 私は、声を大にしてはっきり言わせてもらいます。

「自分のためにやっているんです!!」

 さらに、つけくわえさせてもらうなら、

「自分のためにやりながら、地域に暮らす人たちの安心につながったり、

 地域で働く人たちの利益(金銭だけでなく)につながって、ついでに、

 楽しくって、おもしろければ、こりゃぁもう、言うことなし!!」



 そうでなきゃぁ、やっていられません! 

 おおた高齢者見守りネットワークの活動を通して、多くの専門で働く人たちと出会うことができた。自分が働く地域だけでなく、さまざまな場で働く多くの人たちと・・・。

 このつながりを通して、自分の視野だけで見ていた事象を、広く、大きな視野で捉えられるようになってきた気がします。

 かかわる人たちが、今、それぞれの専門の中での最新の情報や理論を、私に注ぎ込んでくれます。

 今日もメールをあけると、自分がほしかったさまざまなデーターが入っている。自分がここで働いているだけでは、決して出逢うことのなかった人から・・・。

 このつながる人たちから注入される知識により、今までの発想にとらわれない、自分自身でこの地域を見つめ、必要なネットワークを構築するという発想の転換をいただいたと思っています。

 あらゆる人たちと地域を考えるための、自分自身の羅針盤や、知識の引き出しを、ネットワーク構築の過程の中で身につけさせてもらっているんです。

 自分自身の成長を実感できる。人間として、この実感は何よりの宝!

 地域づくりをしながら、自分自身を成長させてもらっているんですから、地域貢献しないわけにはいかない。

 だ・か・ら、 忙しい業務の中、私はやっているんです。地域のためなんてこれっぽっちも思っていない。思わないようにしている。

 地域で働く、医療・介護の専門職たちが、ネットワーク構築の過程を通して、自分自身の成長を実感できる。自分たちの仕事が、地域の人たちから必要と思われている。そんな重要な仕事を自分が生き方として選んだことを誇りに思える。

 地域に暮らす人たちのためでもあり、地域で働く自分たちのためでもあるネットワークが、構築不可能なんて思わない。でも、そのためには、自分の心根を通った活動でなければこの実感を得ることは難しい。

 地域包括ケアのよく見る図のような『絵に描いた餅』は、いったん自分の発想の中から抜かしましょう。そして、まずは自分がネットワーク構築が必要だと思っているかどうか、胸に手を当ててよく考えてみてください。

 この段階で、「やらなければいけない・・・」という思いであるなら、中途半端にやってくたびれるより、やらないほうがいい。

 「やらなければ・・・」という発想で、背負う必要はないんです。自分たち地域包括支援センターが中核とならなくてはいけない。といったって、自分たちだけではできない・・・・。

 だから、ネットワークなんです!!
 


 玄関前の包括菜園に、ゴーヤの種を植えて、はや4ヶ月。見てください!まだまだミニですが、ゴーヤがなったんです!!
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実がなったと同時に、黄色い花もいくつか咲きました。
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 この日は、当院、訪問リハビリ理学療法士 Kくん(通称 リハコック)の誕生日!!訪問から帰ってきて、いつものようにみんなの昼食を作っていたリハコックにサプライズ!! 

 包括職員や、リハビリの仲間たちが誕生日ケーキを用意してくれました 
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みんな、なにぶん大人なので、恥ずかしがりながらも・・・・、「ハッピーバースデイ・・・・・ツーユー  」
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リハコック、いつも、みんなの昼食作ってくれてありがとう!これからもよろしくな!いつでも、いつまでも、お前のいい兄貴でいるように努力するからな!
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帰る場所・自分でいられる場

 この、大森地域で福祉の仕事をして13年が経つ。

 思えば、どれだけ多くの医療・介護専門職と、出逢ってきたことだろう・・・。

 そして、多くの専門職が、自分の前を通り過ぎていった・・・。

 一つの地域で、ずっとこの業界で働き続けている人は少ない。この業界で、同じ地域に根を張り13年・・・。これが果たして長いのか短いのか・・・?

 さまざまな理由でこの地域から離れた専門職たち。ほかの地でこの業界で働いている人もいれば、この業界自体から離れてしまった人もいる。

 理由は待遇面もあるが、決してそれだけではない。

 厳しい業務の中で、人数の少ない事業所内だけでは、事業所の職員同士で専門性を研鑽し、専門職としての誇りや自信を持つまでにいたらないということも大きな要因だと思っている。

 利用者・患者の人生に向き合う仕事。専門性だけで渡り合える仕事ではない。自分自身の人間的成長も求められる、崇高な業務に誇りを持ちたい反面、実際の日々のギャップに悩み、すり減り、離れていく多くの専門職。

 どの人たちも、この仕事に就いたばかりのときの目は輝いていた。

 最近、ふっと考える。

 一度離れてみてもいい。どんな遠くにいてもいい。でも、もし、また戻りたくなったら、またやりたくなったら・・・。

 または、この地から離れてしまったけど、この地域の専門職が懐かしくなったら、話したくなったら・・・。

 何も力になれないかもしれないけれど、いつでも変わらない、私たちの事務所の玄関を遠慮せず叩いてほしい・・・。

 いつでも、どんなときでも、そしてずっと先にも、玄関は気軽にあなたたちが入りやすいように、いつでも花や野菜を変わらずに植えておきましょう。

 いつ来てもいいように、お菓子やお茶は用意しておきましょう・・・。

 そして、いつも、どんなときも、これからも、変わらないこのままの私たちでいましょう。

 どんなに時代が変わろうとも、自分にとって、いつまでも変わらない場所がある。帰る場所がある。自分が自分でいられる場所があること。

 これがあるから、がんばれることだってある!

 そんなこの地域の場でありたいと思う。

 専門職がつながり合い、つながり合う中で自分自身の専門に誇りを持ち、経験を重ねていく専門職が増えない限り、この業界の未来はない。

 一人ひとりの経験が蓄積され、この蓄積した先輩を見ながら、次代の専門職が育ち、結果的に、この業界の専門職の層が厚くなっていくこと。

 これが言い換えれば、地域に暮らす人たちの安心に必ずつながるはずです。 



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東京社会福祉士会 地域支援領域研修

 大森地域の夏祭り翌日、8月7日も34度の猛暑日!「もう、いいかげんにせい!」ってな感じです 

 そんな中、東京都社会福祉士会の共通基盤研修(地域支援領域)の講義を行なうため、行って来ました早稲田まで 

 今回は、わが包括支援センター職員たち、見守りネットワークのメンバー、そして、なんと、前年度まで当包括支援センターにいた「絵描きナース!」も、はるばる仙台から駆けつけてきてくれました!!


絵描きナースってだれ???と思った方は、こちらをクリックして、ブログ記事「絵描きナースよ永久に!」をご覧になってみてください。 

 この日の地域支援研修、午前中は、
講師:朝倉美江氏(金城学院大学現代文化学部社会福祉学教授)による講義。
【プロフィール】
元神奈川県社会福祉協議会勤務、コミュニティーケアの実践研究、福祉 NPO 研究、外国人問題研究を行っている。主な著書に「生活福祉と生活協働組合福祉―福祉NPOの可能性」同時代社他多数

 午後は、私の方で、講義・演習を担当。参加されている皆さんは、1日たっぷりの学びの場となります。

 私自身も、母体資格であるみなさんとの交流で、改めて初心に帰り、元気をもらうことができました。猛暑の中、新宿に集まり、1日参加された皆さんお疲れ様でした!!


今回の、「地域支援」研修資料はこちらをクリックしてごらんになれます。


参加した多くの皆さんが、アンケートを記入してくれました。皆さんのご意見を、今後の会運営に役立たせていただきます。大きな力をいただき、ありがとうございます。みなさんのご意見・感想です。
 

地下鉄早稲田駅に降り立ち、階段を上って地上へ・・・。「あつっ!  」 会場へは、ココから歩いて20分かかりました。汗だくのヘトヘト 
 今日の講義時間は3時間・・・、体力持つかなぁ~。
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会場にやっと着きました。わが包括職員たちもぐったり。汗がひきません。
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絵描きナース、S栄養士、代表の中村さんと、講義前に「はい、ポーズ!」
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参加者のみなさんは、午前中の講義が終わり、休憩中。見守りネットワークのチラシやパンフレットを見ている方も多くいました。
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さぁ、午後の講義のスタート!「よろしくお願いします!」
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後半は、グループワークを行ないました。今日一緒に来た、わが包括支援センター職員たち。みま~もメンバーも各グループに入り、一緒に話し合います。
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今日、大森から一緒に来てくれたみま~もメンバー&包括職員たち!シャイな(?)澤を心配して、付き合ってくれてありがとう!!
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絵描きナース!お疲れ!!また、俺たちに会いたくなったらいつでも帰っておいで!いつ来ても変わらずに、逸れずに、あなたと一緒に築いてきたこの地域でがんばっているからな!!
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夏祭りの季節だぜぃ!!

 8月6日(金)、いよいよこの日から3日間にわたる夏祭りが口火を切ります!!

 毎年、初日のこの日は平日のため、みこしを担ぐ若衆が少ない。

 「ならば!」  

 と、地域密着病院である、当院の若人がみこしに参加するようになりました。

 毎年この日は、地域包括支援センターの事務所奥が、みこしメンバーの集い所に早変わり!若衆がみこしに行く前に、料理を振る舞い、お酒で気分を盛り上げ、祭りに送り出します 

 私も昨年までは、股ずり履いて、半纏着て  、威勢よくみこしを担いだものでしたが、今年は振る舞いに専念。若人を送り出しました。

 この地域の、夏のメイン行事「夏祭り」の日の、わが包括の一日を写真でつづっていきますね 


わが包括支援センターの玄関も、夏の陽射しをいっぱいに浴びています。
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台所では、訪問から帰ってくるたびに、訪問リハビリのKくん(通称 リハコック )が、前日にゆがいたモツ2kgと、野菜を切り、煮込み準備に入りました。
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午後には、モツ2kgが入った、鍋いっぱいの煮込みが完成!!ここから、仕事が終わり、みんなが腹をすかせて事務所にやってくるまで、じっくり煮込んでいきます・・・。
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私は、この日は遅番。仕事に来る前に「コストコ」に寄って、お寿司、鶏の丸焼き、その他、乾き物をゲット!!
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仕事が終わり、みんなが集まってきました!! 「さぁ、食え!さぁ、飲め!」
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さぁ、時間になりました!気分も最高潮、いよいよ出発です!「がんばってこいよ!!あとで応援に行くからな 
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さぁ、O神社を出発し、 I 神社に各町会のみこしが集まり御霊入れを行い、またO神社に戻る。約3時間半のコース、いざ出発!!
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商店街のさまざまなお店の前が休憩所。料理やお酒が振舞われます。
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当院の若衆たちも、みんな汗だくになりながら元気に休憩所に戻ってきました!いい顔してます 
モツの煮込みをがんばって作ったリハコックを中心に、「はい、ポーズ!」 
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わが町会のみこし、輝いています 
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いいもんですね。夏はやっぱり・・・・
「まつりっしょ!!   」

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座談会

 今日は、見守りネットワークまとめ集の目玉のコーナー、大田区高齢事業課の皆さんとの座談会に行ってきました!!

 座談会のテーマは、

 大田区で生まれた「おおた高齢者見守りネットワーク」について、行政職員が語る!!

 コーディネーターは、東京都長寿健康医療センター研究員 Nさんが協力してくれました。

 座談会に参加してくれたのは、大田区高齢事業課のそれぞれの担当係長5名。

 こうしてひとつのテーブルに座ってみると、一人ひとりの方と、初めて関わった時のことを思い出します・・・。

 会発足当時・・・、まだ自分の頭の中にあるイメージだけで、「このような取り組みを自分の担当地域で行っていきたい!」と、相談したS係長。

 「もしも、沢○さんのように、こんなことをしたい!と相談を持ちかけられたらどうですか?」というNさんの問いに、すかさずS係長は、

 「できれば相談してほしくない・・・  」と、開口一番、場を和ませてくれる。

 大田区としての見守りネットワーク構築を担当していたN係長。

 「おおた高齢者見守りネットワーク」を発足した20年4月に、高齢事業課に異動してきた・・・。

 当時、まだ区としての見守りネットワーク構築の方向性が決まっていなかった時で、いろいろと意見を交わし合ったことをふっと思い出す。

 「今日は、100歳以上高齢者の実態把握でバタバタしていて・・・。でも、澤さんの依頼だから、ここに参加しているんです!」
 「当時、ネットワーク構築を考えていくときに、澤さんとみま~もの情熱に惹かれて、セミナーに参加したり、相談したり・・・。やっぱり、人に可能性を感じて、ネットワークって広がっていくんですね!!  」
 

 熱い一言をいただいて、思わず赤面  

 U係長・・・。昨年度、高齢者がいつでも集うことのできる高齢者サロンについて、検討を重ねた。しかし、区の予算がつかず断念。

 でもあきらめず、今年度は、私たちの地域の商店街と協力して高齢者サロンの実現に向けて、検討・模索を一緒に重ねている。

 「澤さんは、昨年検討していたサロン計画がだめになって、今年も相談に行ったら嫌な顔ひとつしないで相談に乗ってくれた。
 不可能なようなことも、どうやったら実現できるかをいつも考えてくれる人。だから相談するんです。
 澤さんにとっては、行政も、ひとつのツールでしかないんじゃないかと思うぐらいです!」


 またまた赤面 

 介護予防担当のC係長。

 「セミナーや認知症サポーター養成講座に参加させてもらうと、私も役割がついていて、自然と中に入れるようにしてくれていたり、今日も来て頂いているN研究員はじめ、必要な人に必ず出逢わせてくれる。」

 行政の各担当係長たちが、「おおた高齢者見守りネットワーク」のことを、私のことを、こんな風に感じてくれていたことをはじめて知りました。

 行政機関で働いている人たちも、それぞれの部署の中で、できることとできないことを感じている。

 それは、私たちだって同じ!包括支援センター職員として、医療法人職員として、思いはあっても限界があるんです。

 でも・・・・、と思う。

 それぞれ、自分が属するところでの限界を感じて「無理だ!」と思えば、その時点でその先に進めることはできなくなる。

 自分が属する場の特性と、別の場にいる人と協力し合えば、限界と思えるようなことも、「何かができそうな気がする、生まれそうな気がする・・・」と、もうひとつ一歩先に進む可能性が出てくる。

 「何で、自分たちはこんなにがんばっているのにできないの!!協力してくれないの!」

 「自分たちはこんなに忙しい中、やっているのに・・・」

 他に属する人にこう感じてしまうことって、確かに自然なこと。でも、相手だって、やりたくてもできないことを感じているんです。「申し訳ない!」と思って接すれば、ぎこちなくもなる。

 どこに属する人とも、それぞれの属する場が協力し合ったら、何ができるかを考える。属する場がちがえど、地域という共通する場をどうするかで一緒に考えあう。

 属してる場が話し合うんではなくて、属している場にいる、人間同士が話し合う。それぞれが感じていることを出し合って、「自分」という人同士で話し合った方がいい考えが出るし、関係も深まる。

 こうやって、大変だったけどやり通してきたから、今、この場があるんだなぁ~。この人たちとの今があるんだなぁ~。と、しみじみと感じた座談会でした。

 

和やかな雰囲気で、座談会が進んでいきました。N研究員お疲れ様でした! 
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外は真夏の陽射しが容赦なく照りつけています。暑さに負けず、がんばりますか!
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歯車を回す。

 専門職としての知識は、自分の度量で獲得すればするほど、専門で仕事をしていく時に、必ず活かされていく。

 しかし、今、私たちに課せられている「地域づくり、地域ネットワーク構築」は、知識の獲得と実践が、必ずしも比例していくものではない。

 なぜなら、地域づくりは、何か行動を起こさなければ、何も動き出さないから・・・

 いくら、頭で地域ネットワークの図が理解できていたとしても、自分なりにまず何かを始めなければ、当然、何も生まれるはずがない。


 ネットワーク構築は、歯車を動かしていくようなものなのではないでしょうか?

 大きな歯車を、一人でいきなり動かすことなんてできるわけがない。

 でも、まずは小さな小さな歯車でもいい。この歯車を、まずは回転させ始める。そして、少しづつ少しづつ、自分が回転させている歯車と、しっかりかみ合わせることのできる歯車をみつけていく。

 自分の歯車よりどんなに大きな歯車でも、かみ合わせる歯車を多く、そして、徐々に大きくしていけば、必ず回すことはできるはずです!!

 たとえ、小さな歯車であったとしても、小さな力で、大きな歯車を回転させることは、物理的にも可能だと証明されていること。


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 医療・介護にかかわる専門職に、ネットワークのプロはいないんです。でも、まずは、自分が思い描いているネットワーク構築の思いを伝え、その人と何かをやってみる。

 何かをやり始めると、自分の心の中に、すぐに何かが起こります。当然です!動いていなかったものが動き出すんですら・・・。動かそうとしてるんですから・・・・。

 たとえば、地域住民とのズレを感じたり、いいことだと思ってやり始めたのに、住民からは何の反応もない。

 そればかりか、いきなり「専門職」というものが入ってきて、地域のことに口出すな!と言われてみたり、そう言われることを恐れて、本当の意味で、地域に暮らす人たちと向き合うことができなかったり・・・。

 それでいいんです!今までは、自分の専門を必要としている人(利用者・相談者)が、自分の相手だったんです。必要としている人だから、たとえ、多少の不満があっても、自分たちに言ってくることはなかった。

 しかし、自分が暮らしている地域を一緒に考え合う、何かを協力してやっていくということになれば、話しはちがう。まったくの対等となる。

 だから、難しい・・・・。

 でも、このような経験や過程を踏みながら、自分が働く地域の空気が感じられる専門職になっていくんですよね 

 大きな歯車を一人でいきなり回転させることなんてできない。

 でも、いろんな人が関わりつながり合うことで、小さな力でも大きな動力を回し続けることが可能になるんです!!一緒に協力・連携し合う相手と、何をやっていくか?まずは、歯車と歯車をしっかりかみ合わせる。

 それができていけば、かみ合わせて、また、かみ合わせて・・・。いつか、地域ぐるみの大きなネットワークという、大きな歯車を回転させ続けることが可能になる。

 ネットワークにマニュアルなんてない!それぞれに地域特性があり、その中で、働く、住まう人たちで築き上げていくもの。

 そうだけれども、あえて言わせてもらえば、

「歯車を回していこう!」

これですかね・・・・。



 「えっ! 0℃   」

 一昨日に撮影した写真です。この暑さで、気温を表示する機械も壊れてしまったんですかねぇ???」
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84歳一人暮らしSさんの、「大改造!劇的ビフォーアフター!」

 先週、金曜日。

 大森駅前のマンスリーマンションに訪問に行った。???「マンスリーマンション!!  」と、お思いの方も多いはず!

 この日は、私が介護予防で担当しているSさんの自宅のリフォームが終了し、約2ヶ月間借りしていたマンスリーマンションから、自宅へ戻る日だったんです!


Sさんの住宅改修について書いた記事。「築 昭和24年(?)リフォーム計画!」は、こちらを、クリックしてご覧ください。


 築61年!あらゆる所から入り込むすきま風・・・。

 浴室は、ユニットバスがむき出しで置いてあるだけ。座って洗体することができない洗い場。
深く、肩まで浸かったら、はまり込んで、抜け出せないような浴槽  
 出入り口の段差は、84歳のSさんをずっと困らせていました。
            
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 縦幅のない和式トイレには、洋式便座をかぶせているが、縦幅がないため、仕方なく横に向けて設置。
そのため、トイレの扉を閉めて用を足すことができなかった。
 友人の多いSさんが、自宅に友人を呼ぶことのできない理由がこれだったんです!
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そんなSさんからの希望もあり、いくつかの施設を一緒に見学に行った。そして、1年かけてSさんが出した答えは、「築61年!」の、住み慣れた自宅のリフォーム!

 「沢○さんにはご足労かけたけど、どうも『施設』ってもんは、あたしにはきゅうくつに感じてねぇ・・・、性に合わないわ。万が一、一人で何かあったとしても、沢○さん頼むから変わり果てないうちに見つけてよね。でも、それも本望。やっぱり、この家でやりたいことをして生きていきたい!」


 84歳一人暮らしSさんは、こうして、施設入所ではなく、住み慣れたこの地域でこれからも生活し続けていくことを選択した。

 さっそく改修業者との打ち合わせ。

 費用については、玄関の段差解消、必要な箇所の手すり設置は、介護保険の住宅改修費。浴槽の交換、それに付随する水回り工事については、区の住宅改修助成。さらに、築年数が61年ということもあり、耐震工事助成も使用できることになった。

 これにより、工事費のかなりの費用減が可能になりました。工事期間は2ヶ月。

 Sさんと話し合い、わが包括支援センター近くのマンスリーマンションに工事が終了するまで間借りすることになった。

 おかげで、この2ヶ月、Sさんはちょくちょく事務所に出かけてきてくれた。ちょっとしたご近所づきあいが、期間限定でしたがSさんと行うことができました。

 決意から4ヶ月。2ヶ月間借りして住んでいたマンスリーマンションに鍵をかけ、不動産屋に鍵を渡し、いざ、2ヶ月ぶりの自宅での生活へ戻るSさん!! 


 「さぁ、沢さん!遠慮しないで入って、入って!!」玄関に一歩入る。すると、

まぁ、なんということでしょう!!  (大改造!!劇的ビフォーアフター風に・・・)

 暗く、何となくじめじめしていた一階が、陽の光がさんさんと入り込み、まぶしくさえ見えるようです!そして、見てください!このSさんの後ろ姿・・・。20歳は若返ったようです!
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ここが、Sさんがもっともこだわったリビング。琉球畳を敷き詰めています。畳に腰を下ろして、扉の障子の下部分を上に押し上げると、玄関まで見渡せるんです!!
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 Sさんを困らせていた、むき出しのユニットバスは姿を消し、変わりにこのような浴室ができました。これからは、心疾患を抱えたSさんですが、心臓に負担をかけず、入浴ができます。
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 そして、浴室の隣りには、女性のSさん待望の洗面台が!浴室と洗面台の向かい側にベッドを設置する予定です。
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 今までは、斜度40度以上ある階段を昇り、2階に布団で寝ていました。2階にトイレはなく、夜中にこの階段を何度もトイレに行くために往復する。体調が悪いときには、下に降りることができず、2階にポータブルトイレを置いて使用していたそうです。
 これからは、生活全般を一階ですることになり、この階段を昇降する機会はほとんどなくなります。
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 玄関も、Sさんの希望で、横のスペースを広く取りました。配達や集金の人とも顔なじみのSさんは、物品やお金の手渡しだけでその人を返すことをしません。
 横にちょっとしたいすを置き、自分が腰掛け、窓の部分に取り付けた台で、印鑑を押したり、サインをしたりしている間に、四方山話をする予定なのだそうです 
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 トイレもこれからはドアを閉めてできますね 
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 以上、Sさん宅のビフォーアフターでしたが、ひとつだけ問題が起こりました!
 それは、あらゆるものが自動になったため、機械操作が必要になってしまったこと 
 まずは、ガス屋さんが来て給湯装置の説明。「ふんふん・・・・」と、うなづいているSさんを心配そうに見つめる、設計士Aさん。
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 次に浴室の給湯装置の説明。同じように「ふんふん・・・」とSさん。
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 最後に床暖房装置の説明・・・。「ふんふん・・・」、いつしかSさんの頭は飽和状態!

 頭から煙が出てこないか心配です・・・   大工の棟梁まで心配そう・・・・。

 しばらく、訪問に来るときには、説明講座が必要ですね 
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

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