プロフィール

さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

リンク
カテゴリー
ブログ翻訳
ブログランキング

FC2Blog Ranking

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

祈り

当院のケアマネージャーをやっていた頃だから、もう7年以上前のことになるのでしょう・・・。

この地域に暮らすHさん(要介護4)の担当ケアマネージャーとして関わっていた。

1ヶ月に1回の定期訪問では、ご本人とお嫁さんが、自分が行くのを楽しみにしてくれていたことを思い出します。

自宅に行き、Hさんの家を出るまで約1時間ほど・・・、笑いの途絶える暇がありませんでした。

きっとご本人とお嫁さんの人柄がそうさせていたのでしょう。

訪問した帰り際、Hさんと私が必ず交わすやり取りがありました。

私が帰る頃に訪問看護職員が入浴介助のためにやってくる。

入浴の準備ができると「Hさぁ~ん、準備ができましたぁ~!」と、看護職員からのお呼びがかかる。

この声が私の訪問終了の合図・・・・・、 なのですが!

ここからが、Hさんと私の月1回のお楽しみ タァ~イム! 

私 : 「Hさん!準備ができたみたいですよ!じゃぁ、着替えて風呂場に行きますかぁ!」 (と、腕まくりをしてみせる)

Hさん : (待ってました!とばかりに) 「ダ~メ!男性はは入れないの!」

私 : 「え~~~~~っ!今日こそはと準備してきたのにぃ~~!じゃぁ、来月ですよ!心の準備しておいてくださいね!」

Hさん : 「もう~~~~、懲りないねぇ~~~~」  

こんなせりふを言って、車椅子で浴室に向かっていく。

地域包括支援センターへの異動が決まり、最後の訪問のときに、私はHさんにあるものをプレゼントしました。

それは、私の田舎山梨勝沼の桃源郷を撮影した写真です。

どこまでも澄んだ青空・・・、桃の花と菜の花の黄色が1枚の写真の中にちりばめられた、私の自信作です。

Hさんとお嫁さんは、 「大事に飾っておくわね!新天地でも、あなたらしくがんばるのよ!」  と、私を送り出してくれました。


あれから7年あまりが過ぎました・・・。

数日前、Hさんの現ケアマネージャーが事務所に訪れ、奥にいる私を呼び出した。

「沢登さんにどうしても会わせたい人がいるんです!」

玄関に出てみると、そこには7年ぶりのHさんのお嫁さんでした。

お嫁さんは、 「まぁ、元気そう!活躍は〇〇ケアマネージャーから聞いているわよ!母も元気にやってるから!あなたからもらった桃の写真覚えてる?毎年この季節になると今でも飾っているのよ!」 と、再会を喜んでくれました。

私は、事務所にわざわざ来てくださったお嫁さんに、「みま~ものキセキ!」(書籍)をプレゼントしました。


そして今日・・・、再びお嫁さんが事務所にやってきた。

私を見るなり、私の両手をぎゅっと握り、

「読んだわよ!大事で、とても素敵なことをやっているのね。大変だろうけど、これからもがんばってね!」

開口一番そう伝えてくれた。

話しを聞くと、Hさんがショートステイ先で急変し、救急車で当院に今日運ばれたのだそうです。

「Hさんの様態は?」とたずねると、私を心配させないようにと思ったのか微笑を浮かべながら、

「わからない・・・。でもあのお母さんのことだから大丈夫!忙しいときにごめんなさいね!」 と、病院に向かっていった。

病棟に連絡すると、状態はおもわしくないらしい・・・。

空いた時間に、Hさんの病室に向かった。先ほど事務所に来てくれたお嫁さん、息子さんはじめ、ご家族がそろっていた。

そこには苦しそうに目を閉じているHさんがいました・・・。

ご家族は私をHさんの方へ招いてくださり、Hさんにこう話しかける。

「お母さん!わかる!沢登さんが来てくれてるのよ!こんなに近くにいるのよ!」

続けざまに、私もHさんにこう話しました。

「 Hさん!お久しぶり!ご無沙汰していました。わかる?早く元気になってご家族が待っている家に帰ろう!

そして帰ったら今度こそ一緒にお風呂に入って体を洗うからね!」


苦しそうな表情のHさんの目が急にパッと見開いた!そして、私の方を見て微笑んでくれたように感じました・・・・。


今もHさんは、一進一退の状況です。


Hさん、絶対に、大好きな家に帰ろうね。

病院じゃぁ、冗談を言い合って思いっきり笑えないもんね。

もう一度、ご家族とケアマネージャーや看護師さんたち、そして私と・・・、家で思いっきり笑おうよ!笑いすぎて、涙が出るぐらい!

そのときまでに、面白い話しをたくさん用意しておくよ!

みま~もの5年間の武勇伝もまだ話していないよ。俺がんばったんだよ!

Hさんにはお世辞でもいいからとことん誉めてほしいな!

「よくやった、よくやった!さすが、私のケアマネージャーだっただけある!」  ってね。

心から、Hさんの回復をお祈りします。



PDR_0264_convert_20080410231955.jpg
スポンサーサイト

テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

コメント

非公開コメント

FC2カウンター
夢を叶えるための名言集


presented by 地球の名言
最近のコメント
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。