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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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「極める」ことの先にあるもの・・・

児童演劇の仕事を始めたばかりの頃、世界的に有名な女性バイオリニストのソロコンサ-トの開催が実現した。市内20ステ-ジほどの公演だったと記憶している。その記念すべき初日が、自分の担当地域だった。

  「未来ある子どもたちにこそ、人類が手にした最高の舞台芸術を!」と、3歳から3年生の低学年を対象としたコンサートだったが、プログラム内容はアニメソングなど一切入れず、すべてクラシックの楽曲を揃えていただいた。

 親子で世界最高峰のバイオリンコンサートを鑑賞できるとあって、会場は超満員!

 初めて体験するバイオリンコンサートを何とか成功させたいと、その頃の私はピリピリモ-ド。開演前に座席で騒いでる子どもがいると片っ端から注意していった。

 幕が開き、コンサートが始まる、1曲めの演奏途中で「エ~~~~~ン」とホ-ル中にサイレンのように鳴り響く子どもの泣き声!

 その後、「バタバタッ」と泣いてるわが子を小脇に抱え、申し訳なさそうに一目散にロビーへ走り去る母親の足音!

 観客たちの視線は、舞台ではなく走り去る親子に釘付け えぇ

 その時である、バイオリンの音が「ピタッ」と止まり、何分か前に消えたばかりの照明が再び点いた。そして舞台下に隠されていたマイクスタンドがス-ッと上がり、バイオリニストのTさんがマイクを持ち話し出す。

打ち合わせとは明らかに違う眼の前の有様に、「くそガキ一人のせいで台無しだ!仕事辞めたって、責任とれないだろうなぁ・・・。」

 と、思っている中・・・。

 「あの子はあそこまでがんばったのだからいいんです。ただ、このことでお母さん方が気にしているようなので演奏を止めました。せっかくのコンサートです。ぜひ私の演奏を、隣りにいるお子さんと楽しんでいってください!」

 会場から割れんばかりの拍手が鳴り響く。そして新たに途中で止まってしまった曲が始まった。世界的名器「ストラティバリ」から何とも言えない奥深い音色が流れる、曲はドヴォルザ-ク作曲「ユ-モレスク」だった・・・・♪

 このバイオリニストのTさん、3歳からバイオリンを始め、小学校には行かず、自宅に専属の講師をよびバイオリンの英才教育を受けたそうである。

 この当時60歳を越えていたと思うが、それでも練習をしない日はないと言っていた。

 「バイオリンという一つのことをとことん極めた人」しかし、「バイオリンしかやれない人」では決してない。

 ひとつのことを極めるには、あらゆる分野の専門性が必要になってくる。

 この方の場合であれば、世界の言語を知らなければならない。世界の歴史も必要。バイオリンという楽器は繊細である、気候・湿度と楽器の関係も知らなければならない。

 そして何より、自分の演奏を聴きに来る観客(人間)を知らなければならない。「極める」ためには、その極めるところへ行くための枝葉が必要です。「必要があるから学ぶ」だからこの学びは強い。
 
 芸術を極めた方だからこそ、人に感動を与え、与えるだけでなく、そこに「共感」を創ることができたのでしょう。

 「極めたい!」とその専門の道を進む強さを!Tさんの生き方を!「今、自分に刻みたい」と願っている。明日は、休み。久しぶりにドヴォルザークの「ユーモレスク」「新世界」でも聴きながら、芸術の秋を満喫しよう!

 
 P.S.ちなみに、私が今いる医療法人に来たのは、同法人の理学療法士Yさんからの誘いだったが、この人も、リハビリという専門を極め、病院の中でもなくてはならない人。

 それでいて人間的な魅力にあふれている。一見ただの親父だが、この人がいたからこの職場を選び、自分が今ここでがんばれてるのでしょう。この人もやっぱり「極めた」人だとつくづく感じている。

 直には恥ずかしくて言えないので、こっそりここに書き留めておく。


陽の光と潮風を浴びて、ギュッとうまみの詰まった「イカの一夜干し」。この画像を肴に一杯どうですか?
         ↓
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

コメント

まさに「継続は力」ですね!このお話を拝見して、何かを極めた方は度量と強さを兼ね備えているのだな~と感じました。
私もこの職に就いてまだ3年。ひよっこですがたくさんの事を吸収しながら誰かの役に立つ人間になっていきたいと思います。

ひとつのことを極めるということは、実はあらゆる物事を吸収しなければ、極めることなんてできないんでしょうね。「視野を広げ、自分が歩もうとする道に確信を持つ」kaseiさんもこの職について3年なんですね。この仕事は素晴らしい職業です。それだけに自分の成長を求められる大変な職業ですが、ぜひ、一緒に歩んでいきましょう!!
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