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さわ

Author:さわ
平成25年1月末、
『 地域包括ケアに欠かせない多彩な資源が織りなす地域ネットワークづくり
~ 高齢者見守りネットワーク みま~ものキセキ! ~ 』出版決定! 

今から取り組めばまだまだ間に合う!
無縁社会、孤立死、地域崩壊・・・に立ち向かうための処方せん。
超高齢社会を乗り切るための「地域におけるネットワーク」づくりのヒントをすべて教えます!
みま~もの5年間の軌跡(奇跡)を余す所なく紹介しています!
地域包括支援センター職員はじめ、保健・医療・福祉関係者、地域づくりに関わるすべての方へ必携です!

こちらから申込書をダウンロードし、ライフ出版へFAXしてください。

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キーホルダーの行方

 いつもと変わりない、当包括支援センターの1日が幕を開けた。

 そこへ、地域住民がキーホルダーを持って入ってきた。

 話しを聞くと、すぐ近所で鍵のついたキーホルダーが落ちているのを発見。持って来てくれたのでした。

 キーホルダー番号をすぐに調べると、なんと、なんと、事務所のすぐそばに住んでいるSさんのものだった。

 このSさん、みまーもレストランや。地域づくりセミナーの常連さん!

 夕飯の冷やっこに「何かが足りない????」と思うと、包括菜園にやってきて、しその葉をちょいと一つまみ!

 「もらっていくわねぇー   」

 包括職員とのご近所づきあいも、このような具合に盛んな微笑ましいSさんです 

 「こりゃぁきっと、Sさん今頃大騒ぎだぞ!すぐに電話してあげな!」

 しかし、Sさん留守のようで、電話に出ない。「そういえば、この時間は整骨院に行ってる時間だぁ!」(なぜか、Sさんの日課を、全職員が把握している。)

 「鍵がなきゃぁ、家に入れないよねぇ・・・」職員のTさんが、整骨院に鍵を持って行ってくれた。

 数分後、Tさんが帰ってきた。「すれちがいで帰っちゃったみたい!」

 「まぁいいよ。10時には、ここに来る予定だし、そのとき渡そう!」

 そうなんです。実は、この日、Y新聞の記者が、SOSみまーもキーホルダー登録システムの取材に事務所に来ることになっていたんです。そして、キーホルダー登録をしている人に、このシステムについてインタビューをする。このインタビューをSさんに頼んでいたんです。

 それからまもなく、Sさんが、困った表情で登場!鍵のことを言う前にSさんが話し出す。

 「ごめん!トイレと口紅貸して・・・・!」

 職員一同・・・・・・

 Sさん、家を出てから整骨院に着いて、すぐに鍵がないことに気づいたらしい・・・。

 でも、「マッサージ受けてから考えよ  」と、持ち前の楽観的思考フル回転!!

 帰り道、鍵が落ちていないか確認しながら帰るが、鍵は落ちていない・・・。

 急いで鍵屋さんに行き、スペアキーを作ってもらうよう頼んでから事務所にやってきた。家の鍵がないので、インタビューのためのお化粧もできず、トイレにも行けず、事務所にやってきたというわけ・・・。

 職員が、鍵を渡すと、「よかったぁぁぁぁぁーーーー!急いで鍵屋さんに電話しなきゃ!1万5000円が浮いたわぁ!」だって 

 このあとの取材で、Sさんのテンションが全開だったのは、言うまでもない。

 「もう、このキーホルダーは さいっこう (最高!)  だってねぇ落し物にも有効なのよぉー!」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。   


 楽しいひと時でした。

 この日の夕方、またまた、Sさんがやってきた。「今日は申し訳なかったわねぇ~!これお礼に・・・」

 鍵を整骨院に持っていった職員Tさんに、みま~もレストランで習った絵手紙を描いてきてくれたのでした 

 この地域に暮らす人たちとの何気ないやりとりに、心和まされる沢でした・・・。

 
Sさんお手製の絵手紙です。
        ↓
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テーマ: 地域包括支援センターの話
ジャンル: 福祉・ボランティア

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